フェリーで渡ろう。鹿児島県と熊本県天草を結ぶ三和フェリーで天草を目指しました。

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天草・・・行ったことないし行ってみたいし、でも熊本の市街地から遠いよね。(天草は熊本県)

そんなお悩みもサクっと解決。三和フェリーがあれば、鹿児島県から30分で天草へ渡れます。
「それだ!!」と気付いて行程を検討し、ドライブツアー3日目は無理やり天草へ寄り道するルートとなりました。

このページはこちらの記事の続きです。

2022年の夏。今年の夏で終戦から77年が経過しました。 太平洋戦争の終盤、この鹿児島の地から生還を前提としない決死の任務、いわゆる「特攻」の出撃地となりました。 特攻で有名なのは知覧と鹿屋ですが、4ヶ月だけ使われた特攻基地が、ここ万世の地にあります。 ドライブツアー2日目、宿泊するホテルへ向かい

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2022年7月18日()。おはようございます。

限界移動勢の朝は早い。周囲がまだ薄暗い5時30分に出発とかザラだ
せっかく旅先で宿泊しているのだから、のんびり過ごしたいものだ。

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天草行きのフェリーは蔵之元港から出港しており、位置関係はこんな感じ。
車で薩摩川内市から蔵之元港までは蔵之元港から1時間半くらいを見込んでおいた方が良い。

フェリーが7時40分出港なので、余裕と寄り道を考慮して逆算すると5時半出発となりました。

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さて。それでは天草へ向けて進みましょう。早朝だし、道が空いてて助かるわ・・・

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途中で寄り道したのは、肥薩おれんじ鉄道の阿久根駅です。

新幹線開業前は特急が停車する主要駅でしたが、新幹線のルートからは外れたがために利用者の減ってしまった同駅
見る人が見れば分かるとおり、水戸岡鋭治氏による「ドーンデザイン」で2014年にリニューアルされてます。

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まぁ、こんな朝6時から開いてないよね、と思ったら施設は空いてました。
言われてみれば鉄道駅だしね。

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駅舎内はドーンデザインではお馴染み、木を多く使った空間が広がります。

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窓口は閉まっており、いわゆる無人駅状態で駅員の気配はない。
いや、駅舎が開いているのだから、裏方には誰か居るのだろうか・・・?

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鉄道を利用して訪れた観光客へ、鉄道駅としての役割。

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書庫にずらり並んだ書籍類。地域に愛される町の公民館としての役割。

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それらを兼ね備えた役割をしているのが、この阿久根駅だそうです。

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売店や食堂もありましたが、やはり営業前。うーん、次は日中に訪れてみたいですね。

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さて、道路案内に天草(フェリー)の案内が見えてきました。
天草までのフェリーの乗船時間は30分と短いですが、港がちょっと遠いのが難点。

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黒之瀬戸大橋で結ばれた長島を通り・・・。

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出港25分前に蔵之元港に到着しました。

こちらのフェリーは昨日乗船した「フェリーなんきゅう」より大きいので、車の乗船可否についての心配は無かったですが、
万が一乗り遅れると以降の予定が全てパァになるので、余裕を持って訪れたいところですね。

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窓口で運賃を支払いましょう。
アクアは5m未満なので片道3,050円、旅客は500円なので2名合計で3,550円。思いのほか安いですね

なお窓口では現金またはPayPayが利用出来ます。PayPayで間接的にカード払い出来るのは有り難い。

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さて、乗船まで少し時間があるし。自販機で飲み物でも買っておくか。

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天草までの位置関係とフェリーの航路はこんな感じ。シンプルにまっすぐ天草を結びます
海上ですが県境があり、天草はもう熊本県なのだ。

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蔵之元港の近くにあった商店、フェリーの営業時間に合わせているのか分かりませんが既に営業中。
お菓子でも買おうかなと思ったけど、商店というか酒店だったようで酒瓶がずらっと並んでたのが印象的だった。

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天草からフェリーがやって来たぞー!
という事は乗船が始まるな。レンタカーに戻らなきゃ

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昨日より大きい「第二天長丸」公式サイトによると、乗用車だけで35台相当を積載可能。
この航路は国道389号でもあるため、そこそこ積載出来た方が良いですよね。

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で、実際のところ7時40分の蔵之元港の始発便は自動車4台の積載のみでした。

うーん、日中はもっと台数が多いのだろうか?
これだけ広々とした車両甲板に自動車が4台だけとは少し寂しいな。

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ともあれ、今回の行程で2回目のフェリー。
旅行でフェリーは1回でも珍しいのに2回ともなれば、色々と比較が出来て面白いですよね。

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室内は旅客が少ない事もあり広々。ベンチシートとボックスシートが複数。

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操舵室は客室より上にあるので、船首からの景色も見られたり。

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売店があるみたいですが、残念ながら営業前。

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喫煙者にやさしいのでデッキには灰皿があります。

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さて、今日は天気も悪いので涼しい船内で大人しくしてますか。
コンビニで買ったサンドウィッチでも食べよう。限界旅行で食うコンビニ飯は好きです。

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洋上を進むこと十数分・・・。

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天草市の牛深港に間もなく接岸だ。車両甲板へ移動しなくては。

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ついに念願の天草に突入だ。

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あ、フェリーの桟橋に所に天草市の道路標識があった。
そうか、ここ国道扱いのフェリーだったな。そりゃ標識が必要ですわね。

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フェリーで移動したので、カーナビはまだ鹿児島県の蔵之元港の表示でしたが・・・。

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「ポン!熊本県に入りました!」

からし蓮根すか・・・。

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で、朝の8時台に天草に到着したところで、まだ商店とか空いてないのよね。

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この時間でも空いてる所といえば、展望台は24時間年中無休だ。
牛深港の近くの山へ車で登ってきました。

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うーん、曇天!雨が降らないだけマシか。

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で、時刻は進み午前9時。牛深港での目当てはこちら。
「道の駅 うしぶか海彩館」に隣接する施設にある軍艦長良記念館です。

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こちらは朝9時から空いています。
大きな資料館というよりは、公共施設の一部屋を使って展示されているもの。

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館内にはずらりと並ぶ戦艦長良に関する資料。

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戦艦長良の最期は、1944年にこの天草の牛深沖で米軍の潜水艦によって撃沈。
乗組員348人が犠牲となった。

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犠牲者らの供養のため、地元の佐々木ツルさんが私財を投じて牛深に慰霊碑を建てた事に始まり、
その後、戦争被害の風化させまいと地元有志らが集まり、戦艦長良の資料を集めて開館したのが、こちらの記念館。

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ここでは多くは語りませんが、道の駅に併設だし無料なので是非とも立ち寄って頂きたいスポットです。
慰霊碑の方がアクセスが不便な場所(駐車場が無い、小高い山を登る)にあるため、今回は寄りませんでした。

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曇天だった天草の空も、少しは良くなって来ました。
さて、天草といえばアレ、という感じで次の観光スポットへ向かいましょう。

<次回に続きます>

2018年に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産登録されたのは、記憶に新しいですよね。 その世界遺産の構成資産が、ここ天草市の﨑津というエリアにあります。 天草へ来たのなら、やはりここは寄っておきたいという事で、世界遺産を訪れて帰るドライブツアー3日目です。
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