川越火力発電所のとなり、川越電力館テラ46と発電所内見学をした話。
火力発電所って炎が上がって煙がもくもく、そんな漠然としたイメージだったのですが
川越火力発電の中枢部へ行ってみたら、案外すっきりした内容でした。
という訳で、三重県川越町にある「川越電力館テラ46」という、発電所の広報施設を訪れました。
広報施設のほか、1時間程度の発電所内見学コースが用意されており飛び入り参加など。
やってきました、三重県三重郡川越町。
川越といえば、埼玉県の方が有名ですが、こっちも同じ川越を名乗る自治体。
大きな地球儀と一体化したこのビルが、川越電力館テラ46となります。
全国によくある「発電所の広報館」のひとつなのですが、
どうやらここ川越電力館は地球とか宇宙がコンセプトテーマらしい。発電と宇宙?
さながら絵に描いたような宇宙船というかSFちっくな通路に驚かされる。
テーマパークに来たみたいだぜ テンション上がるなぁー
で、到着した先がエントランスみたいな所。
広報館で使う「テラカード」というものを発行して、その先の展示物を楽しむシステムらしい。
そして他人の名前を入力する頭の悪いおたく。
(諏訪ななか:埼玉県川越市出身)
エントランスで「発電所探検ツアーやってますよー」という案内を受けたので、その場で参加のお願いをした。
内部の見学までやってる事までは知らなかったので、これ嬉しい情報である。
探訪ツアーの時間までは館内の展示を見て回る。
こちらは地球への連絡船・・・という事らしい。101便に搭乗しましょう。
入口で作った「テラカード」を使うと、搭乗者名簿に登録されてモニタに晒されるシステム。
宇宙船に乗って地球に帰るぞー、的な演出を楽しむなど。
上の方のエリアは電力や環境がテーマになったゲームコーナー
対象年齢的には小学校低学年くらいなのかな。大人が来ても楽しめるけれど、大人だけで来る場所ではない。
最上階は発電所の周辺を見渡すことが出来る展望フロア。
「メガソーラーかわごえ」と呼ばれるソーラー発電施設。
武豊町の他にもメガソーラー作ってたのか、と思いきやメガソーラーたけとよを移設してたのか。
集合時間になって探検ツアーへと移動。
案内のお姉さんに連れられ、まずは見学ルートの説明を受けます。
そして通常は入る事の出来ない発電所の施設内へと入れてもらえる。
・・・とは言ってもここは発電所。
館内は最初から見学コースが用意されており、ヘルメットも不要で特段危ない所を通る訳でもない。
施設外から見える発電所の煙突。
先端から見えるのは煙と思われがちだが、ここではLNGを使っているため「水蒸気」であるとの事。
へー、それは知らなかった。要所要所でお姉さんの説明を受けつつ施設内を進みます。
全国火力発電所番付という謎の番付表が掲示されている。
各電力会社が火力発電を行うなか、中部電力における火力がアピールされている。
いわゆる中央制御室的な所を案内される。
発電所としてはとても重要な場所なのであるが、どうしても地味に見えてしまう。仕方ないね
LNGを貯蔵するタンクであったり
模型であったり。様々な方法で発電所の案内をしてもらう。
川越火力発電所は出力480万2千キロワットで国内大4位、中部電力管内第1位。
いよいよお待ちかねのガスタービン建屋へ!!
ずらっと並ぶ3号系統のガスタービン。
電力需要に応じて7機あるガスタービンを個別に稼働出来るそうだ。
うーん、しかし「ここで発電してます」と言われてもパッと見分かりづらい絵面だなこれ。
「ヴォォォォォン」と何かが回転している音が響く建屋内にも入れてもらえます。
別の角度からガスタービンが見られますよ!
うーん、なかなか貴重な場所ではあるけど、ちょっと拍子抜けした部分もありました。
けれどもなかなか出来ない社会見学。火力発電についてひとつ詳しくなれました!
川越火力発電所の稼働は平成元年。そして30年が経過して今日に至る。
中部地方の生活を支える発電所。その発電所について、足を運んではいかがでしょうか?
お土産に番組表のコピーを貰いました(笑
そんなこんなで発電所。帰りに四日市とんてきを食べて帰りましたとさ。
□川越電力館テラ46
※川越火力発電所は2019年4月1日より中部電力から株式会社JERAへ継承されました