ミールを見入る。苫小牧市に常設展示されている宇宙ステーション「ミール」の予備機を見る。

北海道苫小牧市に、宇宙ステーションの「ミール」が展示されているって?
えーっと、正しくは1986年に打ち上げられ、2001年まで使われた宇宙ステーション「ミール」の
予備機として製作された個体が苫小牧市で展示されているという事です。宇宙には行ってません。
北海道滞在2日目、苫小牧市や「ウポポイ」を訪れました。
このページはこちらの記事の続きです。

2020年7月19日(日)。おはようございます。
旅行者の朝は早い。今日は朝の7時から行動開始です。

訪れたのは苫小牧港近くにある、海の駅「ぷらっとみなと市場」へ
北海道へ来たのならば、やはり海鮮系の朝ごはんは食べたいですよね。

苫小牧といえば「ホッキ貝」の水揚げ量が日本一で、その名産品を使った「ほっきカレー」が有名グルメ
市場の食事処でも、どのお店もほっきカレーを売りにしてますね・・・。

で、注文したのは海鮮丼とほっきカレーのお値打ちセットを注文。ふたつで1,500円とリーズナブル

海鮮丼とカレーって合うのか?というのはさており
日常的に貝類をあまり食べないのもあり、ホッキ貝は変わった食感と味わいで美味しかったです。
・・・そういえば昨晩もカレーだったな。

さて、苫小牧で朝食を頂いた後は、進路を西に白老町の方面へ
昨今の社会情勢によりオープンを2020年春から延期した「ウポポイ(民族共生象徴空間)」へと向かいます。
ちなみに、ウポポイというのは北海道の先住民族であるアイヌを主題とした国立博物館と関連施設群です。

着きました。
訪問したのはオープンしてまだ1週間という状況でしたが、事前予約の入場制限を行っているためか混雑はなく。

来場者同士で間隔を確保するためのマーク。いわゆるソーシャルディスタンスですね。
本来は4月オープンでしたが、こういうの準備するのもあって、延期したのでしょうか。

入場ゲート前に急遽用意されたと思われるブース。来場者の体温を計測しているようだ。

新規オープンする施設なので、入場ゲートも駅の自動改札機みたいなモノが置いてありましたが、
それは使わずに有人ゲートでひとりひとり、事前購入したQRコードを読ませるという仕組みでした。

こちらが国立アイヌ民族博物館の外観。アイヌというか近代的である。

内部はもちろんアイヌ民族に関する歴史や物品の展示などがずらり。

この博物館については、世の中的に色々と意見があるようですが、そのあたりは各自で判断してください(投
展示ひとつひとつをじっくり見たならば、あっという間に1時間コースでした。

ス、スワッ

屋外でアイヌの伝統演舞が披露されるという事なので見に行く。座席はソーシャルディスタンス仕様

ステージ上で行われる演舞。正直よく分からなかったが、見られた事は良い経験かなと。

こちらはアイヌの住居である、伝統的コタンを再現したもの。

内部もできるだけ再現しているという。入館は人数規制をしており、スタッフではなく自動音声での案内でした。

上を見上げるとスプリンクラーだったり、空調設備だったりが見える。新規施設なので仕方ないっすよね・・・

ん、新規オープンなのに住居を新築している?これも展示なのかしら?

他にも映像上映や体験コーナーがあり、全部回ると結構な時間になるようですが、
博物館と演舞と住居の展示を見たら満足してしまった。博物館だし、軽く見るだけってもでも良いかと思います。

昼飯の時間帯だったので、今度は何処で食うかなーと思ってましたが、近くに地元のスーパーがありました。
旅行先で地元スーパーへ行くのも面白いですよね。昼飯はお惣菜コーナーで何か買って食べよう。

室蘭やきとり?
やきとりと書いてあるが、豚肉と玉ねぎという組み合わせらしい。これは美味そうだ。

北海道といえばザンギですね。買っておこう

あとザンギバーガーみたいなのがあったので買って、公園のベンチみたいな所で頂きました。
うん、観光地の観光メシもいいですが、こういう地元メシもいいっすね。

さて、ウポポイでターンするような形で苫小牧へと戻ります。
今夜の飛行機で帰るので、あとは空港の近場で時間を潰したいところですね。

で、向かった先は苫小牧市科学センターの一部である「ミール展示館」へやって来ました。
あの宇宙ステーションとして利用されたものと同型機が、なんと苫小牧市に置いてあるという。しかも無料!

館内に入るといきなり現われるミールの姿。
宇宙ステーションっても、これ単体で滞在するのではなく、ステーションの一部分と言った方が正しいかも。

既存のステーションと接続する為の「ドッキングポート」
これを宇宙空間で他と接続して、ここから人が出入りするそうだ。どんな構造になってるんだ?

反対側。様々な機器や端子が露出しています。

なんと内部も公開しているので、さて階段を登るってあああああーーー!!
新型コロナウイルスの影響で内部の公開は休止中だそうだ。
宇宙ステーションの内部に入れる機会なんてそんな無いのに、まさかコロナの影響がこんな所に及ぶとは・・・。

仕方なく窓から内部を見るだけにするなど。
しかしこの「ミール」の予備機、元々は名古屋で開催したデザイン博(平成元年)で展示したモノが苫小牧に居るんですね。
よくまぁこれを買い取ったものだ。

苫小牧市科学センターですが、他にも何か展示があるようなので館内を移動する。
写真撮影の顔出しパネルは休止中・・・。

図書コーナーも休止・・・。

体験コーナーも休止って、館内の展示の9割くらいが休止やないっすか!!
他に誰もお客さん居なかったし、開館していたのは有り難いけどもなんかちょっと寂しい。

苫小牧といえば、アニメ化や実写映画化もされた「僕だけがいない街」の舞台。
作中にも苫小牧市科学センターが登場するらしく、原作者の三部けい先生による色紙が展示されていました。
どんな感じに登場するんだろ。今度見てみよう。

そんなこんなで、ウポポイと苫小牧市科学センターの話題でした。
長くなったので、苫小牧後編に続きます。



