特急宗谷で行っとけ!稚内。札幌から最北端「宗谷岬」まで日帰り出来ちゃうぞ

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日本最北端の地をご存じだろうか?
「北方領土を除く」という条件付きにはなるが、その条件下での最北端「宗谷岬」は有名かと。

「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」と特急宗谷を使って、札幌から宗谷岬まで日帰りをしました。

このページはこちらの記事の続きです。

はい、タイトルのままです。特に行きたい場所が無かったのだけど、スカイマークが安かったので「とりあえず予約しとこう」という流れでした。 予約だけしといて訪問するまでに何するか決めれば良かったのですが、割と予定が定まらず訪問になった話。

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2022年1月9日()。おはようございます。
朝支度をしながらテレビのニュースを見ていると、いよいよ第6波が来たか、という社会情勢。

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ホテルを出てザクザクに凍り付いた歩道を転ばないように札幌駅へ向かう。

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今日乗るのは特急宗谷ですね。札幌から稚内までを5時間10分かけて走破する宗谷本線の列車
夜行列車を除いて5時間を超える特急なんてなかなか無いですからねぇ、やはり北海道はスケールがデカい!

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で、なんか横に車両変更のお知らせとか書いてあるし・・・
これが北海道によくある車両故障ですか?もしかしてボロい特急車両とか出てくるとか??

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ボロかと思ったら最新の車両だった!
2021年にデビューしたばかりの261系ラベンダー編成やんけ!

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グリーン車は無いですが、代わりにフリースペース(自由席扱い)が付いている観光向けの編成。

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こっちは普通車。特にハイグレードって訳ではありませんが・・・

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最新の車両なので、全席にコンセントが付いてるのが有り難い。
現代の退屈しのぎにスマートフォンは必須。これなら移動中にひたすら充電出来るぞ。

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そんなこんなで列車は出発。
昨日空席照会した際にはガラガラでしたが、出発時には半分くらい埋まってました。

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札幌都市部を抜けるとあっという間に「ザ・北海道」みたいな景色が広がる。
天気はあんま良くないですが、宗谷地方は晴れ予報のはず・・・?

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しかし5時間とか長いよね。鉄道オタクならまだしも一般の観光客が乗るべき列車ではない

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列車は旭川を抜けていよいよ宗谷本線へ。
この辺りまで来ると積雪量が増えてくる。しかし駅のホームはしっかり除雪がなされている

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予報どおり晴れてきたー

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車窓から見えた天塩中川駅。立派な駅舎がありますが無人駅。
特急停車駅が無人駅とか、これがローカル線の現実か・・・。

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名寄までは過去の高速化工事のおかげで割と早く行けますが、その先が長い。
そもそも、これまで直線ばっかだった線路がくねくねし始めるので仕方の無い話ですが。

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抜海あたりで利尻富士がワンチャン見てるかと思ったら一切見えなかった。デスヨネー

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さて、列車は南稚内を過ぎていよいよ終点の稚内駅へ。

意外にも座席には何割か乗客の姿が見える。しかし皆手に持っているのは「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」
やはりフリーきっぷを持ったならば、考える事は一緒か・・・。

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稚内についたー!

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車両後方を見るなど。
ここまで北海道の過酷な大地を走ってき顔つきはたくましい。

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来たぞ来たよ稚内。

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日本最北端の駅だ!!

過去には車で訪れた事のある稚内ですが、冬に、しかも列車で来る事になるとは。

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外にあった温度計を見る。気温はマイナス1.7℃と、冬の北海道にしては寒くない。
つか朝の7時半に出発したのに、移動しただけで5時間半だよ!!

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で、冬の稚内で特に何かするアテがある訳でもないので、宗谷岬へ向かいます。
事前にバスの窓口で往復割引乗車券を購入出来ます。バスは本数が少なく片方向1日4本のみ

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バス停留所へ行くと「さっき特急宗谷乗ってたろ」というメンツが並んでいる
皆考える事は一緒か・・・。

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バスに乗って宗谷岬へ向かいます。路線バスで50分となかなか遠い

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車内は宗谷で輸送されてきたメンツで満席となる。

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バスに揺られて移動。あれが宗谷岬か??

