いよいよ全線開通!名古屋高速4号東海線、開通前高速道路ウォークに参加しました
2013年9月23日。4号東海線の一部開通をもっていよいよ「全線開通」となる名古屋高速
最初の開通区間(3号大高線:高辻-大高)の1979年から34年。約81kmの計画路線が全て開通します!
高速道路といえば、開通前の定番が「高速道路ウォーク」というイベント
最後の開通区間でもそのイベントが開催されたので、応募・当選して足を運んできました
という訳で地下鉄に乗って六番町駅へ。高速道路ウォークのスタート地点はこちら、六番町の交差点
六番町といえば、交差点の真上を斜めに通り抜ける東海道新幹線の高架橋が何よりも目立ちます
名古屋高速4号東海線は、新幹線の更にこの上を通過しているのですが
交通量の多い国道1号線に加えて毎日頻繁に走行する新幹線。困難な工事も開通遅れの原因のひとつです。
ともあれ、その工事も終わり2013年11月23日に無事開通となります。
寿美菜子ちゃんと一緒に子供連れで近所のスーパー (ナフコ熱田店) で買い物したい
という一部で有名(?)なワードに登場する「ナフコ熱田店」も、ここ六番町にあるお店
なお、西日本で「ナフコ」は同名他社のホームセンターを指すので要注意・・・。
地下鉄の駅改札前から案内の人が多数配置されており、すんなり入場列まで到着
何人かグループになって、ぞろぞろと閉鎖された車道部分を歩く。入口はもう目の前だ
六番南料金所にきましたわー!
今回の高速道路ウォーキングはこちら、4号東海線の六番南料金所がスタート地点
開通後となると車が出入りするため、この位置で料金所を見られるのも、開通前の今だけ!
今回開通区間の案内等、チラシの入った袋を貰う
料金所の何かしらのセンサーと睨めっこ
まずは高速道路の料金所を歩いて通り抜けようとしておりますが
東海線はいわゆる「都市高速」なので、料金所は2レーンのみのコンパクト仕様
更にETCの普及もあって、一般レーンは無人で料金支払機が置いてあるだけ
昔ながらの赤いボックスの姿なんて最初から無かった!
さ、料金所も通り抜けたし、いざ高速道路の世界へ!
世界へ・・・。と言いたい所ですが、本線に辿り着くまでのこの坂道が結構ツラい
車で走行する時ならば、ここでアクセル踏み込んで加速する所ですからね
歩くとこんなに大変だとは・・・。
本線まで上がってきました。雨降りがちょっと心配な曇り空・・・。
反対(都心環状)方面を見るとこんな感じ。さっきの交差点と東海道新幹線部分は高い位置にあります
こっちは帰りに撮影した反対車線から都心環状方面を見た状態。
少し離れた位置から見ると、盛り上がりの大きさがよく分かりますね。これが難工事の成果か
標識もでっかいぞー!
参加者の年齢層は様々でしたが、主に多かったのはファミリー層?
あと中高年が多くて、20-30代の人は少なかった印象。
本日の高速道路ウォーキングは、最後の開通区間のうち六番南から木場の手前まで往復するルート
途中でエスケープするルートもありますが、最長で6kmを歩く内容になっています。
まぁ、急ぐわけでもないですし。のんびり歩いて行きましょうか。
サンキューウォーク開催中
11月23日全線開通!!
ここの電光掲示板、定型文だけではなく何でも表示させられるんですねぇ。
ふと気になったのが側面に付いてたこの拡声器のような形をした機械
耳を近づけると「チチチチチチチ」という音を発する。
近くに居たスタッフに聞いたところ、車の通行量や渋滞の発生場所などを調べる機器だそうです
あーなるほど。頻繁に渋滞が発生する都市高速ならではの設備ですか
結構歩いたつもりが、まだ港明出口の手前。さっきの看板から400mしか進んでない
車を運転していると1km以下の距離なんてあっという間なので、何だか錯覚状態だ
ふう。ようやく出口だ。高速道路ウォークはもうちょっと先まで行きますよ!
