諏訪ななか1st写真集「7ct-Nanacarat-」の撮影地、五島列島最北端「宇久島」を訪問する。(前編)

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この景色が見たかったんだ・・・!!

「すわわ」の愛称でお馴染み、声優の諏訪ななかさんが2018年に発売した写真集。
その舞台は全編にわたり長崎県の佐世保市で撮影が行われていますが、離島の佐世保市宇久島が含まれています。

とても印象的だったのが、ページをまるっと使った宇久島「対馬瀬灯台」の景色。
いつか行けたらな・・・という事で、博多港から五島列島への定期便である太古フェリーを使って足を運びました。

このページはこちらの記事の続きです。

筑豊炭田で産出された石炭の積み出しで賑わった、北九州市の若宮地区。 石炭産業は衰退してしまいましたが、当時の名残を思わせる建物などが残り、ぶらり散歩のも楽しい。 そんな感じで前回に引き続き、筑豊炭田に関するお散歩の話。

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という訳で夜の博多駅へとやって来ました。
博多港から五島列島へ向かう太古フェリーは夜行便となるので、出港までまだ時間に余裕があります。

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とりあえず時間つぶし、という感じに天神へ向かうバスに乗ります。
西鉄バスはどれに乗っても博多駅前から天神エリアまで1乗車100円なので有り難い。

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博多といえば夜の屋台ですが、コロナの影響で軒並み休業中なのか姿を全く見ず。
緊急事態宣言は解除されていましたが、営業を確認出来たのは1店舗のみ。

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この記事を書いている時点で、コロナ騒動の始まりからおよそ1年が経過しています。
それでも終わらない警戒態勢。人類とコロナとの戦いは長期戦になりそうだ・・・。

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有り難い事に天神から博多埠頭へ直行するバスが出ていたので、直接博多港へ向かいます。
今はスマートフォンと地図アプリがあるので検索と乗車は容易ですが、西鉄のバス路線は本当難しそう。

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博多埠頭に到着。

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博多港はマリンメッセのある博多港国際ターミナルと、国内の離島を結ぶターミナルと場所が分かれています。
今回乗船するのは五島列島に向かう船舶が発着する、博多ふ頭第2ターミナルの野母商船へ。

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野母商船「太古フェリー」は博多港を深夜に出発し、五島列島の各島に寄港しつつ、福江島の福江港へ向かいます。
宇久島は最も博多港に近いので午前3時55分に到着するダイヤとなっています。

いや、とんでもない時間に到着するじゃねーか!!

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まぁ当然ながらダイヤの件は知っていましたが、なんかやたら早朝に到着する夜行列車みたいで懐かしくなった。
WEBで予約と決済を済ませていたので、窓口では予約番号を伝えて乗船券を受け取るだけですね。

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博多港出港は23時45分とかなり遅いですが、出港2時間前の21時45分から乗船可能です。
ターミナルで乗船を待つ客層を見ると、やはりこういう状況下なので観光客っぽい姿は殆ど見ない。

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乗船可能時刻となり、ぞろぞろと乗客は船に向かう。

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乗船の際に乗船券のQRコードをPCで読み取ります。

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野母商船「太古フェリー」は1,598トンで全長94m。旅客定員350名とそれほど大きくありません。

参考程度に、神戸-大分を航行する「さんふらわあ ごーるど」が11,178トン、全長165.5mなので比べるとかなり小さい。
数字だけで並べると、静岡県の駿河湾フェリーくらいの規模でしょうか。

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船内の混雑状況が分からなかったので、+2,200円で利用出来るグリーン寝台にしてみました。
他のフェリーでもよく見られるような、カプセルホテルタイプの個室ですね。

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部屋はこんな感じ。

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室内灯の下に100Vコンセントあり。これ言われないと気付かないよな・・・。
(他のフェリーでここのコンセントに気付かずに充電に困った)

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小物を置ける棚もあります。

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グリーン寝台には全室にテレビが設置。音声は枕側から出るようになんか改造されてました。

全体として寝台の利用者は10名居たかどうかという程度でした。
下船する港によって区画を分けているのか分かりませんが、同じ区画の利用者は皆無でした。

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さて、出航までに船内を散策しますかー。

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船がそれほど広くはないので、必然的にフリースペースも少ない。
こちらは窓際の通路に配置されたひとり掛けのソファー

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旅客船では珍しい(気がする)先頭側の眺望が楽しめる展望ラウンジ。
酒の自動販売機もあるので、ここで持ち込んだ晩ごはんを食べる人や晩酌をしてる人も居ました。

また外にも出られますが、出港の前に船内のスペースを含め閉鎖されます。(昼行便は利用可能)

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共同浴室が無い代わりに、男女別のシャワールームがありました。
それぞれ2室ずつあり24時間無料で利用可能です。

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いわゆる雑魚寝スタイルのスタンダードルーム。
主に五島列島に在住する地元民が利用しているという雰囲気でした。

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出航時間を迎えた後でも乗客は増えず、終始広々と使っていた印象。
ちなみに毛布は有料貸出しで100円だそうです。

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自販機コーナーのラインナップ。
太古フェリーには食堂や食料品の売店が無いので、お腹が空いたらこのあたりの食料を買う感じ

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一部に人気のニチレイ冷凍食品自販機には販売終了の予告が。
これも時代の流れか・・・。

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お酒もあります。

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あれ、後方にもスタンダードルームがあるぞ?

自販機の目の前とか騒がしい気がするけど、何でだろうと思ったら
ここ元々はソファーが並ぶラウンジスペースでしたが、恐らくコロナ対策で撤去して客席にしたようだ。

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外のデッキにも椅子があり。さすがに誰も居ませんでしたが。

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五島列島といえば釣り好きのメッカ。釣竿用のスペースなんて用意されてるのかー。

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停船中のデッキからマリンメッセを見るなど。早く出港しないかなー?

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さて、船内散策したりテレビ見て時間を潰して出港の時間を迎えました。
出港から宇久島到着まで4時間しか無いのでさっさと寝るべきですが、やはり出港の時は見守りたいですね。

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それでは初めての五島列島へ。どんな旅が待っているのでしょうか。
おやすみなさい・・・。

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博多湾を出てからが本番でした。もうゲロゲロで寝てる場合では無かった!

この日は強風で海は大しけ。それほど大きくないフェリーは波の影響をモロに受けて上下左右に揺れまくり!
博多湾を出たら更に揺れが酷くなり「あ、これアカン奴だわ!」と備え付けの袋を持って廊下へ出るなど。

いやー、宇久島到着まで地獄でしたわ。(寝台個室を使わないまま廊下で過ごしました)

□後編に続きます。

前回に引き続き、諏訪ななか写真集探訪で宇久島を訪れる話。 博多港から4時間、船酔いでボロボロになって到着した五島列島最北の島。 シーズンオフで人の少ない島内。天気も悪かったけど、行って良かったと思える宇久島での探訪話。
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