秋の九州、ぶらり半周ひとり旅。その8:ワンポイントで楽しむ熊本電気鉄道編 [終]
□このレポートは『その7:三角線観光特急列車「A列車で行こう」後編』の続きです。
名古屋へと帰る前に熊本市内で寄り道。熊本といえば熊本城なんか結構メジャーな観光スポットですが
熊本城は前に行ったことあるので、ここは鉄道旅だし熊本電気鉄道にでも乗ってみようじゃないですか
とは言っても、あまり長い時間は取れないので、ワンポイントで楽しむ熊本電鉄でございます。
JR上熊本駅から歩いてすぐ。熊本電鉄の上熊本駅に到着しました
ここの駅からの電車は日中1時間に2本。折り返しの電車はまだ来ていない様子
あー、来ました来ました。ってなんか凄いの来たし!
アオガエルこと、元東急5000系電車が登場
見た目からしてかなり古い車両ですが、ここ熊本電鉄では今日も現役で運行しています
2両編成かと思わせて実は1両。
なので本来の車両連結部分に運転台が取り付けられる改造が施されています
車両内部も外装同様に古さが目立ちます。
つり革も東急時代そのままで109のロゴなんかも入ってますね
池田ァ!(言いたかっただけ)
乗車には「わくわく1dayパス」を使いました。熊本電鉄の運転士に申し出て購入
エリアの広いのと狭いので値段が異なりますが、500円のエリアが狭い方のを購入
これがあれば、エリア内の熊本電鉄、路面電車、加盟各社のバスに乗り放題になります
アオガエルとお別れをして、北熊本駅で接続している藤崎線の電車に乗換え
これで熊本中心部方面の藤崎宮前駅へと向かいます
藤崎宮前に何があるかって?
アオガエルに引き続き、黒髪町駅から先が熊本電鉄の見どころなのです
黒髪町から藤崎宮前の一部区間は一般道との併用軌道なのです!
・・・って、車内から見ても分かりづらいですが
路面電車じゃないサイズの電車が、路面電車のように併用軌道を走行する所が見どころ
外から見ても分かりづらいので、藤崎宮前駅に到着したら併用軌道の所まで行って見てみましょう
電車は到着後すぐには折り返し運転をしないので、歩いて十分間に合います
で、併用軌道の区間に到着
住宅地の普通の道路に線路が延びる。車も対面通行するにはちょっと狭いくらい
線路を渡って民家側へ。あの青い車は結構ギリギリの所に駐車してあるし
おっと、藤崎宮前から折り返し出発してきた電車がやって来ました!
商店の前を電車が走る
さすがに場所が場所なので、電車はゆっくりと併用軌道を走行
そして行ってしまった・・・
これが熊本での日常なのか。凄いなぁ熊本電鉄
路面電車みたいに舗装されていると思いきや、普通にバラストが敷き詰められてるし
反対側には民家があるとか、もうわけが分からないよ!
しばらくそこで待っていると、再び北熊本から藤崎宮前行きの電車がやって来ました
今度は民家側で電車の通過を待ってみましょうか
電車が
目の前を
通過する。
うーん、なかなか面白い区間でした。これは見に来て良かった
以上、熊本電鉄の部でした
もっと先の方にも面白そうなスポットがあるみたいなんですが、今回はそこまで行くには厳しいのでこの辺で
あ、東海地区にはないコンビニチェーンの「ポプラ」がある
たまゆらフェア開催中ですと?
まー、後でいいやーって思ってたら中心地にポプラが無くて絶望した!
藤崎宮前駅より歩いて熊本の中心地へとやって来ました。路面電車の電停名で言うと「通町筋駅」のあたり
賑やかなスポットですが、滞在可能時間が中途半端なうえに何も予定を立てていなかったので何をすべきか悩む
「せっかくフリーきっぷなんだし」という事で路面電車にでも乗ることに
何度か乗降した後に「そういえば超低床車が居たはず」ってのを思い出して超低床車を待つ
車体も大きければ車内も広々。国内各所の路面電車も、今後はこの手の低床車が増えるのかな?
