惜別!引退間近の名門大洋フェリー「フェリーふくおか2」に乗ってお安く北九州へ移動した話。

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惜しくも2022年3月をもって最終運行を迎えた「フェリーふくおか2」

近年デビューしたフェリーといえば、明るくて綺麗で一人旅にも最適ってのが多いですが、
ここはあえて、最終運行間近だったフェリーに乗って大阪南港から福岡北九州を目指しました。

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2022年3月19日()。18きっぷで大阪駅へやって来ました。
大阪へ来る前は京都に寄ったりしましたが、その辺の話は省略。

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このままフェリーターミナルへ向かっても出港まで少し時間があったので、梅田界隈を散策。
阪神梅田駅のミックスジューススタンドはいつも賑わってますなぁ。ゴクゴク。

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四つ橋線の住之江公園経由でニュートラムに乗り換え。フェリーターミナル駅へ向かいます。

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本日は予報通り夕方から小雨。
これからフェリーに乗りますが、まぁどうせ夜行フェリーだし建物内だから気にしなくていいか。

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フェリーターミナル駅へ到着。歩行デッキで連絡されたターミナルへと向かいます。

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このフェリーターミナルからは、名門大洋フェリーが新門司港へ毎日2便
そしてオレンジフェリーの愛媛東予港行きの2社が運行されています。

この社会情勢だというのに、1日2便を維持してる名門大洋フェリー。応援せねば・・・。

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出発も到着も早い「1便」は期間限定で30%割引でした。
カプセルホテルのような個室スペースの「ツーリスト」で運賃5,610円。その辺のビジネスホテルばりに安いぞ・・・

最近はチケットレス乗船にも対応しているそうですが、紙のチケットが欲しいよね。(窓口で出してもらった)
ターミナルで検温をして、いざ乗船や。

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冒頭にも書きましたが、今回乗船するのは「フェリーふくおかII」
2002年に就航して約20年運航を続けた同船は2022年3月に新造船と入れ替る形で最終航海を迎えました。

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乗船。とりあえず部屋に荷物を置いておきましょう。

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こちらが「ツーリスト」の客室。ロールカーテンで仕切るだけの簡易個室。
大部屋で雑魚寝よりはプライベートの空間が確保されるので、格安移動勢にも人気の区画です。

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アメニティも寝間着も無いのですが、まぁ寝るだけと考えれば十分ですね。
これで5,610円なら文句無いっしょ。船内中央部なので携帯が圏外なのは痛いですが。

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分かりにくい場所にコンセントもあります。

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それじゃま、出港ですよーー!
懸念してた雨も上がり、デッキでずぶ濡れになる心配もなくなりました。

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旅客搭乗橋も外され、どこからか銅鑼の音が響く。

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地上スタッフによるお見送りもあって、ほっこり。
安いしビジネスライクな旅客船かと思ってましたが、やっぱり船旅はコレじゃないとね!!

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船は大阪南港を抜けて、12時間半の船旅へと向かいます。
・・・まぁ、陽が沈んでからがメインなので、ほぼ真っ暗ですけど。

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個室の旅客は自室で思い思いに過ごせば良いのですが、
私みたいな大部屋やツーリスト勢がフリースペースを占領しているので、意外と「時間を過ごす場所」が無い。

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社会情勢の影響で旅客は「どちらかといえば少ない」という感じで、別にガラガラという事は無い。
1便は出航時間が早い分、寝るまでに過ごす場所を確保しとかないとダメだな。

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名門大洋フェリーに限らず、瀬戸内航路のフェリーでは当たり前のように紹介されている三大架橋の案内。
だいたいの通過時間が書いてあるし、船内割とヒマなので見ましょうかね。

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そんな感じで明石海峡大橋まで来ました。
遅く感じるフェリーですが、こういう構造物の近くを通る時にその速さを実感します。

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観光客が少ないのか、デッキで明石海峡大橋を見てる人は少なかった。
出発時間の早い1便だし、観光客じゃなくてビジネスとか帰省とかのヘビーユーザーが多かったのかな?

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さて・・・明石橋も通過したし、メシにするかね。

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船内の食堂はバイキングスタイル。大人1,600円で食べ放題だ。

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過去に名門大洋フェリー乗った時は、普通の食堂スタイルだったけど、近年はバイキングになったのね。
どうせならこっちの方が料金も分かりやすいし、色々食べられるから満足度は高いよね。

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色々手に取った結果がこちら。これが名門大洋フェリーのバイキングメニューです。

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窓際で優雅にディナー(真っ暗)

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キャンペーン中だったようで、ディナー券を購入した人はもれなく軽朝食無料券をもらいました。
なお営業時間は4:30-5:10の40分間。朝早すぎるわ!

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食事後は大浴場でのんびり。ダラダラしてたら瀬戸大橋を通過する時間だったので、慌ててデッキへ出たり。

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レストランの営業が終わると、その座席の一角はフリースペースへと開放されます。

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売店で売ってた酒を飲んで、同行者とダベしながら過ごす。

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もう香川県の西側まで来てるのか。思いのほか早いんだなフェリー。

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まもなく最終運行を迎えるフェリーふくおか2。
新造船に比べたら古さが目立ちますが、このタイミングで乗船出来たのも、何かの縁だと思います。

朝も早いので、さっさと寝ましょう。


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2022年3月20日()。おはようございます。
フェリーは山口県の沖合、ほぼ九州のあたりを航行しております。

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もうちょっと詳しい位置だとこんなのですね。新門司港はもう近い。

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無料券あるし、あんま腹減ってないけど朝食食うぞー!(貧困)

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無料効果なのか知らないけど、朝食はそこそこ混雑してました。

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パンはベルトコンベア式のトースターによって焼かれます。
これひとりがトースターを占有しなくて良いので、効率いいよね。

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バターロールとゆで卵とサラダをいただく。早朝フェリーメシというのも悪くない。

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時刻は午前5時ちょい過ぎ。3月だし西日本だし、周囲はまだ薄暗い。

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港という性質から照明で煌々と照らされているなか、下船の準備が着々と進められる。
デッキからその姿を見るのもまた面白い。

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さて、12時間半にも及んだ瀬戸内フェリー旅もあっという間。少しもの足りないよね。

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新門司港からは送迎バスで門司駅または小倉駅まで輸送してくれます。これも無料なので至れり尽くせり

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この送迎バス、てっきり西鉄バスの委託かと思ったら北九州市営バスだったので驚いた。
公営バスで民間のフェリーの旅客輸送するんだ。

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そんな感じで名門大洋フェリー乗船記でした。

早朝に九州へ到着したのだし、今日は一日九州を満喫するぞ。

<観光の話題に続きます>

「月が出た出た 月が出た サーヨイヨイ」のフレーズでお馴染み、炭坑節。その炭坑節の発祥は、筑豊炭田の伊田坑の炭鉱労働者によって唄われたのが始まり言われています。 そんな伊田坑の様子を展示した「田川市石炭・歴史博物館」をはじめ、筑豊エリアをドライブ観光しました。
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