函館じゃない方の五稜郭、長野県佐久市の龍岡城五稜郭など日帰り花見ドライブした話。

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五稜郭といえば、函館の五稜郭が有名ですよね。

でも信州は佐久市に「龍岡城五稜郭」という名の五稜郭があるそうです。
信州の花見スポットを探していた時に知ったその場所へ、名古屋から日帰り花見ドライブへ行きました。

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  行くぜ恵那山トンネル!!(しつこいように使うこの表現)

信州へのワープトンネルこと、恵那山トンネルで向かう先は長野県。
地元名古屋で満足のゆく花見が出来なければ、標高の高い地域へ行けばいいじゃない!

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当初予定では桜の名所である「高遠」の桜を見に行くつもりでしたが、
予定していた週末では降雨の影響で散ってしまったので、予定を変更しました。

高遠の桜もいつか見てみたいな・・・。

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中央道の諏訪ICで降りる。実質、諏訪ななか

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朝の4時に名古屋を出発し、途中諏訪エリアを寄るのに素通りなのは勿体ないので諏訪大社(上社)に寄ったり。

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こっちは旧中山道沿いにある木落し坂(下社)。

河川工事が行われたであろう河川敷は、御柱祭における観客席の予定だったのだろうか?

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参考資料としてSAに貼ってあった御柱祭のポスター。
御柱にまたがり、坂道を滑り降りる七年に一度の奇祭は全国的に有名ではないでしょうか?

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2022年も開催の年となりましたが、新型コロナウイルスの影響で祭りの規模は縮小。
御柱祭のメイン行事である、この「木落し」は実施ない事が氏子組織によって決定されました。

報道によると1200年以上続くこの伝統行事が中止されるのは今回が初めてだという。

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近くには「七年度にまた会いましょう」という挨拶文が掲げられていました。
異例続きとなる新型コロナウイルスの影響、いつまで続くのでしょうか。

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木落し坂への道沿い。桜が良い感じに開花してますね。
やはり桜のシーズンを逃したら、長野県へ行くのも手だよね。

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木落し坂を上からのぞいてみる。
下から見上げるより結構なインパクトだった。これ御柱にまたがって滑り降りるとか恐ろしくない??

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通常、この坂には観光要素として「疑似御柱」が固定設置されているのですが、
クレーンで吊って作業してました。なんだろう?

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木落し坂の隣にある旧中山道。桜も良い感じだ。

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さて、それでは先を目指しましょう。まずは小諸市にある桜の名所「懐古園」を目指します。
小諸市へは国道142号「新和田トンネル有料道路」を通過するのですが、こちらは2022年4月より無料化となりました。

諏訪と上田・小諸エリアを短絡する道路、元々は普通車630円する道路だったので無料化はありがたい。

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旧中山道をトレースしつつ、懐古園へ向かいますよー!!

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午前9時のオープンちょっと後に到着。駐車場もまだ空いてました。
季節モノのスポットはそもそも駐車場に余裕が無いので、早く行くのがベストですね。

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桜の名所百選にも選ばれている懐古園、初めての訪問だし楽しみだなぁ。

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小諸といえば「あの夏で待ってる」の部台としても有名ですね。
放送が2012年なので、今年で放送10周年なのか。早いなー

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別の場所にも「なつまち」のイラスト掲示あり。

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入園料200円を支払って園内へ。

懐古園は「小諸城址懐古園」とも案内されており、その名の通り小諸城がかつて存在した場所。
そのため園内には多くの石垣が残されており、その石垣を上下しながら桜が見られるのが特徴。

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なるほど、石垣と桜の親和性が高いな。桜の名所と言われるのも納得だ。

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桜はちょっと散りかけだったけども、天気も良いし見応えのある景色だ。

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桜の名所といえば花見・宴会が付きものですが、
コロナの影響で宴会が禁止されているので、視界に宴会客が入らないのも景観の良さに影響しているのか。

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石垣に登って上から桜を見てみる。
宴会客が居ない花見ってのも、今だけの光景だよなぁと思いながらの園内散策でした。

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桜と北アルプスの山々。春だなぁ・・・。

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そんな感じの懐古園でした。

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懐古園を出る頃には入口には結構な入場行列が出来てました。
駐車場も満車になっていたし、朝イチに行動するのがベストですね。

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お昼には懐古園のすぐ隣にあった草笛で信州そばをいただく。
爆食系と言わんばかりに大盛り気味の同店は安定の美味しさなので、よく訪れます。