乗り心地を確かめつつ、適当な電停にて電車を降りる
熊本市電0800形。でも富山のライトレールや万葉線と殆ど同じ車両なんですよね
けど走る路線が違えば、同じような車両でも雰囲気は全然違いますね
中心地を離れ熊本駅前電停では降りず、終点の田崎橋電停へ
せっかくなので終点まで来てみました。こちらは電停が真新しく近代的なデザインに
田崎橋電停からひとつ隣の二本木口電停があんな近くに・・・
これ片方ひとつだけで良くない?と、これだけ近いと思ってしまう。
それでは熊本駅前を目指して再び路面電車に乗車
まぁ歩いて行ける距離なんですけどね。でもフリーきっぷだし乗らなきゃ何だか勿体ない
JR熊本駅に到着。駅前に自由通路(写真右下)が出来たので正面から撮影出来ない・・・
この熊本駅の駅舎もドーンデザインなのですが、近年のドーンデザインとはちょっと異なりますね
駅舎は3階建てなのに、4階部分があるかのように見せかけるドーンデザイン。
九州新幹線が開通したため、私が以前に訪れた時と比べて改札まわりが大きく変わってました
在来線側と新幹線側を繋ぐ地下の自由通路。これもドーンデザインですね
愛知県豊田市の浄水駅前にある自由通路と似たような雰囲気になってます。
【参考】
□サイト内リンク:水戸岡鋭治のデザインで作られた名鉄浄水駅前の地下通路を見てきた。
折角なので新しく出来た新幹線側の出入口を見に行ってみました
こちらは新幹線の駅、って感じの近代的なデザイン。
ガラスの向こう側がすぐ新幹線のホームなので、新幹線の姿を外から見ることができます
こちらは改札口内にある新幹線、在来線の連絡通路。
さっき通ってきた改札外の連絡通路とは、壁(写真右)を挟んですぐ隣の位置にあります
雰囲気的には似たような感じですが、乗換え用の通路なので空間が広々としてますね。
壁には木材を使用。実にドーンデザイン
あ、くろがいっぱい居る!
2011年に新しく誕生した、熊本から豊肥本線の宮地駅まで運転する観光特急「あそぼーい!」
その車内などに登場するキャラクターが「くろ」。宮地駅の駅長だそうです
さて、名古屋へ帰るのですが熊本には熊本空港があるんですが、ここは九州新幹線に乗ります
いやー、熊本から名古屋へ帰る特典航空券枠に空きが無くて。福岡空港から帰ることになりました
九州新幹線の新規開通区間にも乗車したかったし、丁度良いか
乗ってみてビックリ。金箔が使われた車両だったし!
熊本駅で買った駅弁で、かなり遅めだけど昼飯としましょう
この時間で数は減っていたけど、いくつか選択肢のあった駅弁。いつも悩みますね
選んだのは「天草大王」なる地鶏めし。美味しかったです
さくら312号であっという間に博多駅。所用時間は41分と、リレーつばめ時代と比べて圧倒的に早いよ新幹線
到着した博多駅のホームはJR西日本の駅名標。雰囲気もここは九州というよりは山陽新幹線ですね
博多駅で寄り道ぃーをする事も無く、新幹線を降りたらそのまま地下鉄へ
市営地下鉄で向かうは福岡空港。すぐに福岡空港から帰りますよ
あれ、こいつ103系ではないか。九州のしかも地下鉄で103系を見るとは
福岡空港駅に到着。博多駅から2駅隣なのでかなり近いです
改札を抜けた先が分かれ道。
前回はFDAで名古屋(小牧)だったけど、今回はANAで名古屋(中部)へ飛ぶので第2ターミナルへGO!
第2という名称ですが、新しいこちらのターミナルを各社がメインに使っていますが・・・
日曜日の夜という事もあって、保安検査場が超大混雑でした
離陸間際の優先搭乗ですら混雑で全然進まないとかカオスっぷりでした。処理能力が明らかに足りない
保安検査場を抜けたらそのまま搭乗ゲートへ直行。中部便に乗ってさぁフライトへ
ありがとう九州。今回も楽しい旅でした
1時間10分のフライトで中部国際空港に到着。お疲れ様でした
そんなこんなで、ダラダラと長くなってしまいましたが2泊3日の南九州メインの旅行でした
1ヶ所を中心にして、じっくりのんびり見る旅が理想的なんですが、今回もそう思いながらこんな内容に・・・
ともあれ。旅行の記録という事で残しておきましょう。
この記事が、何かの参考になれば幸いです
<南九州メイン旅行でした>