浜金谷駅で風光明媚。鋸山ロープウェイ景色を見て東京湾フェリーに乗る
鋸山の展望台からは、対岸の神奈川県横須賀市と東京湾フェリーの姿が一望出来ます。
そんな感じで千葉県の話題。
「サンキューちばフリーパス」の効力を使って、房総半島の南部へ観光しましょう。
このページはこちらの記事の続きです。
五井から木更津で列車を乗り換え、今度は内房線の浜金谷駅へと向かいます。
浜金谷は目的地である、鋸山のロープウェイと東京湾フェリーの拠点駅となります
しばらく走行すると海が見えたー。
広い東京湾、都心に近いエリアは臨海工業地帯って感じですけど、ここらまで来れば自然の海岸が見られます。
浜金谷駅に到着。
電車は毎時1本しか走行しておりませんが、この駅で降りる乗客はそこそこ多い。
やはり皆の目当ては鋸山なのかな?
鋸山というのは、房総半島南西部にある標高329メートルの低山である。
江戸時代から昭和後期まで採石場として稼働し、露出した山肌の岩の形状が特徴的ですね。
写真は駅の跨線橋から見た鋸山。そこそこ近い距離にあります。
地方のローカル駅ですが、駅前には大きな看板があり、雰囲気はさながら観光地。
駅舎。日中帯は駅員が居ます。
駅からしばし歩いてロープウェイ乗り場へ。
公式には徒歩8分と案内されています。
はい、到着。
コロナ3年目の10月、駐車場は首都圏近郊のナンバーで既に満車だ。
うへぇ、ロープウェイに乗るのに並ぶのかな、と思ったらロープウェイ自体は混んで無かった。
ロープウェイの乗車料金は往復950円。1,000円超えると思ってたので意外だな
出てきた切符がまさかの硬券。ペラ紙じゃないなんて珍しい
ちなみに鋸山といえば、観光案内等で有名なのが「地獄のぞき」とか「日本一の大仏様」とかですが、
それらは山頂エリアにある日本寺という施設内にあるので、ロープウェイとは別料金が必要です。
割と新しめのロープウェイに乗車。ってかこれ、京成グループだったんかい。
硬券が出てくるのも納得だわ・・・。
ロープウェイを降りたら、まず展望台へ行きましょう。
おー、良い景色。実に風光明媚。
今日はそれなりの晴れ予報だったので、こういうスポットにはベストな天候だ。
東京湾を挟んで対岸に見えるのは神奈川県の横須賀市久里浜。
久里浜へは東京湾フェリーに乗船すれば、約40分で行く事が出来ます。
よーく見ると新金谷港を出港したばかりのフェリーが見える。
ロープウェイ駅から割とすぐに鋸山の山頂の案内が出てます。
登山だと低山ですし、今回はロープウェイだったのであっという間ですね。
山頂を横移動して、鋸山日本寺のエリアへと向かいます。
こちらは拝観料700円と、ロープウェイ900円に比べるとなんか割高感・・・。
さっきも書きましたが、鋸山は採石場として栄えた場所。
実際に石を切り出した際の岩肌が間近で見られるので、この雰囲気はなかなか他にない。
日本寺のビューポイントのひとつ、こちらは「百尺観音」
歴史が古いのかと思いきや、昭和41年に石切場跡に彫刻によって完成したもの。
航海、航空、陸上交通の安全を守る本尊として崇めらています。
天井となる部分の石切跡といい、スケールの大きさに圧倒される。
もう少し先に進むと、石切場跡を眼下にする展望台、通称「地獄のぞき」が姿を現します。
せり出した部分を展望台にしているのですが、その側面も石切の跡が残っており
おいおいどういう方法で側面削ったんだ?と不安にもなるビュースポット。
なお写真撮影のための待機列はそこそこ長くなっていたので、まぁ並ぶまでもないと思ってスルー
特に順番待ちの無さそうな隣の展望台へ行きましょう。
うーん、風光明媚。
新金谷港のほうはあまり景色変わらないな・・・。
とまぁ、百尺観音と地獄のぞきと風光明媚な景色も見られたし、鋸山はこんな感じで良いかな?