港明出口を越えると、4号東海線は大きくカーブ。進路を南から東へと変えます
「何だか変な感じがする?」と思ったら道路に傾斜が付いてました
反対方面を撮影した様子。こっちの方が傾斜が分かりやすいかな?
カーブを抜けて引き続き直線。
名古屋高速といえば、直線区間が多く路線が分かりやすいのが特徴?
安全だけど、ちょっと面白味が少ないなぁと思うのは個人的な感想
そして本線上に現れた給水ゾーン。有り難くスポーツドリンクをいただく
折り返し地点を目指して最後の直線区間を歩いていたのですが、知らない間に上り坂になってました
(写真は後ろを振り返った状態)
ただ歩くだけでは面白くないので、イベント区間の各所では様々な展示が行われていました
こちらは名古屋高速の「はたらくくるま」のコーナー。標識車とかなかなか近くでは見られない車両だ!
道路からはみ出しているこいつは橋梁点検車。
実際に人が乗るカゴを高架橋の脇に出している状態で展示
「きらく橋」と呼ばれる橋の上までやってきました。
ここまでスタート地点から約3km。ここで折り返してスタート地点まで戻ります
なお、ここは堀川上に架かる橋なので、背の高い防音壁がありません。
ここから先の区間は高速道路ウォーク非公開エリア
あのカーブの先には開通済みの木場出入口があります。
先ほど「橋上なので防音壁が無い」と書きましたが、橋の南側(写真右)には壁があります
あれ、北側(写真左)にはフェンスしか無いのに、何でだろう?
再びスタッフに聞いてみたところ「夜間に名古屋港方面の景色が良いから目隠ししている」との事
ここで脇見運転や本線上で停車でもされたら事故の元。ちゃんと考えられているのですね。
街灯点検用の小窓が付いており、ここも高速道路ウォーク参加者に公開されていました
右の写真が小窓から名古屋港をのぞいた様子。ここからどんな夜景が見られるのでしょうか?
ちなみに住宅街を抜ける区間の防音壁(遮音壁)はこんな感じ。結構高いです
名古屋高速のお仕事の様子をパネル展示
料金所のETCレーンにある開閉バー(実物)が展示されてました
これもまたデカいのですが、片手で持てるくらいに軽かった!
どうもカーボン素材を使ってるっぽい?結構な値段しそうだな・・・
打音検査体験のコーナー。コンクリートブロックを叩いて君も点検員!
4号東海線が開通し、次に名古屋市内で開通する高速道路は名古屋環状2号線(名古屋西-飛島)だ!
※上記区間は名古屋高速ではなくNEXCO中日本の管轄
さて、色々な車両も展示も見られて満足。寄り道で時間を食ってしまったがゴールまで歩くぞ!
再びカーブを越えて・・・
ゴール地点は六番南出口だ。残り600m
ゴールまであと少し!!
ご参加ありがとうございました
本当、ここ何でも表示出来るんですね。
ここでこんな表示をするのも、今日1日限りの事。貴重なものが見られたぜ
立ち止まって展示を色々と見たのもありますが、2時間20分で往復約6kmを歩きました
いやー、お疲れ様でしたー!
帰る前にこの分離帯前にある緩衝材も間近で見ておこう。こんな機会じゃないと見られないし
単なる水の入ったタンクですが、分離帯への衝突事案は多くこの緩衝材が生死を左右する・・・とスタッフ談
車で運転しているだけでは気付かない、気にもしないものが多々あり、とても勉強になりました。
本線から一般道に降りて開通前高速道路ウォークは終了。
今日歩いた道路は2013年11月23日に開通。そしたら車で走ってみたいですね
そんなこんなで、全線開通直前の名古屋高速4号東海線でした。
<過去に参加した高速道路ウォークの記事リンク>
□東海北陸自動車道、開通前見学ツアーへ行ってきた
□開通前の高速道路をただひたすら歩け。「名二環」夢ウォークに参加しました
□いよいよ開通の新東名高速道路。開通前ウォーキングイベント「新東名眺望ウォーキング」に参加しました