諏訪ななか1st写真集「7ct-Nanacarat-」の撮影地、五島列島最北端「宇久島」を訪問する。(後編)

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前回に引き続き、諏訪ななか写真集探訪で宇久島を訪れる話。

博多港から4時間、船酔いでボロボロになって到着した五島列島最北の島。
シーズンオフで人の少ない島内。天気も悪かったけど、行って良かったと思える宇久島での探訪話。

このページはこちらの記事の続きです。

この景色が見たかったんだ・・・!! 「すわわ」の愛称でお馴染み、声優の諏訪ななかさんが2018年に発売した写真集。その舞台は全編にわたり長崎県の佐世保市で撮影が行われていますが、離島の佐世保市宇久島が含まれています。 とても印象的だったのが、ページをまるっと使った宇久島「対馬瀬灯台」の景色。いつ

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時刻は午前3時50分頃。博多港から最初の寄港地である宇久平港に到着したとアナウンス。
うう・・・これでようやくゲロゲロの船酔い船から降りられる。正直舐めてました、すいません。

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下船に使うのは博多港とは異なる出入口。
五島列島の様々な港に寄港するため、その島の設備に合った出入口を使うのかな?

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宇久島の宇久平港で下船をしたのは、自分を含めて10人くらい。

様子を見る限り、皆それぞれ宇久島の島民または関係者のようで、自身の車や送迎者と共に何処かへ消える
すなわち観光目的の部外者は今回私だけのようだ・・・。

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太古フェリーは乗客を降りした後に早々と出港する。

まだ日の出前の時間に船を下ろされて、どうせいっちゅうに!!

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まぁ、そんな心配は無く旅客ターミナルに仮眠室がある事は確認済み。
こんな時間ですが、旅客ターミナルには灯りが点り、案内に従いターミナルの階へ移動する

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案内の先には男女別に用意された仮眠室。
男性用の部屋には畳敷きで3人分の枕と毛布が置いてありました。

つか、旅客ターミナルに誰も居なかったけど、これ使っていいんだよね?

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とりあえずフェリーで全然寝られなかったし、ゲロゲロで死にそうだから横になります。
あー、床が揺れてない事がこんなに有り難い事だとは思わなかったよ。

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タイマーも何もセットする事無く寝ていましたが、午前7時半に目覚める。
そこそこは寝られたかな・・・。

ちなみに、仮眠室が利用出来るのは下船から朝8時まで。

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相変わらず旅客ターミナルには人の気配が無い。
建物は開いているのだから、詰所かどっかに人は居ると思うのだが。

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旅客ターミナル内にある観光協会で電動アシスト自転車を借りる予定なのだが、まだ開いてない。
(8時オープン)

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宇久島へのアクセスは博多港から乗って来た太古フェリーのほか、佐世保へのフェリーと高速船がありますが
この日の佐世保行きフェリーは天候不良のため欠航。あんだけ船が揺れてたから、小さい船は欠航してしまうのか。

(ちなみに高速船はドック入りで運休中)

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とりあえず、観光協会が空く時間まで先に写真集探訪を始めていましょう。
宇久島で撮影が行われたのは以下の3ヶ所

・神島神社(夜の花火)
・大浜海水浴場(水着)
・対馬瀬灯台(夕陽)

そのうち、花火のカットがの神島神社は、宇久平港から歩いて行けます。

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10分くらいで着きました。

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写真集70,71ページ目の花火前の移動中?か何かのカット

最初この場所が何処なのか見当つかず、ホテルから神社までの道をずっと探してましたが、
実は神社のすぐ隣の建物だったというオチ。

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写真集72ページ目、諏訪さんが花火やってる写真のところですね。
そもそも夜間撮影のページで背景などの情報が少なく探訪もクソも無いかもですが、分かる範囲で。

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写真集73ページ上。鳥居が写り込んでいるのでこのあたりですね。

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写真集73ページ下。右側の灯籠と左側の鳥居が写り込んでいるのでこのへん。

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74,75ページの見開き。ほぼ真っ暗で確証が全然無いのですが
背景の灯りから察するに、このへんかな・・・?

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ひととおり神社えの撮影を終えて旅客ターミナルまで戻ったら、観光協会が開いてました。
早速入ってレンタサイクルのお願い。

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宇久島のレンタサイクルは1時間単位で借りられます。
短時間でも宿泊を伴う長時間でも割安に設定されているのでありがたいです。

今回はフェリー出航までの5時間レンタルで1,000円でした。

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レンタサイクルの手続き中、観光案内所内にあった展示物を観ていたら・・・

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あ、諏訪ななかさんのサインがあった。
日付も入ってるので写真集のロケをいつやったのかが分かりますね。あれ9月だったのか。

観光協会の人に「この人が目当てで宇久島に来た人って居ます?」と聞いたら、担当された方は聞いたこと無いとの事。
SNS上では数名だけ訪問者を見かけましたが、やはり長崎の離島というのは敷居が高いのか。

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さて、レンタサイクルを借りました。電動アシスト付きでスポーツタイプ。

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写真集に登場した残りのスポットは対馬瀬灯台と大浜海水浴場。
どちらも同じ方角だし、歩くのはちょっとキツいですがレンタサイクルがあれば余裕で行ける範疇でしょう。

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宇久島は離島とはいえ、そこそこ規模の大きな街。外周は約30km。
火山活動により出来た島なので、島内の道路は割と起伏が激しくて、こりゃ電動アシスト無いとキツいっすわ。

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大浜海水浴場に到着。海がクッソ荒れてます。

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自転車を置いておこうものなら海風で吹き飛ばされそうだったので建物を風よけにして配置。
(気象予報によると10メートル/秒の風が吹いていたそうだ)

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写真集58ページ目上。基本的に海水浴場の撮影は大きく場所が動く事は無いので探すのは簡単です。
本来なら青空の映える素晴らしい海水浴場なのですが、写真集の方も曇天ですね・・・。

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写真集58ページ下、59ページ、65ページは大体このへん。向こうに見えるのは古志岐島

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写真集62ページ目と63ページ目。
写真集では海に入って砂浜側に向けて撮影した写真なので、構図は違いますがそこは努力しない。

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写真集64ページ目。大浜海水浴場から観る長崎鼻。

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写真集68ページ目。休憩後小屋?のようなものは動かないだろうからこの位置だと思うのですが、
写真集と砂浜の地形が全然違うのが気がかり。砂丘のように風で地形が変わったのでしょうか?