後で気付いたのですが「日本一の大仏様」を見るの忘れてました。
鋸山日本寺の内部、割と上下移動が多いので見落としがち?
再びロープウェイ乗り場へ。
よく見たら携帯電話のアンテナが色々な方向を向いて立ってるな。これぞ社会インフラ・・・。
つつがなく下山。
さて、今日は房総半島の南部まで来ているのだし、
このまま帰るのも勿体ないので、東京湾フェリーに乗るしかないですね。
浜金谷駅から徒歩7分程度。東京湾フェリー浜金谷港に到着。
対岸の久里浜まで片道900円、往復1,600円なのですが、
「サンキューちばフリーパス」の効力によって、このフェリーも乗り放題。こりゃ乗るしかないね!!
出港から少し早いタイミングで訪れたので、フェリーの入港待ち
あ、「チーバくん」が書いてある。
乗船客の大半は自動車での利用みたいですが、徒歩利用者もぼちぼち居ました。
改札でフリーきっぷを見せて乗船だ。
乗船したのは東京湾フェリー「しらはま丸」
3,351トン旅客定員680名と近距離を連絡するフェリーとしてはそこそこ大きい?
座席もグループ客向けのシートを中心に多数用意されています。
売店・軽食コーナーもあり。出港後は結構賑わってました。
天気も良かったので、甲板で過ごす人も多かったですね。
まだまだ暑い日が続く10月ですので、やはり空の下で乗るフェリーは楽しい。
続々と積み込まれる自家用車。
そして出港。さらばだ千葉県!!
先ほどの鋸山が見えますね。あんなに大きかったのか・・・。
先ほどは乗船直後でしたが、出港後は混雑する客室内。
車両甲板も乗用車がびっちり詰まってますね。
大勢乗ってこその公共交通機関。このままコロナの影響も小さくなると良いですな。
これぞ地域性?って思ったのはキャディバッグ専用の置き場があった事かな。
確かに房総半島といえばゴルフ場ですもんね。
東京湾へ出入りする多くの船舶の間を縫うように進む東京湾フェリー
甲板から他の船舶を見るのも楽しい。
公式にも案内されていますが、東京湾フェリーから見る夕陽もオススメらしい。
残念ながら季節と時間帯が合わず、水平線に沈む姿こそ見られなかったが
良い感じの夕陽を見られたので満足です。
40分の航路だとあっという間ですね。間もなく久里浜港へと入港です。
はじめまして久里浜港。ここは神奈川県ですね。
神奈川県に上陸。フェリーからは乗船していた多くの車両が吐き出される
そんな姿を数分見た後に、すぐさま乗船口に並ぶ。
久里浜から帰ったらお金かかるからね。再び千葉に帰るっきゃない!
滞在時間、僅か15分で出港。
さらば神奈川・・・。
時間帯的に需要は完全に新金谷港→久里浜港であり
この時間に逆方面の乗船は殆ど乗客が居なくて座席も選び放題。まさに空気輸送だ。
車両甲板も寂しい状態に。
公共交通機関、両方向で同じくらいの需要がないとこうなっちゃうので難しいですよね。
つつがなく下船。
約1時間半で帰ってきました。ただいま千葉。
街灯も少なく、真っ暗のなか歩いて浜金谷駅へと向かう。
1時間に1本しかない内房線、接続はある程度考慮されているらしく
普通に歩けば君津方面の電車に乗り継げるようになってるのは助かった。ダッシュとか乗り逃しとか嫌だもんね。
そんな感じで浜金谷での観光でした。後は千葉市内へのホテルまで移動しただけなので割愛です。
<次回に続きます>