近代化産業遺産探訪、岩見沢・安平町の「炭鉄港」を巡り千歳に帰る話

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はい、タイトルそのままです。

美唄市で炭鉱跡を見た後は、同じく炭鉱関連で栄えた岩見沢市に寄り道して、
それから安平町を経由して新千歳空港へと向かおうと思います。

このページはこちらの記事の続きです。

北海道といえばその魅力は様々ですが、個人的に好きなのは炭鉱などの近代化産業遺産。 急遽訪れる事となった北海道で、まだ未踏の地を探して思いついたのが石炭の街「美唄」レンタカーもある事だし、まだ春が訪れる途中の美唄へ足を運んだ様子をさらっと紹介。

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引き続き北海道の話題。美唄から国道を南下して岩見沢方面を目指します。
その途中に寄り道したのが、直線道路日本一の標識。

特に道の駅とか駐車場になっている訳でも無いので、意識してないと「気付くけど通り過ぎてしまう」場所。

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ここはその名の通り、日本で一番長い直線道路である。その距離は29.2km。
モニュメントには沿革が刻まれており、元を辿ると囚人の手で開削された道路である事が記されている。

こういう所にも北海道の歴史あり。色々知っていると点と線が繋がって面白いですね。

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三笠市にあった道の駅で休憩がてら寄り道。
道の駅ってその場所によって特色は様々ですが、ここは飲食物を扱う店が多々集まっている系だったので休憩&食事。

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美味しい匂いがしていたので、豚串を注文。
特段北海道名物か、と言われればそうでも無いですけど、寄り道して飲食するのも旅の楽しみだ。

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寄り道グルメを堪能したところで、岩見沢市に到着。

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岩見沢へ来た目的は「そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター」という施設を訪れるため。

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こちらの施設、ここ自体も昭和2年に建築された石造りの建物なのですが、
この空知エリアの「炭鉄港」の広報活動をしている事務所、という位置付けでしょうか。

エリア内の産業遺産について、パンフレットなどの資料が揃っていました。

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どこかの炭鉱から持ってきた実際の道具。(ライトを充電する為のもの)

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黒いダイヤこと石炭の実物が置いてあったりもした。

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奥にある石蔵を見せて貰いました。内部はひんやり冷たく感じる。
普段はギャラリーとして使っているそうですが、コロナ禍で休止しており何も無い状態。

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岩見沢へ来た理由はもうひとつあり、駅横の自由通路を使って北側へ移動します。

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あ、ありました。アレです。

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「岩見沢レールセンター」というJR北海道が管理する施設ですが、こちらも近代化産業遺産の認定を受けています。
1899年(明治32年)に建設され、現在もレール加工の工場として使われているため内部の見学は不可。

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北海道開拓のシンボルとなった五陵星のマークが側面に残ります。
岩見沢は函館本線と室蘭本線が分岐する駅で、石炭輸送の要衝として栄えた場所でもあります。

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さて、岩見沢から室蘭本線に沿って、やって来たのは安平町にある「道の駅 あびらD51ステーション」

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道の駅に保存されているのは、「スーパーおおぞら」で使われていた国鉄キハ183系気動車の先頭車両。
安平町にある追分駅も、室蘭本線と石勝線が交差する駅で石炭輸送の要衝となった場所。

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前回この道の駅を訪れた際に、冬期閉鎖中で見られなかった車両を見るために再訪となりました。
今日はさすがに併設の資料館もオープンしている様子。

<前回訪問時の記事>

1999年に公開された日本映画「鉄道員(ぽっぽや)」 俳優、高倉健さんの数ある作品のなかでも有名な部類に入るのではないでしょうか。 そのロケで使われたのは、根室本線の幾寅駅ですが、 幾寅駅は架空の駅「幌舞駅」として今もなおそこに残り、観光客や映画ファンをこの地へと迎えます。 道東から帰る通り道

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全国にまだそれなりの数が保存されている蒸気機関車がここにもあります。
この施設もまだ新しいし、何より屋内に保存されているので状態はとても良いです。

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車両展示コーナーには追分機関区で使われていた品々が展示されていた。

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パネル展示もあり・・・ってなんか燃えてるし。

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そんな感じの道の駅あびらD51ステーションでした。
新千歳空港からもそこそこ近いので、北海道ドライブ観光の寄り道スポット的に良いかもしれない。

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新千歳空港の近くの道の駅といえば、「道の駅 サーモンパーク千歳」もありますね。
そこに隣接するのが「サケのふるさと 千歳水族館」という淡水魚中心の水族館。

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この水族館は過去にも訪れた事があるのですが、
2021年3月より千歳出身の鈴木愛奈さんによる音声ガイドを始めたので、折角だし聞いておこうかと。

入口には千歳で自身のライブがあった4月3日付けのサイン色紙が展示されていました。

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音声ガイドってと専用機器を貸出するのが一般的でしたが、
最近は個人のスマートフォンを使って課金または窓口でシリアルコードを購入するんですね。

音声ガイド付き入館券を購入していざ入館。

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あー、耳からあいにゃの声がするー

・・という感じで、鈴木愛奈ボイスで水槽の魚を見ながら解説が聞けるという仕組み。
音声ガイド使っての水族館は初めての経験だったが、音声が加わるとより面白いもんだな。

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で、閉館30分前に入ったので全部聞いている時間が無かった。

購入してダウンロードした音声ガイドは有効なので、また訪れた時にでも使うか・・・。

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レンタカー返却の時間調整がてら道の駅で休憩。
邪神ちゃんドロップキック!とコラボしてるミルキーベルでソフトクリームをいただく。

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ミルキーベルにも鈴木愛奈さんのサイン色紙。日付は同じく4月3日。

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入口付近にも同じ日付のサインあり。出身地千歳における鈴木愛奈色が濃くなってきている・・・。

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さて、そんな感じで2日間の北海道ドライブでした。
ガソリン代は2,385円、走行距離は255.7km。高速道路は使ってないのでぼちぼち安く済みました。

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レンタカーを返却して空港ターミナルへ向かいます。

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年度末の繁忙期を追えた直後とはいえ、空港ターミナルは閑散としてました。
長いこと続くこの状況。出口はいつになるのやら・・・?

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何も考えずいつものラーメン。(白樺山荘)

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そんな感じで帰りの飛行機にライド。
突発的北海道遠征でしたが、季節の変わり目の北海道をドライブ出来たし、天気も良かったので満足な2日間でした。

こんな状況下ではありますが、また頃合いを見計らって北海道を訪れたいですね。

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