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せっかく小諸まで来たので、他にも桜のスポットを数件巡ってから名古屋に帰ります。
写真は道路から見えた浅間山。春ってか夏空に近いな

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続いて向かったのは佐久市にある龍岡城五稜郭。

冒頭にも書いたとおり、日本に2つだけ存在する五稜郭で「函館じゃない方の五稜郭」です。
このエリアについて調べていたのですが、佐久市にも五稜郭がある事を初めて知りました。

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近くの公園に車を停めて、歩いて龍岡城五稜郭を目指します。
こちらは五稜郭の堀と土塁にあたる部分。桜も咲いて綺麗ですね。

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「五稜郭」と言われても上から見てみないと分からないですよね。案内板にイラストが書いてありました。

江戸時代末期に田野口藩によって慶應3年(1867)に竣工されましたが、廃藩後明治5年(1872)に城は取り壊し。
堀は建設途中で中断となってしまったため、星形ではなく6割くらいしか出来ていません。

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上空からの写真。堀が全周存在しないため、星形である事がちょっと分かりづらい。

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この龍岡城五稜郭も桜のスポットであり、角張った堀と桜の姿が美しい。

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かつて龍岡城のあった堀の中心部分は佐久市立田口小学校が健在しています。

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近くにあった資料館でスタッフの方に色々説明を伺った後に、折角だし全周をぐるっと回ることに。

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堀が無くなっている部分。

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堀からあふれ出た水は近くの用水路まで流れ出ていた。
これが全周完成していたら、また違った景観となっていたであろうが、中断したという歴史的経緯もまた面白いものだ。

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小学校の隣にポツンと残るこちらの建物は龍岡城「お台所」
その名の通り、食事のための施設であり、年に数回イベントごとの時だけ内部が公開されているという。

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城門はありませんが、土塁の切れ目からは小学校が見えます。

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そんな感じの龍岡城五稜郭。
このエリアで桜の名所を調べなければ、知る事が出来なかった場所。足を運んだ甲斐のある見応えでした。

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もうひとつ近場の桜のスポットへ。
遠くから見えるあのロケットのようなものは、稲荷山公園コスモタワーというもの。

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稲荷山公園も桜のスポットとして紹介されていましたが、龍岡城五稜郭と比べると規模は小さい。

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タワーはそのまま展望台となっており、階段で上がることができます。
ちなみにロケットの形をしているのは、JAXA臼田宇宙空間観測所がある事に由来する。

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愛知県岡崎市は龍岡藩藩主の松平乗謨公が岡崎出身である事に由来し、佐久市と「ゆかりのまち」の関係にある。
こういうところでさり気なく案内しているあたり、友好関係を大事にしているのだなぁと。

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展望台から見る桜。上から見る桜もまた良いものだ。

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同行者のKKSさんが「地元の酒が買いたい」って事で、国道沿いにあった酒屋に駆け込む。
あれ、お前なんか沼津の松浦酒店で見かけた「黒澤」じゃないか。ここ佐久市の酒だったのか!

これもまた出会いなので、赤いラベルの黒澤を買って帰る。甘くて飲みやすい日本酒でした。

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最後はこちら。パラボラアンテナのように見えますが、正しくは「電波望遠鏡」らしい。

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来た道をそのまま帰るのも面白くないので、八ヶ岳の東側を南下して帰るルートを選択
途中にある「国立天文台 野辺山宇宙電波観測所」へと寄り道。

日本の電波天文学の「聖地」とも呼ばれる場所で、電波望遠鏡により宇宙電波の観測をしているらしい。
この施設は無料で見学する事が出来ます。

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電波観測に影響のないよう、電波を発する機器の使用は禁止されています。

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目玉は45mの巨大な電波望遠鏡。
これらで宇宙の電波を観測しているそうですが、雨風がクソ強くて寒かったので早々に撤収。

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野辺山といえば、JR鉄道最高地点もすぐ近くですが車内からチラ見するだけ・・・。

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そんなこんなで、名古屋から日帰り信州花見ツアーでした。

後半天候は崩れてきたものの、日帰りで上手いこと色々見て回れたなと自画自賛。
毎年のように見ているはずですけども、季節を感じられる桜は毎年見たいですね。

<関連リンク>

□Media Station – 久しぶりに古戦場を頑張った話ほか
https://mstation.jp/?p=18950

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