北海道南の果て。スカイマーク片道10,000円セールで襟裳岬を目指してみた。
北海道にある襟裳岬。海に突き出たその岬は日高山脈の最南端に位置する。
新型コロナウイルスの影響が続く昨今ですが、この夏にスカイマークが片道10,000円のセールを実施。
折角の機会という事で、蜜を避けつつ向かおうと考えた先は南の果ての襟裳岬。
北海道は何度か訪れた事がありますが、未踏の襟裳岬へ向かった話題をさらっと紹介。
2020年7月18日(土)。おはようございます。
北海道といえば、過去に搭乗に遅れるというミスをやらかしたので、以降早めの空港到着を心掛けています。
それにしても空港に人が少ない。それもそのはず、国際線はほぼ欠航で国内線(写真はANA)も欠航が目立つ。
まだまだ新型コロナウイルスの影響が続き、旅行業界および日本はどうなってしまうのか?
スカイマーク指定搭乗ゲート、2番搭乗口より千歳便は出発する。
ここターミナルの一番端にあるので。結構遠いんだよね・・・。
セールの座席は割と多めに設定されていたものの、機内は空席がちらほら。8割搭乗って所でしょうか。
7月下旬で季節的には夏ですが、天気が悪くて夏っぽくないのも要因かもしれません。
キャンペーンでサージカルマスクを配布してました。有り難い。
つつがなく北海道に到着。
ターミナル到着後にレンタカー窓口へ向かうのだが、明らかに人が少ない。
どうなっちまったんだ!!
よく使うトヨタレンタカーの輸送バスにて移動。いつも割とすぐ来るけど、待ち時間が長かったのは台数を減らしているせい。
輸送バスは他の乗客がおらず、我々だけの貸切状態でした・・・。
今回2日間借りるのは、トヨタのハイブリッド車アクア。
別にVits改めヤリスのグレードでも良かったのですが、何故か公式サイトで割引されてたのでこっち借りました。
今回は襟裳岬を目指すので、空港から進行方向を南に苫小牧方面へ。
早速セイコーマートを見かけて軽食を食うために立ち寄るなど。写真撮ってないけどポテトとかチキンとか好き。
襟裳岬の途中までは日高自動車道が開通しているので、サクっと移動出来ます。
しかしながら本当に途中までで、襟裳岬までの大半が一般道となる。道路整備はまだこれからという感じですね。
一般道へ降り北海道らしい景色が広がる。
途中で寄り道したのは、とある海岸。目の前に現われるのはコンクリートの台座?
実はここ、慶能舞川(けのまいがわ)橋梁といい、JR日高本線の豊郷駅と清畠駅の間にある区間なのですが、
2016年の台風被害により橋梁と路盤が流出して以来、復旧の目処が立たずそのままの状態となっている。
線路脇に寄せられた橋梁の一部。
JR日高本線はその大部分が長らく代行バスでの運転。ローカル線のため「復旧は困難」という状況が続いています。
日高本線の被害の範囲は広く、もうひとつ被害を受けた場所を見に行くことに。
やって来たのは大狩部駅。
ホームの目の前に海がある、旅情あふれるローカル線、という感じですが・・・
2015年の高波により路盤が流出。現在も線路がグニャリと曲がったままの状態になっている。
自然災害の恐ろしさ、インフラ維持の難しさを知ったのであった。
大狩部駅の駅舎、というか待合室。
ローカル線だしバス代行運転だし、誰も居ないかと思いきや海釣り人と自動車が何台か居ました。
道の駅 サラブレッドロード新冠にてご休憩。
新冠町に限らず、日高本線の沿線には競走馬を飼育する牧場が多々あり、それを売りにしている自治体も多い。
写真はバイセイコー号の像。競馬をよく知らない私でも聞いたことある馬。ここ出身だったのね。
確かに牧場が広がり、車に乗りながらでも馬が見られるという場所。実に北海道らしい光景かもしれない。
オグリキャップ号の像。競馬をよく知らない私でも(以下同文
さてさて、襟裳岬はまだ遠い。観光スポットの営業時間が終わる前には行かなければ。
再び寄り道。日高本線の終点、様似駅。
列車は来ないものの、駅窓口は営業しているらしい。何の業務をしているのだろうか。
国鉄時代、ここから更に襟裳岬を経由して広尾まで接続する計画があったという。
今後の日高本線の運命やいかに。
進路を更に南東へ。引き続き襟裳岬を目指す。
競走馬が見えなくなったと思えば、今度は日高昆布を乾燥させる姿をよく見かけた。
昆布もこの地方の名産品。こうやって並べて乾燥させていたのですね。
空港を朝の9時半に出発してから約6時間。ようやく襟裳岬が見えてきた・・・!
はい、到着。お疲れさまでした。
駐車場に車を置き、岬の先端まで行きましょう。
ついに来た!北海道の南の果て。襟裳岬へとやって来たぞ・・・!!
・・・と思いきや、襟裳岬の先端はもうちょい先だった。
さすが日高山脈の最南端というか、ゴツゴツとしたこの地形が山脈である事を彷彿させますね。
もうちょい先の方まで来ました。
岩礁に野生のアザラシが居るらしい。
ん・・・・確かにそれっぽいものが居るような。
殆ど動かないからよう分からんわ。
観光展示施設「襟裳岬風の館」へ。
展示内容は地形や自然についてとか、そういう内容でしたが・・・
気になってたのはこちら!!
なんか萌えキャラがいますが、萌えキャラが気になってた訳ではありません。
「襟裳岬の風を体験する」というアトラクション。
風速25/mという台風並の強風を体験出来るのでちょっと面白そう。
感想:くそ面白かった!!
アトラクションなので楽しめますが、こんな強風が吹き荒れるなんて、襟裳岬は恐ろしい。
近くの観光客向けの飲食店でお食事。えりも岬名物ラーメン(1,100円)
カニ、タコ、つぶ貝など名物がいっぱいで見た目にも味も美味しいラーメンでした。
っと、そんな襟裳岬でした。
晴れていたらまた雰囲気も違っていたそうですが、年間通じて殆ど視界が悪いのがこの地方の特徴らしい。
今日はこれから苫小牧方面へと戻りますが、今度来るときは、広尾まで通り抜けたいですね。
帰りは特に大きな寄り道はせずに移動。さすがに陽が沈んでしまったら見られる場所も無いし。
晩ごはんは苫小牧にあった、餃子とカレーの「みよしの」
北海道らしいグルメもいいですが、こういうのも私は好きです。
というか、このサイトで「みよしの」が登場したのは何回目だろうか?
そんなこんなで北海道1日目でした。2日目に続きます。
<2日の話題>