筑豊ドライブ観光。炭坑節の発祥の地、三井田川鉱業所伊田坑跡の博物館を訪れました。

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 「月が出た出た 月が出た サーヨイヨイ」のフレーズでお馴染み、炭坑節。
その炭坑節の発祥は、筑豊炭田の伊田坑の炭鉱労働者によって唄われたのが始まり言われています。

そんな伊田坑の様子を展示した「田川市石炭・歴史博物館」をはじめ、筑豊エリアをドライブ観光しました。

このページはこちらの記事の続きです。

惜しくも2022年3月をもって最終運行を迎えた「フェリーふくおか2」 近年デビューしたフェリーといえば、明るくて綺麗で一人旅にも最適ってのが多いですが、 ここはあえて、最終運行間近だったフェリーに乗って大阪南港から福岡北九州を目指しました。

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前回に引き続き、2022年3月20日()。おはようございます。

早朝のフェリーで新門司港に到着し、そのまま朝の6時台に小倉駅へ放り出されるとか
九州が地元の人ならいいけど、観光客にとっては到着が早すぎますよね・・・。

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そんな早朝ユーザーの救いの手となるのが、商店街にある「資さんうどん」
北九州を代表するローカルグルメ。24時間営業なので早朝のフェリーを下りても温かいうどんが食べられるぞ。

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名物の「ごぼ天うどん」・・・のように見えますが、ちょっとカスタム
朝メシはフェリーで食べた事もあり、「小サイズうどん」と「ごぼ天単品」を組み合わせた代物。

うーん、柔らかい博多うどんも美味い。

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うどんだけでは時間が過ぎないので、適当に早朝から小倉駅周辺の散歩したり。

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それからトヨタレンタカーへ開店ダッシュ。今日は一日レンタカーを使って、筑豊エリアの観光をしましょうかね。

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手続きを終えて車をピックアップ。まずは若松方面を目指しましょう。

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「いかにも」な雰囲気のする若松の港湾地区の先に目的地あり。

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はい、到着しました。
なんか釣り人で賑わってて、思ってたのとちょっと雰囲気が違いますがここです。

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はい、目的はこれ。この変な物体!

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経年劣化していますが、案内板がありました。
これが「軍艦防波堤」として今もなおそこに残る、旧日本軍の駆逐艦なのです。

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戦後、解体された船体がここ若松で防波堤として再利用されたもの。
かつては原形を留めていたそうですが、劣化や崩壊により今は駆逐艦「柳」の一部分が堤防上から確認出来るのみ。

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このコンクリートの隙間にある金属部分が「柳」だったのだろうか・・・。

軍艦については正直よく知らないジャンルなのですが
車が無いと訪問が難しい場所でしたので、今回この機会に足を運んでみました。

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はい、軍艦防波堤の次は折尾駅へと寄り道します。

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「日本初の立体交差駅」として有名であった、鹿児島本線と筑豊本線の折尾駅ですが、
このたび線路が全て高架線へと切り替わったという事で、どんなもんか様子を見に来ました。

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で、線路は2022年の3月に高架へ切り替わりましたが、駅周辺の再開発はこれから始まるところ。
切替前の旧線(筑豊本線)のホームがまだそのまま残ってて、線路を潰した通路を通り抜ける変な感じに。

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こちらは筑豊本線から小倉方面へ向かう短絡線。踏切は廃止されてますが線路とかそのままですね。

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高架駅なのに先代駅舎の意匠を施した駅舎を新設するあたり、この駅には歴史と人々の思いがあるのだなと。
ほら、高架駅ってだいたい線路下の用地を駅舎として使うじゃないですか。

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駅舎内の様子。建物自体は現代のものですが、内装などは古い雰囲気をなるだけ再現している感じ。
中央にあるのは、旧駅舎にもあった円形ベンチ。これも再現されているとの事。

