そこは小さな新幹線資料館。JR東日本新幹線総合車両センターのPRコーナーへ行ってみよう
□この記事は『世界遺産「平泉」の中尊寺金色堂へ』の続きの記事です
東北新幹線の仙台駅の北。宮城県利府町内にある新幹線の車両基地
整備工場も備えており、新幹線車両の検査なども行っている巨大な施設です。
そんなJR東日本新幹線総合車両センターには、「PRコーナー」という小さな広報施設があり
一般の訪問者が立入可能な場所があります。かなり小規模の施設ですが、どんな所なのか訪問してみたお話。
ちなみに、無料です。
平泉から一ノ関、小牛田と乗継ぎ、岩切駅で東北本線利府支線に乗換え
今は岩切-利府間だけの盲腸線となっている利府支線ですが
勾配を緩和した現行の東北本線が開通するまでは、こっちの路線が東北本線でした。
新幹線総合車両センターと並行しているため、利府線の車内からは車両基地の新幹線の姿が伺える
終点の利府に到着。その先は1962年に廃線となっているため行き止まり
地図にも新幹線総合車両センターのイラストが入ってますね
駅を出て住宅地を歩き新幹線総合車両センターを目指す。大体徒歩12分程度の距離
工場ちっくな入口に到着しました。
あまりウェルカムな感じのしない事業所的な雰囲気に「本当にここ入って良いの?」と後ずさり
見学時間の案内看板があったので間違いなさそうだ。
詰所の守衛さんに「PRセンターに来た」と告げ、必要事項を書類に記入すればOK
わー新幹線だー!
敷地に入ると訪問者を迎える新幹線。200系っぽく見えるこの車両は、961形という試作車両
全国の新幹線を走れるように開発された車両ですが、ご存じのとおり実用化には至らず
こっちは「STAR21」という愛称の付いた953形試験車両
この形の営業列車は誕生しなかったため、一般の人でも試験車両だって分かりますね
これは普通の200系。既に営業運転からは引退してますが、ご存じの方は多いかと
奥の方に機関車がずらーっと並んでいましたが、立入禁止エリアになっていました。
何気なく置いてあるこれ、連結器のカバーちゃう?
3種類並んだ新幹線のうち、961形試作車両だけが車内へ立ち入ることが出来ます。
新幹線の展示といえば、外観もいいけど車内も見たいよね!
定番の運転席に座ってみたり
座席も置いてありましたが、在来線車両用のを後付けしたため見た目がちょっと変
もう一両の方にはテーブルと椅子が置いてありました。モケットが何気に新幹線の座席と同じという
建物内にあるPRコーナーの方も見に行ってみましょう
PRコーナーは便所等を除いて一室のみ。それほど広くはない
プラレールコーナーに敷いてあったマット、これも新幹線のモケットと同じ柄だ!
「東海道新幹線とか混ざってないかな?」とおもちゃ箱をのぞき込んでみるも
さすがにJR東日本の新幹線のみでした。
記念撮影とか出来そうな新幹線。お子様向け
ショーケースや壁のパネルなどは大人向けの展示かな?
ちょっと資料の内容が古いのが気がかりでした・・・。
素新幹線総合車両センターのPRビデオはE5系が映ってるし、そこそこ新しそうだ
誰か居る!
っと思ったら制服を着たマネキン。驚かしやがって・・・
置いてあった自販機はSuica対応。
自販機のある休憩コーナーには新幹線の座席が置いてあるぞ
自由に見て回れるのは屋外の広場とPRコーナーのみ
工場の方は残念ながら一般では見学できず。E3系がちらっとだけ見えました
そんな感じのJR東日本新幹線総合車両センターでした。
旅のメインにしては物足りないでので、旅の途中に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?