県境シリーズ。県境上に神社と茶屋のある珍スポット、旧碓氷峠見晴台に足を運んだ話。
みんな大好き珍県境。軽井沢のちょっと先、旧碓氷峠にある県境には神社があります。
パワースポットとして紹介されている神社であったり、茶屋や見晴らしの良い展望台もあり。
観光要素がいっぱいある長野-群馬の県境らしいので、足を運んでみました。
このページはこちらの記事の続きです。
八ッ場ダムから峠を越えて、軽井沢の駅へやって来ました。
写真は軽井沢駅にある、しなの鉄道の旧駅舎
待合室で見かける椅子やテーブルの柄。分かる人には分かる「ドーンデザイン」ですね。
しなの鉄道が軽井沢町から「駅舎記念館」を借り受け、水戸岡鋭治氏によって再デザインされた内装となっている。
というかここ、記念館ではなくて普通に現役の駅舎として使っているんですね。
券売機や窓口があって駅としての機能は兼ね備えてるけど、最初気付かなかった。
2階は「ろくもんラウンジ」として、観光列車「ろくもん」利用者向けの待合室になっているらしい。
全国各地で見かけるようになったドーンデザインの車両ですが、ろくもんはいつか乗りたいなぁ・・・。
こちらは以前よりある軽井沢駅のコンコース。奥が新幹線とプリンスホテル系の施設。
橋上の改札口もドーンデザインになってますね。
駅周辺をちらっと見たら移動。軽井沢の観光の中心地は駅から離れた「旧軽井沢銀座」というエリアになります。
駅前にレンタサイクルとかもあったのですが、観光地価格なのが難儀だったので車で移動。
裏通りにあった安い駐車場に車を置いてメインストリートへ。
普段の旧軽井沢の混雑具合をよく知りませんが、観光客の姿はちらほら・・・?
よく見てみると、空家となった店舗がいくつか見受けられた。
首都圏にも近い人気観光地でもこうなっているとなると、やはりコロナの影響なのか・・・。
さて、記事タイトルにも書いた本題。
旧軽井沢のあたりをふらついてたら「見晴台」という観光スポットがあると知り、商店街を早々に切り上げ車で移動。
「碓氷峠」といえば旧信越本線の「めがね橋」がある辺りを思い浮かべるのが普通かもしれませんが、
見晴台はかつて人々が徒歩で移動していた時代の碓氷峠にある展望台。つまり旧中山道ですね。
で、見晴台エリアにある神社へやって来ました。
特筆すべき点は、この県境に存在する神社。
お宮ははひとつの神社ですが、県境を挟んでふたつの宗教法人が同居する珍スポットとなっております。
手前の石段はパッと見普通ですが・・・。
参道上には「長野県」と「群馬県」の文字が刻まれています。
西側、長野県は「熊野皇大神社」。東側、群馬県は「碓氷峠熊野神社」と名前の賽銭箱も別。
もちろん御朱印も別々に受け付けているそうだ。
珍しい神社という事もあり、観光客の姿も多く賑わっていました。
そんな珍スポットの目の前にあるのが珍スポット茶屋。
建物の前の駐車スペースに赤線が引いてありますが、これはもちろん県境のライン。
県境にある峠の茶屋「しげの屋」
こっちは県境っぽさをしっかりとアピールしてますね。
店内にも県境ラインが引かれており・・・
人気はこの県境席でしょうか。既に先客が居らしたので離席した後に撮影。
創業300年余の名物「ちからもち」は1人前500円
テラス席で景色を見ながら頂く柔らかいお餅は甘くて美味しかったです。
さて、見晴台エリアにあるもうひとつの観光スポット「見晴台」へ行きましょう。
神社も県境、茶屋も県境、見晴台も県境でここらへんは県境がアツいな!!
整備された石畳の道を進み、旧街道っぽさを感じながら峠への道を進む・・・。
ついたー!!
展望台から見えるのは妙義山と、その奥に見えるのが富岡とか高崎方面かな?
そして見晴台にも県境を示すモニュメント。
てっきり展望台が両県に別れているのかと思いきや、ここは県境の群馬県側だけが展望台になっていたのか。
いやー、軽井沢にこんな県境パラダイスがあったとは。思いがけぬ発見があって面白かった。
そんな感じで1泊2日の長野-群馬の県境めぐりツアーでした。
この2日間でどれだけの県境を行き来したのだろうか。目に見えない境、楽しいな。