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せっかくなので、入場券を購入して駅構内へと立ち入り。
折尾駅名物でもある、駅弁の立ち売りおじさんの姿が。高架化してもずっと続けてるんですね。

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名物の「かしわめし」をひとつ購入。年季の入った木箱が「立ち売り」の歴史を物語る・・・。

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モニュメントとして駅構内に残る線路。
「そこまでやるか?」とも思えますが、かつて石炭輸送を担った歴史ある線路ともなると、保存するのも納得。

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鹿児島本線と筑豊本線がほぼ直角に交差した旧折尾駅。
更に両線を結ぶ短絡線も存在したため、この駅はかなり複雑化していた。

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それを上手いこと並列のホームで高架化出来たなぁと。
ちらっと入場券で寄り道をした程度ですが、なかなか面白かったよ折尾駅。

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さて、次の観光スポットへ向かいましょう。
冒頭にも書きましたが、今回の主目的でもある「田川市石炭・歴史博物館」へと向かいます。

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折尾駅から約1時間。田川市に到着しました。

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ここが三井田川鉱業所伊田坑跡。今でも竪坑櫓と煙突がモニュメントとして残されています。
この辺一帯がかつての伊田坑でしたが、今は石炭記念公園として整備されています。

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公園の一角にあった「炭坑節発祥の地」の石碑。
「月が出た出た月が出た」のフレーズ、誰しも一度は聞いたことありませんか?

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公園内の自動販売機の側面にも書いてありました。炭坑節プッシュが熱い!!

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それでは入館料を支払い、展示施設の内部を見学します。

展示内容は主に、筑豊地域の炭鉱の歴史から当時使われていた機材の紹介など。
この辺りはどこの炭鉱系博物館と大体同じですね。

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主に石炭の輸送を目的に筑豊地域は鉄道網は張り巡らされました。
既に廃線となってしまった路線もありますが、この地域がどれだけ石炭に力を入れていたのかがよく分かりますね。

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今は公園となっているこの伊田坑も、当時の様子が分かるように模型が用意されてました。
竪坑と煙突はさっき見たのと同じものになります。

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そのほか、博物館には当時炭鉱で使われていた機材類がずらっと並んでおり

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石炭の産出だけではなく、保安関係の品々も展示されている。
炭鉱といえば、歴史上いくつもの大規模な事故が発生している危険な場所。保安も重要ですね。

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神に祈るという文化はいつの時代も変わりませんね。

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大きめの展示物は屋外に陳列されてました。こちらは石炭を運ぶ貨車と線路ですかね。

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貨車の方向転回をするための転車台やら

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人を乗せる人車とか色々と置いてありましたが、紹介しきれないので割愛。

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こちらは再現の施設になりますが、炭鉱夫向けの炭鉱住宅がその年代ごとに並んでいました。

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最も新しい昭和の炭鉱住宅。2間あるので家族向けなのかな?

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「人が居る!」と思ったら人形でした。博物館あるある。

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順路に従い再び屋内の展示へ。
炭鉱の歴史は長く、近代化する前は手掘りで石炭を採掘していたというので恐れ入る。

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ポロリどころか、丸出しやん・・・。そういう時代だったのかな?

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機械化によって効率化はされたものの、エネルギー転換などに追われ衰退した石炭産業。
かつての日本の繁栄というか、失われた文化を見て知る事が出来るという点でも、やはり炭鉱関係の展示は面白い。

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そんな感じで三井田川鉱業所伊田坑跡でした。
九州の炭鉱跡といえば、世界遺産にも登録された三池炭鉱とかが有名ですが、こちらも面白いので是非見て頂きたい。

<後半の話題に続きます>

「日本初の有料道路」とも言われる耶馬溪の「青の洞門」 江戸時代、禅海和尚によってノミと鎚だけで掘り進めたのがその始まりとされています。 前回の筑豊エリアとは離れますが、県境を越えて大分県内陸部の観光地へと行ってみました。
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