ひととおり撮影をしていて、さて次に移動しようかと移動の準備をしていたら

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軽トラで訪れた島民のおっちゃんに会い

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自転車を荷台に乗せて

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なんか軽トラで島内を案内して貰える事になりました!

おっちゃん、観光協会に籍を置いている事もあり、時折観光客を捕まえては案内しているそうだ。
今日はたまたま海水浴場の設備の点検に訪れていたとの事。

やはり宇久島の事は宇久島の人に聞くのが一番。
宇久島について、佐世保市との合併について、観光産業について色々と教えて頂きました。

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私が行こうとしてた対馬瀬灯台まで軽トラでサクッと移動。

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「私、この写真集の写真集を見て宇久島へ来たんですよー」と、地元民に布教するおたく。
この写真集についてはご存じ無かったそうで、『そんなものがあったのか』と珍しそうな反応を頂きました。

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小さいと思ってた宇久島、車でもそこそこ時間かかる程度には広い。
集落もいくつかのエリアに分かれており、自転車では大変なエリアの方まで連れてって貰う。

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途中、住宅地で車が停まって「あれ、これ家に寄ってけ」みたいな流れか!?と思ったら
「この人、名古屋から来たんだって!!」とおっちゃん、友人の家に押しかけたらしい。

そして、その友人の家でも写真集についてひととおり説明する名古屋のおたく。

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灯台の撮影をしたかったので、再び灯台まで送っていただいて車を降りる。
何だかんだで1時間くらいの島内ドライブとなりました。

こんなご時世なので、よそ者は悪く扱われるのではないかなんて思ってましたが、
見ず知らずの不審人物を捕まえて島内案内してくれるなんて、おもてなしの心と温かさを感じました。

「今日帰るなんて勿体ない、だったらまた来てね。」

時間の都合で日帰りしてしまいますが、次は泊まりで来ようと思う。

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写真集90ページの対馬瀬灯台。宇久島の観光案内でもよく使われるフォトジェニックなスポット。
「この景色が見たい!」と探訪する切っ掛けとなった灯台でもあります。

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写真集93ページ目。あのへんの岩場は海釣りのスポットらしい(おっちゃん談)

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登場した作品を、実際にその舞台と重ね合わせるってのをやりたかったけども、
灯台付近は風を遮るものが一切無く、ものすごい強風が吹き付けるので無理でした。

写真はできる限り頑張った成果。

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写真集と実際の景色を横に並べてみる。
今回は日帰りでしたが、次は夕陽が見える時に泊まりで訪れたいですね。

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そんな感じの対馬瀬灯台でした。
天候こそイマイチでしたが、苦労して訪れた甲斐はあったかなと思います。

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さて、ひととおり撮影を終えましたし、自転車で宇久平港へ戻りましょうか。

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フェリー出航の時間まで島内をうろうろ。
こちらは宇久平港の近くにあった、いわゆるスーパーマーケット。

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お惣菜コーナーが充実しており、これ昼食に頂きたかったのですが、
船酔いの影響で食欲皆無だし、無理やり食べたら帰りのフェリーでゲロ間違いなしなので食べられず。

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通り掛かりに見えたヤマト運輸の営業所。Amazonの箱が目立ちますね。
そういえば宅配便の貨物ってどの経路で運搬しているのだろう。やはり佐世保経由かな?

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本編では特に出てませんが、写真集95ページのオフショットにある食堂は「シーサイドホテル藤蔵」が撮影地。
たぶんロケの際はここのホテルを利用したのでしょう。

ちなみに食堂はランチ営業もしてるみたいですが、船酔いで訪問は無理でした。

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フェリーは13時55分発。観光協会へ自転車を返却します。

朝4時に到着して、わずか10時間程度の滞在となりました。
探訪するには十分でしたが、おっちゃんとの出会いとかを思うと、もっとのんびりなプランを練らないとアカンすね。

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よう、また会ったな。(同じ船舶が福江港へ行って折り返して博多港へ向かう)

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宇久島から数名の乗客を乗せて、上り便のフェリーは博多を目指す。

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グッバイ宇久島。きっとまた来るよ!!
シーズンオフだし、見送りの人も皆無。それもまた旅ですよね。

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復路に利用したのはグリーン和室。プラス1,500円で利用出来ます。
7人1部屋で現在はコロナ対策で4人利用に減らされていますが、他に利用者が居なかったので1室貸切状態。

えーっと、出航10分でゲロゲロで死んでた事をご報告致します。

横になってるのが一番ですね。
往路の寝台は天井が低くて即時ゲロ体制を取れなかったので、こっちの方が楽だった。

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なんとか生き返ったのは博多湾に到着後。
あー、外洋のフェリーはもうこりごりだー。

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博多港に到着した後は、バスと地下鉄を乗り継いで往路と同じく福岡空港へ。

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そんなこんなで、つつがなく中部国際空港セントレアと帰ってきました。

改めて探訪というジャンルの楽しさや、離島の良さ大変さの分かった1日。
これを経験にして、もっと色々な場所へ行ってみたいものですね。

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