廃線まであと数ヶ月。わずか1日1往復だけ発着する札沼線「新十津川駅」を訪問する

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1日1本だけとなってしまった列車を見送る地元住人。

ここは札沼線の終点、新十津川駅。
札沼線は札幌駅近郊こそ利用者が多いものの、終端部分の利用者が少なく2020年5月に廃線が決まっている。

旭川から次の目的地へ移動する途中、新十津川駅へ寄れる事が分かったので車を走らせてみたら、
そこには廃線までのカウントダウン中であるローカル駅での、日本で一番早い終電の見送りが行われていた。

このページはこちらの記事の続きです。

台風疎開の北海道旅2日目。旭川を出発して最終的には千歳に向かう計画。その途中で寄り道のように各所のスポットへ寄ろうかなと。 まず最初に向かったのが、旭川市内にある神居古潭(かむいこたん)と呼ばれる場所。景勝地であり、歴史あり、鉄道廃線跡もありと、是非とも足を運んでおきたいスポットですね。

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旭川から国道12号線をひらすら札幌方面に向けてひた走る。
途中で並行する高速道路に乗るのも良かったが、1区間だけなら一般道を走り「北海道らしさ」を堪能しても良いかなと。

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9時30分くらいに到着した新十津川町の新十津川駅。
廃線するくらいのローカル線のローカル駅なので閑散とした駅前のを想像してたら、なんかすごい人で賑わってて驚き。

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なんでこんなに人が居るの?

駅舎にはラストランまでのカウントダウンと、観光客っぽい人が大勢。

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ホームへ行ってみて納得。1日1本しかない列車が9時28分に新十津川駅へ到着したようだ。
この列車が約30分後の10時00分に新十津川駅発の唯一の列車、つまりこれが最終列車。

ラストラン目的で新十津川駅へやって来た乗客に対し、折り返し時間を利用して地元がおもてなしをしているようだ。

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駅前の広場にテントを張り、鉄道グッズや地元飲食店が出張販売をしていたり。
美味しそうな匂いがしたので、自分も何か買おうかな?

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出来たてのジンギスカン。これが無料で振る舞われていました。
ええ、無料でいいんですか??

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駅に来ていた駅長犬みたいな子。

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元々本数が少なかったのに2016年のダイヤ改正ではついに1本だけになってしまった。
もう地元の人が「この路線で行って帰ってくる」というのは、もはや想定されていない・・・。

それもそのはず、札沼線には近くはないものの函館本線が並行しているので、こうなってしまうのは当然の流れか?

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駅構内には国鉄時代の路線図が残されていました。
次々に廃止され、今となっては寂しいものになってしまいましたね。

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地元有志による利用者数の記録。これから冬に向けては惜別乗車客が減りそうですが
冬が終わり最後の春には、更に訪問客が増えるのでしょうか?

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発車時刻となり、近隣の園児やその保護者がホームにて列車を見送る。

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1日1本の列車が行ってしまった・・・。

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鉄道でここへ来た人はそのまま列車に乗車して帰る人が大半のようで、列車が居なくなるとあっという間に閑散とした。
これが「最後の賑わい」になってしまうのか。廃線前の駅を見て、色々と感じた30分でした。

<次回に続きます>

北海道といえば、自然にグルメにそして鉄道。 かつて約4,000kmあった北海道の鉄道路線も年々廃止され、その距離は短くなる一方。 そんな北海道の廃止路線も、その廃線遺構を利用した施設になっている所も多く三笠市もそのひとつ。 以前から訪れたかった三笠鉄道村へ、レンタカードライブの機会に訪れた話。
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