小説「ともだち同盟」舞台探訪、第三章南海電気鉄道「紀伊神谷駅」
小説「ともだち同盟」探訪シリーズ。続いて行ってきたのは、第三章に登場する南海の紀伊神谷駅です
紀伊神谷駅は、高野山へと続く南海高野線の終点極楽橋のひとつ手前の秘境駅ちっくな場所
(極楽橋-高野山駅間はケーブルカー)
第一章や第二章では神戸が舞台となっていますが、第三章ではいきなり場所が飛んで和歌山県内
なぜこんな場所が?というのはさておき。今回も文章を一部引用しながら探訪を進めましょう
(ネタバレとなる箇所は避けてあります)
小説片手にいざ南海高野線へ!
新今宮駅から南海電車に乗換えて向かうはずが、高野線の橋本から先は本数が少なく
途中駅で何度も電車を待つ羽目になってしまいました・・・・
新今宮駅で橋本行きを逃す
↓
林間田園都市行きに乗る
↓
林間田園都市駅で次の橋本行きに乗る (最初に逃した橋本行きの約30分後)
↓
橋本駅で接続する高野山方面の電車は途中の高野下駅止まり
↓
高野下駅で極楽橋行きを待つ (最初に逃した橋本行きの約60分後)
南海線って事で運航本数も多いだろうと勝手に思っていましたが、これほどまでに本数が少ないとは!
目の前で橋本行きを逃した事で1時間のロスト。いやはや何処へ行くにもダイヤはちゃんと調べないと、ですね
高野線の橋本-極楽橋は急勾配でかつカーブとトンネルが多い区間
けれども、やって来たのは普通の通勤形ちっくなロングシート車。これでぐいぐい急勾配を進むので驚きだ
終点手前の紀伊神谷駅に到着。ホームは山に囲まれていて常時日陰らしく、ここの駅だけ雪が残っている状態
え、アンタたちこの山の駅で降りるの!?とばかりに、ホームへ降りたら電車内の乗客の視線を浴びることになりました
作中での千里による紀伊神谷駅の解説。
殆どの列車は橋本駅で乗換ですが、1日に数本だけ難波から極楽橋へ直通する列車があります(紀伊神谷も停車)
別の駅名標
踏み切りと階段を一緒に収めるのを忘れましたorz
紀伊神谷駅のホームは1面2線ですが、その幅はそれほど広くはありません
全国でもカーブしてるホームでよく見られる光景。ホームと電車の幅がやけに広いアレ
ホームは雪で覆われていましたが、すき間注意の案内だけはしっかり除雪されていました
ホームの先端まで行ってトンネルを眺めた千里が戻りながら、そんなことを言った。駅を満喫するコースに、寝る、というメニューは不動の四番バッターになっている。
極楽橋方面はすぐトンネルになっています。そして狭い
足がはみだしそうです。はみ出しました
(寝転がってるのは同行者のうちのひとり)
「それもそうですね」
「その前に、こんなところで横になったら凍死するよ。ホーム、凍結してるんだから」
作中の会話にも出てきましたが、この駅には駅員が常駐しているという事実
利用者も少ないのに、駅の周辺に何もないような秘境駅なのに・・・
こんな駅ですが、駅員が常駐している事もあってか簡易型の自動改札機が設置されています。
ICカード非対応だったし!
駅員さんにICカードの旨を伝え、別途処理を行ってもらいました。
山間の古い駅舎。なかなか良いですね(なぜかローアングル)
紀伊神谷駅の時刻表。毎時1本以上あるので比較的多い方ですね
駅舎を外から
寒い・・・
ソフトバンクは圏外・・・
っと思ったらauも圏外だった。
ドコモは大勝利!
こんな駅でも携帯がつながるとは。ドコモのインフラ整備の本気を感じました
駅前には一応舗装された道がありますが、一体何処へ繋がっているのやら・・・
駅舎の裏手には獣道もありました。けど危なっかしいので早々に引き返しました
駅舎の前にはドライカレーの段ボールが。常駐する駅員さんの食事用かしら?
約40分の滞在時間でしたが、長いと思ってたけどあっという間に過ぎてしまいました
いやいや、探訪も駅としても面白かったです。紀伊神谷駅
やって来た極楽橋駅行きの電車に乗って、紀伊神谷駅を後にする
残りの「ともだち同盟探訪」は、神戸近辺と紀勢本線白浜駅。さすがに白浜は遠いぞ!?
ともだち同盟探訪でした。
<Amazonリンク>
ともだち同盟 森田 季節 角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-06-26 |
□一緒に行った方→たつゆきさん、サイトーさん