進んでるリニア。さわやかウォーキングで公開された長野県飯田市の松川工区を見学しました。
注目度の高い次世代の高速鉄道ことリニア中央新幹線。
ニュースでは開業に関してアレやコレやと話題が飛び交う同路線ですが、工事の方は各地で着々と進んでいます。
2023年9月に開催されたJR東海「さわやかウォーキング」にて、松川工区の一部が公開されるとの事だったので
こんな機会はなかなか無いよね、という事で飯田まで足を運びました。
行くぜ恵那山トンネル!!(定番)
2023年9月24日(日)。おはようございます。
飯田線じゃないのか、というツッコミがあるかもしれまでんが、場所的に飯田線で行くのは大変だったので。
さわやかウォーキング向けに臨時列車も出たらしいですが、現実的な利便性として中央道を選択。
飯田ICで降りて飯田駅へと向かいます。中央道と恵那山トンネルのおかげで両者は結構近い。
2023年の夏は暑い日が続きましたが、飯田はすっかり秋模様かな?
とか言いつつ、日中はそこそこの暑さになりましたが・・・
近くの有料駐車場に車を置いて、飯田駅に到着。飯田駅に来るのは今回が初めてだ
駅舎内にさわやかウォーキングの案内がありました。今日は松川工区を含むエリアを歩くプランです。
さわやかウォーキングのスタート地点は隣の切石という無人駅。
乗車券を購入して予定していた列車に乗り込むぞ
同じ事を考える人は多数あるのか、飯田線の駅とは思えないくらいの乗車待ち人数
だいたいトレッキングスタイルなので、きっとさわやかウォーキング参加者なんだなと察する。
2両編成の列車に乗っていざ切石駅へ。
数分で到着。さすがにこの日ばかりは利用者が多い
さわやかウォーキング参加者を下ろした列車は普段の姿に戻り次の駅へ
普段は無人駅の切石駅ですが、案内のため常駐する駅員が何名かいました
それでもローカル線、1時間に1本程度なので次の列車はかなり先だ
松川工区に入るためにはこの案内チラシが必要なので、忘れずに貰いましょう
今日のさわやかウォーキング、切石駅から山の方へ向かい、松川工区を見学して飯田駅へ帰るルートとなっています。
もちろん、目玉は松川工区の見学でしょうか。
さわやかウォーキングお馴染みの行き先案内に従い進む
名古屋とか静岡でやってるさわやかウォーキングとは違って、さすがに人が少ないのが印象的でした。
まだ朝の9時になったばかりなのもあるかも。
もう稲刈りの季節かー、など地方ならではの景色を見たり
飯田は名古屋より標高も高く、日差しこそ強かったけど歩くには気持ちよい程度の気温でした。
天気も良いし、なかなかのリフレッシュになりましたね。
妙琴公園キャンプ場まで歩いてきたら、公園には似つかわしくないゲートが現われた!
こちらが中央新幹線松川工区のゲートのようだ。
普段は土砂運搬用のトラックが入る所ですが、今日は休工のうえイベントのため開放中。
工事の案内板も立ってますね。リニア中央新幹線の中央アルプストンネル新設工事って書いてある
この松川から県境を越えて岐阜県まで長大トンネルが繋がると思うと、次世代の到来を感じるね。
ゲートに入ると、しばらく防音壁に囲まれた通路を進みます
すると松川の上空に張り出した工事用桟橋区間に入ります。
ここ内部からは全然分からないけど、工事用桟橋なんだぜ?
もう少し先まで進むと、いかにも工事現場という感じの空間に出てきました。
そこではJRTT(鉄道・運輸機構)のスタッフの方が、パネル展示とともに松川工区について説明をしていました。
写真を引用するとこんな感じ。リニアの工事は本線の坑口からではなく
工事用トンネルを掘削し、本線位置に到達した後に両方向に向けて掘削する方式が取られているそうだ。
この松川工区は山の谷間を一瞬だけ陸上に露出する区間でもあるため、ここがひとつの工事拠点となっている。
こちらが工事用トンネルと土砂運搬用のベルトコンベア
ワンチャン、トンネルのひとつくらい見られるかな?と思ったけど
今回のイベントでは残念ながらトンネルの姿を見ることが出来ず。(ゲートは閉まってました)
コンベアから搬出された土砂は、ここの施設で適切に処理された後にダンプに積載するという。
そのダンプの通行路となるのが、今回さわやかウォーキングで歩く工事用桟橋となる。
なおダンプは一方通行で土砂を運び出すらしい。
「坑口」と書いてあるここが、中央アルプストンネルの坑口となる場所。リニアの本線となる現場ですね
見てのとおり、まだトンネルの姿はありません。
さっきの地図を引用すると、この場所です。
山の谷間(松川)を越えて、反対側は風越山トンネル。リニア長野県駅(仮称)に向かう方向となります。
こちらは近付く事が出来なかったですが、坑口と書いてあります。
桟橋の合間から見えた工事用桟橋の橋脚部分。
工事期間だけ使う仮設のものとはいえ、工事用車両が多数往来するため頑丈そうな構造になっている
さて、松川工区の見所はこんな所でしょうか。
トンネルとか「いかにも」な工事現場は見られなかったですが、
将来的に本線になる場所だったり、この工事用桟橋を歩けただけでも貴重な経験だろう。来て良かった!
工事用桟橋から見た下の松川。対岸まで結構な高さに橋が架けられているのが分かる
天候にも恵まれて良い気分。
はい、出口となる左岸側のゲートに到着しました。
さわやかウォーキングとしてはまだまだ続きますが、自分が見たかったポイントはこれで終わり
上から見た松川工区。何だかんだで坂を登ってきたんだな。良い運動になりました。
歩いていた道路上にあった案内。何の工事のどの業者か分かる仕組みになっているのか。
そんな感じで長野県飯田市のリニア中央新幹線松川工区の話題でした。
<長野県駅を見に行った話題に続きます>