秋の九州、ぶらり半周ひとり旅。その7:三角線観光特急列車「A列車で行こう」後編
□このレポートは『その6:三角線観光特急列車「A列車で行こう」前編』の続きです。
列車に乗り込むと「なんじゃこりゃー!」と、毎度乗客を驚かすのがJR九州の観光特急
2011年10月から運行を開始したJR三角線の観光特急「A列車で行こう」の模様をお送りします
三角駅に入線した特急「A列車で行こう」。前面は黒がメイン
車両はキハ185系気動車の改造車。九州の観光特急はどれも古い車両の改造ってのも共通点ですね
前面は黒メインでしたが、車体側面は金色だったり。
「はやとの風」みたいに黒で統一されてると思ったら違うんですね
「A列車で行こう」のロゴデザイン。大きく「A」って入ってるのが特徴
行き先は熊本駅。途中停車駅は鹿児島本線との合流駅である宇土駅のみ
ちなみに所用時間は短めの39分なので、昨日乗った「指宿のたまて箱」より短いではないか!
もたもたするなー。乗れー!
この列車の一番の目玉。1号車にあるこのカウンターと周辺の装飾品
列車各所に使われているステンドグラスは、天草の天主堂をイメージしているそうな
こちらが車販カウンター。軽食と列車グッズ等を扱っているのですが
実はこれ、ただの車販カウンターではなく「バーカウンター」をイメージしているそうです
あ、本当だ。「A-BAR」って書いてある。ちゃんと名前が付いてるのか
A-BARの奥に見えるのは、車内に流れるジャズBGMをコントロールするiPad
しかも起動しているのは「A列車で行こう」の専用アプリだとか。こんな使われ方をするとは
座席もモケットは何種類かありましたが、1号車のこれはちょっと派手な柄
「A列車」の「A」は天草、アダルトという意味らしく、車内はちょっと大人のデザインらしいのですが
うーん、でも他の九州観光列車には無いデザインだし、面白い試みですね
テーブルはお馴染み、ドーンデザイン共通の木製テーブル
2号車の何席かはこのように固定のボックスシートになってます
座席のモケットもさっき(1号車)とは異なった柄になってます
「指宿のたまて箱」にもあったフリースペースの子供専用椅子が3席
発車後に早速使われていた模様。子供しか座れない子供用サイズ
デッキへと抜けるドア周辺。一面が木目調ですね
記念スタンプがあったので押しておきましょう。スタンプぺったん!
A-BAR近くのフリースペース。大きめの長いすが設置されてます
ステンドグラス
お馴染みの記念撮影パネルがカウンターが置いてありました
九州の観光列車、乗務員の方が必ず全員の乗客に
「記念撮影はいかがですか?」とこのパネルを持って聞いて回っています
さすがにひとり旅で自分の記念撮影も寂しいので遠慮しておきましたが。ははは
さて、混んでたから後回しにしてたけど、そろそろ車販に並ばないと何も買えないぞ
車販ではポストカードやクリアファイルの他に、車内で流れているBGMのCDも販売されていました
BGMのCDは、九州新幹線や京阪特急の車内メロディを作曲されている向谷実さんの株式会社音楽館による製作
なかなか気に入った曲調だし、音楽館なら間違いないな。という事で一緒に購入
CDの他に注文したのは、この列車オリジナルの「Aハイボール」なるアルコールメニュー
冷えたアルミ缶が出てくるのかと思いきや、メジャーカップ(軽量カップ)にウイスキーを注いで・・・
カウンターに備え付けのサーバーからソーダ水を注入
オーダーしてからその場でハイボールを作ってくれるとは。まさにバー気分!
折角だし、窓から外の景色を見ながらハイボールを頂きましょう
・・・っと思ったら国道と併走区間だったので、見えるのは自動車。まぁいいか
宇土を出て鹿児島本線と合流した頃にはA-BARへの客足も途絶え店じまい状態
せっかくバーカウンターがあるんだったら、もうちょっと長距離を乗車したいものですね
乗車時間39分。あっという間に終点の熊本駅に到着しました
残念だけど、この列車とはここでお別れですか。はい
今日は名古屋への帰宅日ですが、まだちょっとだけ時間があるので寄り道をしましょう
熊本から鳥栖行きの普通列車に乗換えます
一駅隣の上熊本駅で下車。ここでちょっと寄り道をしていきますよ