大隅半島から薩摩半島へのフェリー航路。「フェリーなんきゅう」に乗船したドライブツアー2日目。
それほど大きくないフェリーですが、車両甲板は乗用車で満車となっております。
さて、クソでっかい鹿児島県ですが、大隅・薩摩の両半島を巡ろうとすると、その移動に難儀しますよね。
そのふたつの半島を結ぶ「フェリーなんきゅう」に乗って移動しました。
このページはこちらの記事の続きです。
はい、という訳で本土最南端の佐多岬から根占のあたりまで戻ってきました。
ここから11時根占港発のフェリーに乗って、対岸となる薩摩半島の山川港へと向かおうと思います。
「フェリーなんきゅう」は153トンとあまり大きくありません。
公式サイトでの紹介では「普通乗用車なら18台程度が積載可能」と案内がありましたが、今日の需要が全然読めない!
事前予約をしておきましたが、結果としては出航40分前到着では余裕で乗船可能な位置でした。
誘導された乗船位置に車を置いて、ターミナル内で手続きです。
コロナ禍ではありますが、やはり3連休という事もありレンタカーが目立ちました。
根占港と山川港の位置関係はこんな感じ。両方の半島の南部同士を結びます。
フェリーを利用しないと鹿児島湾(錦江湾)をぐるっと迂回しないといけなくなるので、南部の観光には必須ルートです。
アクアは4mを超えるので5m未満の車両航送運賃が適用されます。この運賃表だと3,400円
それと旅客がひとり追加なので、2名で乗船すると合計4,200円。1人あたり2,100円となりますね。
車を運ぶので割高感は否めませんが、アトラクション的な要素もあるので問題ナシ!
出航時間が近づくにつれ、続々とターミナルへ集まる乗用車。
やっぱり予約しといて良かった。これ、全車積載出来るのか・・・?
出港10分前くらいに山川港からやって来たフェリーが到着。
根占港で方向転換をして、船尾を桟橋へと接岸。そこから乗用車がぞろぞろ出てきます。
続いて我々も乗船・・・。というか、実際見ると確かに小さいフェリーだな。
今日は多くの乗用車を積載するため、キリキリまで車を詰めるようだ。
船員さんの誘導に従い車を進めます。
後から続々とやって来る乗用車。
あっという間に車両甲板が埋まってゆく。
最後にターミナルへ到着したミニバンを積載して、11時の便へ希望者は全員乗れたようだ。
これあと1台多かったらもう乗れなかったのでは??まさにギリギリである。
50分の航路を1隻のフェリーで2時間おきに運航しているため、折り返しは10分しかありません。
乗船したら、あっという間に出発したという印象だな。
薩摩半島は目視できる距離。左奥に見えるのが開聞岳ですね。
あっちまで50分の船旅だ。
フェリーなんきゅう、船内は座席はボックス席と普通のシートがいくつか並んでいました。
地元民は車内から降りずに待機していて、観光客は外のデッキに立ってたりしたので乗客の割に客室は空いてた印象。
船が大きくないので、屋外デッキもそう広くはない。
ちょっと天気が悪いのが残念かな?
屋外デッキに灰皿があるので、フェリーなんきゅうは喫煙者にやさしい
外洋に近いとはいえ一応は鹿児島湾の内部。
そんなに揺れることもなく、特に面白いイベントも発生する事なく入港となったので車両へ戻る。
はい、という感じで「フェリーなんきゅう」でした。
観光で乗船するなら、予約は入れておいた方が良いですね。予約ナシなら30分より前には到着したいところ。
(予約は30分を切ると自動キャンセルだそうです)
山川港に到着して目と鼻の先にある道の駅「山川港活お海道」へ。
時刻もちょうど12時だし、ここで昼食にしときましょう。
道の駅の食堂で注文したのは、山川刺身定食。
地産の魚を中心としたお刺身はもちろん、美味かった(雑な感想)
南薩摩といえば開聞岳。薩摩富士とも呼ばれ、フェリーからでも見えましたね。
そんな開聞岳が奥に見える、番所鼻自然公園というビュースポットへ寄ったり。
こっちは「釜蓋神社」とも呼ばれる射楯兵主神社にも立ち寄り。
この神社の特徴は、拝殿の前に並んだこの「釜の蓋」
釜の蓋を頭にのせ、鳥居から拝殿まで落とさずに行くことができれば願いが叶うとも言われています。
多くの人が挑戦する有名パワースポット。
私も上手くいったので、願いが叶って欲しいな・・・。
移動の途中に寄ったのが、指宿枕崎線の終点「枕崎駅」
本土最南端の始発・終着駅という事で、稚内から当駅まで(または逆)の日本縦断旅行をするマニアも多い。
今回は車での訪問となりましたが、自分もいつか鉄路で訪れたい枕崎駅。
<2日目は日程に余裕があったので、南薩摩の観光はもうちょっと続きます。>