本土最南端は遠い、でも良い景色。大隅半島の先端「佐多岬」で風光明媚。

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日本国の本土の東西南北をご存じでしょうか?
今回紹介する佐多岬は、本土最南端の地となっております。

「本土」という言葉の定義が曖昧なのですが、よく言われているのは「沖縄県ほか離島を含まない地域」でございます。
このサイトでは未踏の地、本土最南端の「佐多岬」へアクセスした話題を紹介。

このページはこちらの記事の続きです。

神話やパワースポットで人気の高千穂峡(宮崎県)。この景色と滝が有名ですね。九州は広い。なので行ってみたい未踏の地はいくつかあり「いつか行ってみよう」とか考えていましたが、この3連休で全部まとめて行けば良いんじゃね?とか考えてなんか行く事になりました。殆どが移動ばかりですが、それなりに楽しめたのではな

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2022年7月17日()。おはようございます。
3連休の2日目。天候はなんか微妙なところです。

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鹿児島県の志布志の隣にある大崎町というところに宿を取りました。
今回向かうのは大隅半島の先端なので、大崎町からも車で2時間くらいは見ておく必要があります。

佐多岬、遠いです・・・。

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大隅半島といえば、かつて存在した国鉄大隅線が走っていた場所でもあります。
地図で検索してみると、大隅線の駅跡とかがちらほら遺構として残っている事を知る。

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それらに全部寄ってる時間的余裕はありませんので、いくつかピックアップして寄り道します。
こちらは旧国鉄大隅線、大隅高山駅の駅跡である高山鉄道記念公園です。

「高山」って岐阜の「たかやま」だと思ってたら「こうやま」と読むそうです。

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駅跡を公園として整備しているようで、駅だった時代の遺構が残されていた。

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駅舎から続く改札口と駅名標。

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駅舎は時間が時間だけに施錠されておりましたが、内部には当時の鉄道用品などがちらほら。
時間帯によっては誰かが開けてくれているのだろうか?

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列車交換が可能でかつ、側線を何本か有する駅だった事もあり、ホームと思われる空間は広めの公園になっていた。
腕木式信号機や一部にレールが埋まっていたりと、僅かながらここが駅であった雰囲気が残っている。

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さて、手短にウォッチしたら次へ行きましょう。

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こちらは旧国鉄大隅線吾平駅跡となります。プラットホームには車両が居ますね
さっきの大隅高山駅と同様、1987年に廃駅となりました。

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ホームにはキハ20形気動車が置いてありますが・・・

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窓から見えた車内の模様はボロボロ。

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車体も窓が割れていたり錆びていたりで、あまり状態が良いものとは言えない。

車両の保存は「置いたら終わり」ではなく、それから定期的に保全活動をしなければなりません。
特に地方ともなると、行政ではなかなかその費用を捻出出来ないものまた問題。

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鉄道ファンとしては何らかの形で残っているのは嬉しいですが、
この先何年もこのままというのも現実的に難しいのかなと思ったり。

なので「行けるうちに行っとけ」と「地方にお金を落とせ」ですね。

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さて、廃線ウォッチングも終わった所で佐多岬へ向かいますよ。
このエリアの一大観光スポットでもあうので、割と案内看板はよく見かけます。

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大隅半島、地形の成り立ちもあって起伏は激しめ。
特に先端のほうは高規格な道路も無いので、特に代わり映えのない景色を延々と移動する事になります。(割と退屈)

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そんな訳で、佐多岬の観光駐車場までやって来ました。

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ついにやって来たぞー!!

本土最南端、佐多岬だよ。観光スポットだけあって、写真用の文字やパネルが多め。

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ワオ、風光明媚!!

まぁ、佐多岬という観光エリアはここですが、実際に行ける最南端はもうちょっと先
ここから見える灯台とか展望台とかの方まで歩いて行くのが、佐多岬での楽しみ方。

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大人が展望台まで行って帰ってくるだけなら、景色を見る時間も合わせて往復1時間くらい。
他の海岸とか灯台守広場とかも見て回ると、もうちょっと時間がかかりそう。

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駐車場から先は徒歩。このトンネルを通って展望台まで行きましょう。

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うーん、遊歩道すら起伏が激しいのですが。

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佐多岬展望台に到着。
休憩所は涼しそうに見えたのですが9時オープンらしく涼んで行けず。(現在午前8時半)

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展望台の屋上からは、佐多岬の大パノラマ。
この3連休は絶望的な天気予報だったのですが、何とか晴れ間が見えて良かった。やはり観光地は晴れてないとね!

早い時間帯に来たので、他の観光客の姿もなくこの景色を独り占めだ!!

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通ってきた道や駐車場の方を見返す。
殆どがスロープになってて歩きやすいが、高低差はそこそこあるので覚悟しといた方が良い。

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最南端。道路状況もさることながら、最果てに来た感がありますな。

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撮影スポットもあるよ。

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別のタイプもあるよ。記念撮影にどうぞ。

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さて、歩いて駐車場の所に戻ってきました。ここに本土四極の案内が書いてあるし。
北は宗谷岬、東は納沙布岬、西は神崎鼻。そして最南端の佐多岬だ。

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その日本本土4極の自治体が協定を組み、共通フォーマットの証明書を発行しています。
証明書は駐車場の横にある売店でセルフサービスにて発行されています。(朝9時開店)

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自分で日付の押印をして、発行完了。

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これで日本本土四極制覇だー!!

って、最東端の納沙布岬は行ったことあるけど、この用紙を持ってないのよね。
くそ・・・。きっといつか・・・。

<日本本土四極記事リンク>

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という訳で大隅半島の観光地、佐多岬でした。

昔はここ有料道路で最南端の公園もいわさきグループの有料施設だったそうな。
それが無料で気軽に行けるようになったのは良い時代の流れですね。

<次回に続きます>

それほど大きくないフェリーですが、車両甲板は乗用車で満車となっております。 さて、クソでっかい鹿児島県ですが、大隅・薩摩の両半島を巡ろうとすると、その移動に難儀しますよね。そのふたつの半島を結ぶ「フェリーなんきゅう」に乗って移動しました。
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