〇〇には見えない世界遺産?佐賀県の世界遺産「三重津海軍所跡」の見物をしました。
毎年のように日本国内では世界遺産が誕生しており、観光産業的には有り難い要素である反面、
その数が増えすぎて、何だか世界遺産の有り難みが薄くなっているような気がする今日この頃。
そんな佐賀県には2015年に「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として世界遺産に登録された、
「三重津海軍所跡」があるという事なので、筑後川昇開橋と合わせて足を運びました。
このページはこちらの記事の続きです。
前回の筑後川昇開橋と同じ路線バスに乗ること数分。「佐野常民記念館入口」というバス停で下車。
昇開橋とエリア的には近いものの、歩くには少し遠いのでバスかマイカーを利用したい所。
世界遺産があるならバス停も「三重津海軍所跡」とか名前を加えてほしい所ですが、
周囲にはちゃんと世界遺産の案内ののぼりが立ってました。場所はここで間違ってはいない様子。
とても世界遺産があるようには見えない住宅街なのですが・・・。
あ、道路標識タイプの案内看板がありましたね。
確か、三重津海軍所跡はバス停名になってた施設「佐野常民記念館」のすぐ脇にあるらしい。
そんでもって、資料展示も佐野常民記念館に併設されてるそうなので、まずはそこを見ましょうかね。
臨時休館じゃないっすかーーーー!!
おのれコロナウイルスめ。中小の資料館まで臨時休館に追い込むとは・・・。
まぁ、このご時世だし展示館が休館してるのは想定の範囲内。
世界遺産の三重津海軍所跡は屋外にあるので、施設が休館でも世界遺産だけは見られるハズ!
早津江川の河川敷に広がる、これが世界遺産「三重津海軍所跡」だー!!
・・・あれ?世界遺産は?
確かにここに世界遺産「明治日本の産業革命遺産」とか書いてあるけど、肝心の世界遺産は?
テレビ番組で散々話題になったのでご存じの方も多いと思いますが、
確かにここに「三重津海軍所跡」が存在しました。保存が難しく発掘調査後に埋め戻したので現物は見えません!
公園になっている河川敷には案内板があり、ここがどういう施設であったかは紹介されていますが・・・
重機があったり穴が空いてる、土木工事現場さながらの世界遺産は、ある意味珍しいのではないか。
写真が置かれている所は「比較的」分かりやすいですね。遺跡の写真ですけど。
三重津海軍所跡は、現代の世界遺産の増加に一石を投じる存在・・・なのかもしれません。
ちなみに、今回コロナ閉館していた佐野常民記念館では、VRスコープの貸出を行っており
地中に埋設されている世界遺産がなんとVR技術で目の前に・・・!という事らしいです。
私もよく分かってなかったのですが、三重津海軍所跡ってのが何かと言いますと
1858年に佐賀藩が設立した造船施設等の施設群だそうです。この辺を資料館で詳しく知りたかったな・・・。
そんな感じの三重津海軍所跡でした。何やら手を加えている感じなので、またいつか訪れたいですね。
折り返し佐賀駅へ戻るバスまで時間が余りまくったので、佐野常民生誕地へ行ったり。
この方は日本赤十字社の創設に向けて尽力した偉人だそうですが、生誕地は案内板があるのみ?
最寄りのコンビニに寄ってから別のバス停より佐賀駅へ帰ります。
佐賀駅から自由席特急券を購入して、博多までは特急かもめ号に乗るぞい!
佐賀-博多という短距離ながら割安の割引切符が存在するため、乗車率は結構高め。
自由席もギリギリ座れた感じで、かもめ号の人気を感じますね。
ドーンデザインを感じる・・・。
はい、博多に移動してきました。
3日間にわたる観光でしたが、あとはもう名古屋へ帰るのみですね。
帰る前にちょっと寄り道。博多バスターミナルの「牧のうどん」へ
先日は小倉で資さんうどん、今日は博多で牧のうどん。
どちらも福岡を代表するうどん店。両方行く事が出来て良かった!
帰りは飛行機と列車と悩んだのですが、3連休最終日だったので飛行機もそんな安くなかったので新幹線で。
時間こそかかりますが、名古屋まで乗ってるだけなので楽というえば楽。
EX予約のグリーン車ポイントを使って楽々名古屋へと帰るのであった。
そんなこんなで、3月連休の九州旅行でした。
昨今の社会情勢では外出や旅行が出来なくなっている状況ですが、また落ち着いたら九州行くぞ!!