天草にある潜伏キリシタンの里。世界文化遺産「天草の﨑津集落」へ行ってきた
2018年に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産登録されたのは、記憶に新しいですよね。
その世界遺産の構成資産が、ここ天草市の﨑津というエリアにあります。
天草へ来たのなら、やはりここは寄っておきたいという事で、世界遺産を訪れて帰るドライブツアー3日目です。
このページはこちらの記事の続きです。
前回に引き続き天草です。世界遺産の﨑津集落は熊本市側からはかなり遠いですが、
牛深港からは車で約30分と、比較的アクセスの良い場所にあります。
天気が良ければ良いドライブになるんだろうな・・・、なんて曇天を見ながら車を走らせる。
道の駅崎津(天草市﨑津集落ガイダンスセンター)に到着。早速とばかりに、周囲に「世界遺産」の文字が見える。
世界遺産って近年バンバン登録されているイメージですが、やはり世界遺産だと知名度が一気に上がりますもんね。
﨑津集落はそれほど広い場所ではなく、この簡易マップに乗っているエリアの一部が世界遺産です。
車は道の駅に置いて歩いて行くのが無難ですが、教会の近くにも少数ですが駐車場があり運が良ければ空いてます。
道の駅から見える﨑津教会。あれがこの世界遺産のシンボルですね。
※世界遺産に登録されているのは教会単体ではなく、教会を含んだ集落の一部
道の駅から歩いて﨑津集落へ。
一部は観光地っぽく手が加えられているとはいえ、パッと見は地方の集落という感じ。
その集落内にドンと存在するのが﨑津教会。
この現在の教会は、1934年(昭和9年)に再建されたものであるため、キリシタンの歴史に比べると建物の歴史は浅い。
マリア様がみてる。
教会の内部はミサなどの催事が行われている場合を除き、一般観光客も見学が可能。
事前の予約が必要とWEBサイトに書いてありましたが、実際には誰もチェックしておらず無人でした。
教会の内部は撮影禁止でしたので、資料館にあった写真を引用。
世界「文化」遺産であるため、大事なのはキリシタンの歴史と文化。
特段建物がすごい、という訳ではないのでお間違いなく。
教会だけ見ても何が世界遺産なのかサッパリなので、すぐ近くにある「﨑津資料館みなと屋」へ行きましょう。
ここでは天草の崎津集落における、キリシタンの歴史が学べます。
世界遺産の認定証。(複製)
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に登録されている構成資産一覧のマップ。
「潜伏キリシタン」というだけあって、どの構成資産も遠い場所にあって観光客としては訪れるのが大変。
強いてアクセスが容易なのは、長崎市の市街地に近い大浦天主堂ではないか。
江戸時代に潜伏キリシタンの信仰対象であったと考えられる「ウマンテラさま」
大天使ミカエルなのか天狗なのか、はっきりしていないという。
「﨑津資料館みなと屋」は元々この地にあった旅館「みなと屋」を改修して作られた小さな資料館。
﨑津集落とキリシタンの歴史を知る以外にも、古い構造をした建物という部分でも見てて面白い。
集落内にある﨑津諏訪神社。こちらも世界遺産の集落エリアに入っている。
﨑津諏訪神社の境内から見える﨑津協会。
日本の伝統宗教と潜伏キリシタンの共存という独特の文化的伝統をあらわしているのも、この﨑津集落の特徴である。
そんな感じの﨑津集落でした。
資料館をどれだけじっくり見るかにもよりますが、滞在時間は1時間から1時間半というところでしょうか?
さーて、次へ行くかーとか思いましたが、博多駅までの所用時間が3時間45分もかかるのかー。
あれ、この車の返却予定って16時だから殆ど時間ありませんがな?
※帰りは天草空港でも熊本空港でもなく博多駅から新幹線
一直線に帰らないと余裕はありませんが、メシ食う時間くらいあるよね?
という事で通りがかりの道の駅へ。
うわー、連休だし道の駅混んでるわ、と思ったら全部「かかし」だし!
二刀流だしイノシシの面だし。伊之助・・・?
ここ「道の駅 宮地岳 かかしの里」は旧宮地岳小学校の校舎を改装して2021年にオープンした施設。
施設内にはここぞとばかりに「かかし」がお出迎えする。
施設の2階はかかしの展示場。100円の協力金を求めるかかし。
教室で授業を受けるかかし。
結納のかかし。
祭りのかかし、などかかしづくしの謎空間となっている。なかなか面白いな
なお、昼食は道の駅の食堂で熊本ラーメン。うまい!!
ありがとう、天草の道の駅とかかし。
あとは天草を離脱して博多へ向かうのみです。
近年高規格な自動車専用道路の建設も進んでいますが、まだまだ天草はアクセスの難しいところ。
便利になってから行くのも良いですが、行けるうちに行っておくのがベストですね。
天草を出た後も一般道を延々と走り、ようやく九州縦貫道へ。
特に渋滞に巻き込まれることなく、高速道路をひたすら北上して都市高速を経由して博多駅方面へ。
レンタカーの返却前に給油。今回の九州ぐるっと周遊での走行距離は1,022km
燃費は27.5km/Lでガソリン代は6,680円。さすがハイブリッド車アクアちゃんですわ・・・。
博多駅前でレンタカー返却。3日間ありがとう。
新幹線に乗るまで時間に余裕があったので、駅前を色々散策。
前田佳織里のTwitter投稿写真ロケ地探訪をするおたく。
<元ネタ>
#声優パラダイスR
発売中ですよー!!
今回は福岡での写真集サイン会
特集!✨✨
懐かしの博多駅で撮影したよ〜!
本当に楽しかったなぁ☺️きっとよい表情になっているかと!
ぜひチェックしてね〜!!
#かおりのかおり pic.twitter.com/01kppPZ7HI— 前田 佳織里 (@kaor1n_n) June 2, 2022
という訳で3日間ありがとう、九州。帰りもエクスプレス予約でのぞみ号だよ。
晩ごはんはリーズナブルに、牧のうどんで買ったかしわ弁当。かしわご飯が美味いぜ
連休最終日の東京行きのぞみ号。博多を出発する際に目立った空席も、東進むにつれ人は増えて新大阪では満席に。
行動制限のない夏。ウィズコロナ時代はこの先どうなるのか?
そんなこんなで名古屋に到着。
1ヶ月前に思いついて予定を立てて、殆ど移動だったけど何とか行きたい所をスケジュールに詰め込めました。
のんびり旅行も良いけど、限界旅行もやっぱり楽しいよね、という3日間でございます。
<九州限界旅行でした>