トヨタレンタカー「片道GO!」名古屋→京都案件。県境を愛でる片道ドライブをしてきた。
コロナの影響が始まってから、都道府県境を意識する機会が増えましたよね。
トヨタレンタカー「片道GO!」の一覧を見ていたら、名古屋から京都への案件があったので、
県境を意識しながら京都まで一般道を利用してドライブをしてみました。
2022年4月23日(土)。おはようございます。
名古屋駅からほど近い、トヨタレンタカー柳橋店へとやって来ました。
予約出来たのは名古屋から京都までの片道プラン。片道GO!特別料金で2,200円
前回は名古屋-東京で利用したため時間も燃料代も高速料金もそこそこ必要でしたが、
今回は京都までなので、一般道をずっと利用しても距離が近いので色々余裕がありますね。
車種は京都ナンバーのヤリスHV。燃費的にも有り難いやつですね。
しかし、レンタカーといえば白か銀が定番かと思ってたけど黒ですか。京都という土地柄も関係するのかな?
最近のナビはCarPlayに対応してるので便利ですわー。
それでは国道1号線をひたすら西へ。京都を目指しましょう。
で、早速到着したのは愛知県弥富市にある「水郷の塔」
木曽川の堤防道路脇にある展望タワーなのですが、伊勢湾台風の記録施設の一部分となっています。
そこから見えるのが国道1号線の尾張大橋(手前)
愛知県と三重県は基本的に木曽川を隔てて県境があるように思われがちですが・・・
県境はこの鍋田上水門および鍋田川を境に愛知県弥富市と三重県木曽岬町が存在します。
調べてみたらこの鍋田上水門、令和3年(2021年)に完成したばかりだったのね。
近くにあった三重県木曽岬町の案内図を引用するとこんな感じ。
木曽岬町は三重県ですが、木曽川の東側にあり愛知県弥富市と隣接する自治体です。
そのため市外局番も弥富市と同じ「0567」が割り振られている、愛知と関係の強い三重県なのです。
県境に沿って歩いてみましたが、ザ・県境という県境は見当たりませんが
所々に「三重県」と書かれた境界石が置いてありました。(愛知県は無いのね)
鍋田川沿いにも「三重県」と書かれた境界石。
愛知県と思われている場所に三重県が存在するので、三重県側だけが主張をしているのかな?
弥富市と木曽岬町は鍋田川が主な市境(県境)となっていますが、一部は例外あり。
ここの道路は中央分離帯のあたりが県境となっている場所ですが、特に境界を示すものは見当たらず。
あ、木曽岬町のコミュニティバスだ。
木曽岬町の各所から弥富駅へと連絡しています。
県境付近を見てまわりましたが、ここは三重県の主張のみ、って感じでしたね。
もちろん、全ての県境においてこのような境界石などが設置されている訳ではありませんが色々あるんだなと。
広めの道路にはカントリーサインなんか置いてあります。
でもこれ、実際の県境とは異なる場所にある事が多いので今回のような探訪ではアテになりません。
最初の県境、愛知県と三重県の県境を堪能したところで次へ向かう・・・前に寄り道。
弥富市歴史民俗資料館が近くにあったので行ってみました。(無料)
よくある「町の歴史資料館」という感じでしたが・・・。
金魚?
