かつて海底炭鉱によって栄えた小さな島。世界遺産に登録された「軍艦島」へ行ってきた
□この記事は『世界遺産「旧グラバー住宅」もあるよ、長崎の有名観光地グラバー園へ』の続きの記事です
引き続き長崎観光シリーズです。
世界遺産に登録された事で一躍有名となった「軍艦島」こと長崎市の沖にある端島という無人島。
2009年より上陸による見学が可能となり、メディアで見るだけの軍艦島を生で見ることが可能になりました。
そんな軍艦島を見学した様子をさらっと紹介。
前回のグラバー園から徒歩圏内、常盤ターミナルという桟橋へとやってきました。
ネットで申し込んだ軍艦島の上陸ツアーですが、ここが集合場所となっていました。
軍艦島へ上陸する為には民間のツアーへと申し込む必要があり、ツアーは複数業者あり内容が若干異なります 。
自分はWEBで調べてすぐに出てきたツアーへと申し込みました。
(というか複数事業者ある事を知らなかった)
窓口で手続きを済ませたら、用意された船に乗り込み
軍艦島へ向けていざ出航!
桟橋から軍艦島までは30分とそこそこ時間があります
外海に出るまでは造船所など色々見えるので、ツアーガイドの案内を聞きながら進みます
・・・ってか、波が強くてちょっと気持ち悪い。
出発から30分ほどで、その姿が見えてきました
端島炭鉱によって栄えた島、軍艦島へやって来たぞー!
立入禁止のハズなのに岸壁で釣りしてる人が気がかりですが・・・。
沖合だし管理体制ガバガバなんですね・・・。
上陸用の桟橋はひとつしか無く、我々の船が接近した時は別のツアーの船が停泊中
自分の参加したツアーでは上陸前にまず船上から軍艦島を見て回る、という内容でした。
窓ガラスが半分くらい無くなっているコンクリートの建物は、かつての小中学校。
軍艦島をぐるっと半周しながら見回します
船上での案内放送を聞きながら見る軍艦島の施設群。
社宅に病院に娯楽施設や売店。狭い端島にぎっしり立ち並ぶ施設群はいずれも荒れた状態で残っています。
ぐるっと回って右舷と左舷でどちらからも見えるように配慮。
皆カメラやスマートフォンを向けて撮影をしています。
端島が軍艦に見えると言われているアングル。戦艦土佐に似ているらしい
桟橋を利用する順番が回ってきて、いざ軍艦島へ上陸!
島の南西、建物が少ない炭鉱エリアに第1から第3見学広場が整備されており、
見られるのはその広場と通路のみ。間違ってもあの居住エリアへ行くことは出来ない
船上から見ても感じましたが、今にも崩壊するのではないかという状態。
遠目でしか見られないのは残念ですが、安全が理由であれば仕方があるまい。
上陸後もツアー会社のスタッフによる解説を受けながら見て回る
一部のみが残る状態であるが、赤レンガの建物がかつての「総合事務所」である。
手前に見えているのが、かつての仕上工場
第3見学広場から見えるのは30号棟アパート
「日本最古の鉄筋コンクリート造り高層アパート」と呼ばれており、1916年(大正5年)に建てられました。
上陸時間はだいたい40分くらいでした。
船の揺れと軍艦島内での徒歩移動、それに夏の日差しで結構ぐったり。
しかし産業遺産ウォッチなんてマイナージャンルかと思ってましたが、目にしたどのツアーも大盛況でした。
それに興味を持って訪れる事は良いことです。
見学も終わり再び船に戻って帰ります。またあの揺れる船に乗るかと思うと・・・うっ!
常盤ターミナルにて解散。そんな感じの軍艦島でした。