春はもう目前。南阿蘇地方と湧水をめぐるドライブへ行ってきました。
今回の目的地のひとつである阿蘇郡高森町にある「高森湧水トンネル公園」は、何だか鉄道トンネルっぽい?
という訳で、季節の変わり目を感じる今日この頃ですが、タイトルにもあるとおり阿蘇方面へお出かけしました。
湧水に絶景など、色々と見て回った2日間をさらっと分けてレポート。
2019年3月16日(土)。おはようございます。
お馴染み中部国際空港セントレアから阿蘇くまもと空港へと飛びます。繁忙期ですが特典航空券が取れました。
つつがなく阿蘇くまもと空港に到着。
熊本といえば、今年の大河ドラマの主人公の出身地ですね。
今回は単独旅だったのでレンタカーをネットで安いところを予約したのですが、
窓口で「コンパクトから軽自動車に変えて頂ければガソリン代サービスします」という提案があったので恐れつつ承諾。
とんでもないボロ車が出てくるかと思ったら、走行距離1万キロ程度のナビ付きが出てきた。
ナビはUSB接続でiPhoneのオーディオにも対応してるし、これで十分じゃん。
それではまず、南阿蘇地方に向かって出発!!
出たー!!いきなりヒライに行く奴ーww
レンタカー乗ってら東へ進んだらすぐに目に留まったから、つい。
いや、こういうローカル店舗って寄るべきだと思ってるんです。ある意味、熊本らしい食べ物だしね。
ヒライといえば、熊本のソウルフード「ちくわサラダ」が有名ですね。
「たこ焼き串」とかいう謎商品とともに購入して店頭で頂く。
空港からしばし車を走らせて、南阿蘇村へとやってきました。
今回は阿蘇山周辺を南から順に攻めていこうかなと。まずはここ南阿蘇村にある観光スポットへ
阿蘇といえばもちろん阿蘇山が有名なのですが、火山地域特有の湧水が多く存在し
ここ南阿蘇村にある「白川水源」もそのひとつ。駐車場に車を停めて徒歩数分の名水スポットへ。
白川吉見神社の境内にあるのが白川水源。ただの池か川か何かに見えますが・・・
水面を覗き込むと、水がガンガンと湧き出ているのが分かります(静止画では分かりづらいコンテンツ)
その水量は説明書きによると毎分60トンも湧き出ているとか。この地域を支える大切な水です。
水汲み場が設けてあり、観光客も地元の人も汲んでもって帰れるようになっています。
すくって頂きましたが、うん。これが阿蘇の天然水か。(雑な感想)
白川水源を後にして更に東へ移動。
今日は阿蘇山がよく見えますね。晴れてよかった!
はい、タイトルにも書いてありますが高森町にある「高森湧水トンネル公園」へとやってきました。
「湧水」なのか「トンネル」なのか「公園」なのかどれやねん!と少し分かりづらいネーミングですね・・・。
トンネルの入口前が「公園」の要素ですね。
恐らく湧水を集めて作られた池が広く面積を占めるため、公園であって広場ではない感じ・・・?
さて、鉄道に詳しい人ならこのトンネルの存在は既に知っていると思いますが、
これ実は「高森トンネル」として建設された鉄道用のトンネルを転用して作られた施設なのです。
入口の所に歴史年表がありましたね。
早い話が国鉄時代に宮崎県へとぶち抜くトンネルとして建設したけど、大量出水で工事中断。建設凍結。
という感じです。
もしかしたら、ここに鉄道が通っていたかもしれない、という鉄道遺構なのです。
内部は廃トンネル施設としては珍しく中央に水路があり、そこを奥から手前に向けて水が流れています。
(なお入場料金300円)
ライトアップされたトンネル内を歩くのですが、クリスマスツリーが置いてある?
おい、もう3月だぞ!?ここは時空の歪みのトンネルかな?
奥へ進むとRPGのセーブポイントのような幻想的な照明が・・・?
合わせ鏡になっており、インスタ映えしそうな写真が撮れそうなスポットになってました。
クリスマスツリーに合わせ鏡に、コンセプトがよう分からん・・・。
んーなんだこれ?
「ウォーターパール」と呼ばれるこのシステム
特殊な音波と高速に点滅するストロボにより、球体状の水が滝のように降ってくる仕組み
おー、何だか凄いものを見たのだが、トンネルの最奥地にあるのもまた謎だ。
岩盤から水が湧き出ていますよーというイメージのモニュメント
このトンネルからは毎分32トンの湧水量があるそうです。
最奥地まで行って戻ってくるので、だいたい30分くらいかかりました。
有名観光スポットというか、どちらかといえば珍スポットのような気がしないでもないです。
トンネルの入口には1977-1と読み取れる文字が。このあたりが鉄道トンネルだなって雰囲気を残しています。
トンネルを上がった所で見る阿蘇山。いい天気だなー
高森湧水トンネル公園の真上にある「湧水館」という施設。
高森トンネルのほか、阿蘇地域に関する資料館になっているようなので入ってみました。
高森湧水トンネルについての詳しい情報や当時の新聞記事の切り抜きなどが展示。
「大量出水で工事中断」というインパクトだけが有名になっていますが、詳細には
・工事でこの地域に水を供給する水脈を切断
・周囲の住宅や農地の水が涸れて大騒動
・補償問題で国と揉める
というエピソードがあったとか。新たな水脈を見つけたとかじゃ無かったんですね。
そして今はその水脈から湧き出る水を吸い上げて水源として使っているそうだ。観光トンネルは仮の姿だったのか。
資料館へ行くと新たな発見がありますね。ひとつ勉強になりました。
これも湧水館にあった阿蘇カルデラ地域のイラスト地図。こんなんになってるのかー。
そんなカルデラ地域の景色が見たく、近くの展望台まで上がってみました。
今自分が居るのは、阿蘇の外輪山。奥に見えるのはもちろん、阿蘇山。
少しアングルを変えると外輪山と阿蘇山。そしてカルデラの内側である凹地がよく見える
そんなこんなの南阿蘇の湧水と絶景のドライブでした。
次はあそこに見える阿蘇山に登りますよ!!
□次回に続きます。