奥州藤原氏による極楽浄土の表現。世界遺産「平泉」の中尊寺金色堂へ
□この記事は『鉄道むすめスタンプラリー(三陸鉄道:釜石まな編)』の続きの記事です
2011年6月、日本国内では12番目の世界文化遺産がユネスコにより登録されました。
平安時代の末期、奥州藤原氏が栄えた時代の寺院や遺跡が多く残る「平泉」
そのなかでも有名な、中尊寺の金色堂と毛越寺の庭園へ足を運んだお話。
という訳で今朝も一ノ関駅スタート。
世界遺産の「平泉」は岩手県の南部に位置するため、一ノ関から2駅隣という立地
新幹線駅である一ノ関からの利用者も多いためか、案内も「平泉」の文字が目立つようになってました
世界遺産のまち、平泉駅に到着。 駅舎はリニューアルされて、真新しい外観に
中尊寺までは歩けない距離じゃないですが、時間が掛かるのでバス移動
日中だと世界遺産の各所をめぐる周回バスがありますが、始発が遅いので普通の路線バスで。
このバス、一ノ関が始発なので電車乗らなくても行けたんですが、ここは交通費の節約(今日は18きっぷ使用)
中尊寺に到着・・・、と思ったら中尊寺のちょっと手前
バスは坂の手前のバス停で停まるだけなので、そこから中尊寺までは徒歩移動を強いられる
夏の暑い時期に坂道はちょっとキツいですが、まだ涼しい朝の8時台だし何とかなるでしょう
中尊寺へ続く月見坂。杉が木陰を作るので割と涼しい
杉のあいだの道をひたすら進む
坂の下から20分弱で中尊寺の門に到着
世界遺産だし、月見坂のあの距離からして、もっと巨大なお堂があると思いきや
思っていたよりは普通の「大きい」お堂でした。勝手に期待し過ぎましたね
朝なので人も少ないお堂内を拝観
世界遺産「平泉」は寺院・庭園・遺跡などの一群が世界遺産として指定されています。
その構成資産のうち、恐らく一番有名なのが表題にある中尊寺の「金色堂」です。
月見坂や中尊寺エリアのエリア自体は無料なのですが、金色堂は仕切られ有料ゾーンで大人800円
よく紹介の写真に使われるのが、このアングル
奥にあるのが金色堂・・・ではなく、あの建物のなかに金色堂が格納されています
(私もあの建物が金色堂かと思ってました・・・。)
写真撮影が出来ないので「拝観のしおり」を参照する。
金色堂は天治元年(1124年)により奥州藤原氏によって建立
その名の通り、壁も柱も金ピカに輝くお堂に、数多くの金ピカ仏像が建ち並ぶ
ちなみに、レゴで表現するとこんな感じ。一ノ関駅の構内に展示されていました。
正直なところ、日本史に疎く神仏系の興味が薄いため「へぇー」という程度の感想となってしまいましたが
訪れる際は、少しくらい予備知識を得てから行くと良いです。
ひととおり中尊寺エリアを見て回ったので月見坂を下る
世界遺産「平泉」は中尊寺だけではないのです。次があるのです(忙しない
中尊寺から次の目的地まで歩く。
バスもあるんですが、待ってるより歩いた方が早かったので
続いての目的地は同じく世界遺産「平泉」の構成資産のひとつ、毛越寺庭園へ
こちらは有料の施設で大人500円也
こちらも中尊寺金色堂と同じく、極楽浄土を表現したとされる浄土庭園
場所も近いので、世界遺産訪問をするなら併せて訪れたいスポット
庭園を中心に、いくつかの施設が(再建等で)残されているのですが・・・
大半は「○○跡」のように案内されており、半数以上は現存していない。
発掘調査を元にしたイラストによると、庭園には多くのお堂があり
庭園の池には橋が架けられていた様子が伺える。
現在、橋はないものの、その気配は伺える。そんな世界遺産の庭園を見て回る
毎度ながら忙しないけども、次の目的地へちゃっちゃと移動しちゃいましょう
毛越寺は平泉駅から近いので、十分に徒歩移動可能距離です
駅前のSuicaペンギンがビール仕様に・・・。
一ノ関行きの列車に乗り、進路を南に。今日は愛知県へと帰る日なのです