動く和室で瀬戸内夜行。阪九フェリー「ひびき」で神戸-新門司港に乗船した話。
格安旅も良いけれど、追加してグループで個室利用するのも良いじゃない。
という事で阪九フェリーに乗船した話。
通常は大阪の泉大津航路に入る「ひびき」が神戸航路にやって来たという、ちょっと珍しい運用。
色々楽しかったので記録に残しておきます。
2023年2月18日(土)。阪急電車の御影駅前にやって来ました。
フェリーターミナルの連絡バスはこの地区の複数駅から乗車出来ますが、行程の関係で阪急から乗り換え。
早めにフェリーターミナルに到着。神戸港は何度か利用したことあるけど、神戸から出発するのは初めてだ。
ターミナル横には、これから乗船する大きな客船がドンと待機してるのが面白い
これからコレに乗るんだ、って雰囲気がムンムンです。
阪九フェリーは全国旅行支援対応という事で、乗船料金が2割引で更に1,000円分のクーポンが出ます。
フェリーも宿泊施設と同じ扱いにしてくれているので、この機会に安く乗船出来るのは有り難い。
さて、冒頭にも書きましたが今回乗船するのは泉大津航路用の「ひびき」です。
本来は2020年デビューの「せっつ」に乗船する予定でしたが、乗船の前週くらいに船舶のトラブルがあったそうで
元々ドック入りで運休予定だった「ひびき」を急遽代船として神戸航路に持って来た感じです。
「ひびき」は2015年デビューと「せっつ」よりは古い船舶ですが、代船運用もまた珍しいよね、って事で乗船に至る。
デラックス和室を大人3名で利用して、かつ全国旅行支援適用で9,320円でした。(写真は割引前)
個室で移動してこの料金ならば、格安と言っても良いのではないでしょうか。
ターミナルで乗船待ち中に見た船舶。「泉大津」の部分は変えてないのね。
18時45分の乗船時間となり船内へ。
フェリーって非日常がいっぱいで楽しみだなぁ。
今回乗船する「デラックス和室」はこちら。
最大3名まで利用できる4.5畳相当の部屋となっております。
角度を変えて障子を開けるとこんな感じ。
宿泊施設としては狭いですが、夜行列車とかと比べたら別格に広い。それに個室だしね。
4.5畳とは別に入口横には洗面スペース。
「せっつ」の和室にはトイレがありましたが、「ひびき」の和室にはトイレが無いので客船内の共用トイレを利用します。
クローゼットには救命胴衣と浴衣とハンガーなどアメニティ類が入ってました。
なお、サステナブルなナントカの影響で歯ブラシがありません。売店で有料となりました。
もうひとつの収納には人数分の寝具が入ってます。
さて、混雑する前にちゃっちゃと晩メシを食ってしまいましょう。
荷物を客室に置いたならば、レストランへと向かいます。
阪九フェリ-のレストランはバイキングではなく食堂形式。
ずらっと並んだメニューから好きなものを選んで最後に精算するスタイルです。
まだ出航前ですが、誰が何と言おうとこの船内は福岡県です!!
という訳で貰ったばかりの旅行支援クーポンが船内レストランで使えます。
電子クーポンは人間に紐付いていないので、ひとりの端末で全員分をチャージしました。
使い方は一般的な金額手動入力式のQRコード決済と同じなので、慣れてる人ならすんなり利用出来るハズなのですが
この旅行支援クーポンと試験運用中の電子マネー決済の関係なのか、レジが渋滞してました。
頼んだのはゴマ坦々鍋と白米。あとハイボールでござい。
出発前だけど福岡県扱いでクーポン使えて助かりました。
晩メシを済ませた20時頃。いつの間にか神戸港を出港していた。
船内もうちょっと混雑すると思ってたけど、蓋を開けたら空いてました。
2月という閑散期だし、普通の土日だし。
同行者いわく、金曜日の夜の方が混雑するらしい。確かに20時出発なら仕事終わりでも駆け込めるな
客室へ戻る前に船内散策。売店で阪九フェリー名物の船内で焼いたパンが売ってた
旅行支援クーポンは売店でも使えるので助かりますね。
瀬戸内航路のフェリーでお馴染みの、本州四国連絡橋の通過時間案内ですが・・・
泉大津から神戸航路へ持ってきた関係で、当然時刻は変わります。
船内各所の時間案内がこんな感じに全て上書きされていました。大変だな・・・。
さて、あとは個室船内でのひととき。
テレビにはHDMI入力があるので、手持ちの機器から好きな映像を流せます。
フェリーの船内でライブ映像が見られるとか便利よね。(前週に開催したライブのアーカイブ配信を見るの図)
船内では競馬新聞が広げられる・・・?
明石海峡大橋が近付いてきたのでデッキまで移動。
「あー、わざわざ見に行くんだ」と同行者に言われて思ったが、見慣れてる側だと日常風景なのね。
愛知県在住でフェリーにあまり縁の無い土地柄なので、フェリーも本州四国連絡橋も珍しいんだい!
明石海峡大橋を見に来てた人は他にも居た。少数派にも仲間が居たぜ。
あとは酒飲んで豚まん食って・・・
なんか治安悪いなここ。
夜のお楽しみをしている間に、フェリーは高松のあたりまで近付いた。
瀬戸大橋も見に行くか、とデッキに出たけどさすがにこの時間になるとデッキの人は少ない。
それに明石海峡大橋と比べてライトアップも少ないので、瀬戸大橋の通過は個人的には地味。
さて、布団敷いて寝ますか。大人3人だと少し狭いですが、何とかなりました。
なお布団の幅は旅館とかの布団幅ではなく、あくまでフェリーサイズなので面積が小さいのだ。
2023年2月19日(日)。おはようございます。
時刻は新門司港到着1時間前。フェリーは予定通り新門司港へ到着予定です。
朝レストランを利用するほど腹も減ってなかったので、売店のパンを購入。
なんかゴチャゴチャしてる。片付けて下船準備せねば・・・。
ゴミと荷物をまとめて片付け。楽しかったよデラックス和室。
フェリーターミナルへ接岸中・・・。
てな訳で下船。神戸から海上移動してやって来ました北九州。
ありがとう阪九フェリー。複数人なら個室が楽しいね
新門司港からは公共交通機関がほぼ無いので、連絡する送迎バスに乗車。
神戸港と違ってこちらは無料で門司港駅か小倉駅まで運んでくれる有り難い存在。
しばらくバスに乗車して、小倉駅に到着しました。
新幹線を使えばこの時間に小倉まで来るのは余裕ですが、フェリーでしか味わえない栄養がありますよね。
小倉といえば、北九州。
北九州といえば、前田佳織里。駅前商業ビルで写真とサインなんか見たり。
そんな感じで阪九フェリー「ひびき」乗船の話題でした。
小倉競馬?何それ??