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宗谷岬のバス停に到着。

このバスは観光客向けのバスではなく、中頓別へ行く路線バスが途中宗谷岬に寄るだけなので、
うっかり車内で眠りこけると悲惨な事になるので注意。

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バスから降りたメンツが向かうのは、宗谷岬のモニュメント。

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私はここに来るのが3回目なので「また来てしまった」という感覚なのですが、
人によっては「ついに宗谷岬へ来た・・・」なんて思う人も多いでしょう。

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いやー、また来てしまったよ宗谷岬。
しかも冬!!天気良くて良かったよ。

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水平線の向こうに見えるのは、隣国ロシアの樺太。肉眼で見えるもんなんですね・・・

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夏場は観光客のレンタカーで混雑する駐車場ですが、さすがに1台しか居なかった。
なかなかこのシーズンでレンタカー走らせようって猛者は少ないよね。

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このシーズンですが、最北端のみやげ屋も営業中。

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高台から宗谷岬を望む。

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そんなこんなで滞在50分くらいの宗谷岬でした。
さっさと切り上げてバスに乗らないと札幌まで帰れないからな!!

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バスに乗ってたメンツが再びバス停に並ぶ。
本数が少ないので必然的に皆同じバスになるのだ。

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滞在時間は45分で稚内を去る。時間はそんな長くないので手短に記念撮影等を済ませましょう。
バスは再び満席状態で稚内駅を目指す・・・。

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しばらくして、私は稚内の手前で下車して「稚内市樺太記念館」に寄り道。
このまま稚内駅へ移動しても時間が微妙に余るので、寄れるところは寄っておきましょう。

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この博物館のある建物、コロナの影響なのか博物館以外の施設が全て撤退してガランとしてる。
こういう光景を近年よく見かけるので、何だかもどかしいですよね・・。

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稚内市の「旅って、こういう場所に行くことだと思う。」というポスター
うん、こういう極限なの好きよ。

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で、施設にあった稚内市樺太記念館。入館無料

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その名の通り、樺太(サハリン)に関する紹介が行われている場所。
南樺太はかつて日本の領土だった事もあり、今でも残る日本領時代の施設などが紹介されてました。(雑な説明

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帰りはバスが無いので稚内駅まで徒歩。

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途中の地元スーパーで半額セールの惣菜をゲット!
これを晩ごはんにしよう。

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稚内駅まで帰ってきました。日が落ちて暗くなっちゃった。

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稚内駅から徒歩で行ける観光スポットという事で、稚内港北防波堤ドームまで足を運ぶ。

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かつてここに「稚内桟橋駅」が存在し、そのホームや乗客を守る為に防波堤を兼用したドーム。
経緯を知っていれば「なるほど」と思う北海道の遺産ですが、理由を知らないとなんか不気味なんですよね。

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そういえば稚内駅にある観光案内所で日本本土四極到達証明書を貰った。
こういうの様々な観光地でやってますが、フォーマットが揃ってるとなると集めたくなりますよね。

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帰りの特急宗谷となる、特急サロベツが数分遅れて到着。
車内清掃を経て稚内出発は定時になると案内。北の列車は大変だなぁ・・・。

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大半が宗谷岬で見かけたメンツが特急宗谷へと乗り込む。
皆考える事は(略

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ほいじゃ、札幌まで帰りますよー!

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晩ごはんはスーパーで購入した半額寿司。列車で食うメシが美味いのは何でだろう?

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朝は割と混雑してた特急宗谷ですが、復路はそれほど混んでませんでした。
他の人たちは宿泊だったのかしら?

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稚内から再び5時間かけて札幌に帰ってきたー!

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・・・という訳で、札幌から稚内まで日帰り往復でした。
北の大地はとてもデカい。そして鉄道ファンなら一度は行きたい稚内へ行けたのも良い機会だったなと。

滞在時間こそ短いですが、列車遅延も無く天候にも恵まれた冬の稚内でした。

札幌のド定番観光スポット、さっぽろ羊ヶ丘展望台とクラーク博士像「Boys,Be Ambitious」(少年よ、大志を抱け)の言葉で有名ですね。 タイトルのとおり、午前の天気が良かったので冬でも行ける札幌の観光スポットを訪れました。
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