そう、歴史民俗資料館なのに金魚が居ます。
弥富市は「日本一の金魚の産地」を名乗るがゆえの展示内容なのでしょう。様々な品種が飼育・展示されています。
そして歴史民俗資料館なのに「手乗りの白文鳥のぶんちゃん」も飼育されている。
今は衰退してしまいましたが、弥富市は農家の副業として文鳥飼育が盛んであった土地でもあります。
この白文鳥のぶんちゃん、スタッフに頼むと「ふれ合い」させてくれるらしい。
全然知らなかったよ愛知県弥富市。歴史民俗資料館へ行ってみるもんだなぁ。
さて、いきなり初っ端から時間を食ってしまいましたが次へ行きましょう。
尾張大橋を渡って三重県桑名市へと入ります。(あれだけ木曽岬町を紹介しておいて桑名市かい)
「その手は桑名の焼き蛤」ということで桑名駅へ寄り道。
駅の東西自由通路の完成と、JRと近鉄の改札分離が完了したのをまだ見てなかったので。
駅舎の紹介はまぁ省略するとして、
桑名駅員によるJR桑名駅紹介1ページ漫画が印象的だったw
さて、再び国道1号線を走りましょう。
四日市のあたりは中心街を走る1号線より郊外の23号線の方が空いているのですが、まぁ仕方ない。
国道25号線との重複区間へ入り、鈴鹿峠方面を目指します。
鈴鹿峠へ行く前に亀山の商店街に寄り道。遅くなりましたが昼食にしましょう。
事前に調べてあった「むかい」にて昼食。精肉店を営む旁ら、飲食店の営業も行っています。
注文したのは松阪牛のハンバーグ(1,650円)
精肉店のハンバーグなんて美味しいに決まってるやろが!
昭和レトロな店内でいただく、オーソドックスなハンバーグ。美味でした。
店内に貼ってあったポスター。
そもそも開通自体がいつになるか不明になってしまったリニアですが、次期開通は亀山が有力候補でしたね。
さて、亀山で腹もいっぱいになったので次へ向かいましょう。
再び国道1号線を通って、目の前にある鈴鹿山脈および鈴鹿峠を越えましょう。
鈴鹿峠は三重県と滋賀県の県境に位置します。
現代では国道1号のトンネルでサクっと峠をバイパス出来ますが、旧東海道では峠越えの難所でもありました。
トンネルを超えて滋賀県に入りました。
国道1号から脇道に入り、旧東海道上にある県境へ向かいます。
ここら辺は登山口となっているためか、有り難い事に駐車場も用意されていました。
ここが旧東海道。舗装されていないので、当時の面影を感じられなくも無い?
東海道と書かれた石碑がありました。
江戸時代に本格的に整備されたと言われている東海道。古くから多くの人々がここを往来したのだなと。
県境の所にありました。三重県と滋賀県の両県が記されており「ザ・県境」って感じですね。
東海道上という事もあり、伊勢国・近江国とも書かれているのも味わい深い。
ここは鈴鹿山脈の稜線沿いに県境があるので、わざわざ線が引いてあるとかはありませんが、
県境と旧東海道というふたつの要素が楽しめる場所として、寄り道の甲斐がありますよ。
ちなみに鈴鹿峠の三重県側はこんな感じ。
当時のままの東海道という感じが無くもないが、単なる登山道にしか見えないな。
今度は滋賀県内を大津方面へ向けて国道1号線を進む。
大津といえばここ、国道1号線からそんなにも離れていないので
京阪京津線の「びわ湖浜大津駅」を見に行きました。
京都市内の地下鉄からやって来た4両編成の電車が路面電車として現われる、頭のおかしい区間。
たのしい!!
はい、国道1号線へ戻って本日最後の府県境を見に行きましょう。
国道1号線の峠を抜けた先で側道(旧東海道)へ。
東海道から奈良街道(伏見街道)が分岐する髭茶屋追分に府県境の標識が立っています。
旧東海道なので交通量も少ない・・・と思ったら、抜け道として利用されており車の往来が激しいのな。
ここも県境マニアのなかでは有名な府県境ですね。確実だったのでここを狙って訪問しました。
京都府に到着したので、あとはレンタカーを返すだけですね。
本筋とは全然関係ないけど、元有料道路だった稲荷山トンネルを通行して京都駅へ。
返却前の給油タイム。
名古屋から京都まで158km。表示上の燃費は32.7km/Lとハイブリッド車は素敵ですなぁ。
適当に寄ったガソリンスタンドの目の前に「任天堂」と書かれたビルが。
そっか、任天堂って京都だったな。
京都駅前の店舗にレンタカーを返却。
ひとり2,500円のアパ提携ホテル。
コロナの影響でインバウンド需要が無くなり、京都のホテルは有り余ってるのかな・・・。
近くのホルモン系居酒屋で晩メシ。
そんな感じで名古屋→京都の片道GO!で県境を愛でる会でした。
<次回に続きます>