近代化産業遺産めぐり。福岡県大牟田市の「三池炭鉱三川坑跡」の特別公開へ足を運びました。

□この記事は『鉄道むすめスタンプ朝倉ちはや編』の続きの記事です

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江戸時代中頃から採炭が始まり、1997年に閉山。120年余りの歴史に幕を閉じた九州の三池炭鉱
昭和45年には同鉱の最大出炭量657万トンを誇り、日本の近代工業化を支えました。

2015年に一部の関連施設が世界遺産に登録されたので話題となりましたが
今回訪れたのは、昭和の施設であるため世界遺産には登録されていない「三川坑」と呼ばれる場所。

世界遺産ではないものの、そこに残された施設は非常に興味深いものでした。

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大牟田駅から車で移動して三川坑へ移動。
普段は門が閉じられているのですが、三池炭鉱関連施設の世界遺産登録を受けて特別公開をしているとの事。

門に入ると結構広い更地になっていて驚き。その一角が駐車場となっていました

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何やら老朽化した建物が見受けられます・・・。

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ガイドの方に案内されて進んだ先は何かの入口?

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ああっ!これ入昇坑口じゃないっすか!!
1997年の閉山まで使われていた入昇坑口がまだ残っているとは。

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横から見るとこんな感じの入昇坑口
強風が来れば吹っ飛びそうなその外観。言うならばボロ屋敷状態

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驚きなのが、そのボロ屋敷状態の入昇坑口に入れるという。普通なら危険なので立入禁止にするだろう 
かつて三池炭鉱で従事していた元炭鉱マンのボランティアスタッフに案内されて狭い通路を進む

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抜けた先は人車ホーム!

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「人車ホーム」だった場所・・・ですね。

かつて、ここからおよそ2,000メートルの斜坑を下り、有明海の海底350メートルの地点まで繋がっていましたが
閉山し現在はご覧のようにコンクリートで埋められています。

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人車ホームに備え付けられたカードリーダー

三川坑は石炭増産のため建設1940年に完成、三池炭鉱に数ある坑道のうち最主力坑として稼働した。
その設備は当時でも最新のモノを取りそろえていた・・・というガイドさんのお話。

ちなみにこのカードリーダー、入坑の際に各自のカードを通して炭鉱マンの入坑を管理していたそうです。

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炭鉱マンが乗っていた人車も残っていましたが、状態はあまり良くない

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指示板などもそのまま残っており、この場に残るひとつひとつの物が非常に興味深い。

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こちらのパネル展示は閉坑前の写真。ここから海底下に繋がっていたんですね

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別のボランティアガイドに変わって次の場所へ

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様々なパイプが伸びるこちらはコンプレッサー室
坑内では火器類が一切使えないため、ここで機械の原動力となる空気圧を送り込んでいました

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立入が出来ないので公開された窓から中をのぞきますが、奥の方の天井が抜け落ちてる模様。

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比較的保存状態の良い建屋に案内されましたが、こちらは第1斜坑巻揚機室
斜坑で人車の昇降などに使われていました

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建屋が比較的新しいのは、昭和38年に起きた「三川炭鉱炭じん爆発事故」の爆風により建屋が吹き飛び
その際に現在の建屋に建て替えられたという。

※三川炭鉱炭じん爆発事故…死者458名、負傷839人を出した戦後最悪の炭鉱事故

ちなみに巻揚機室は残っているものの、事故が起きた第1斜坑は埋め立てられて姿が残っていない
(さっき見たのは第2斜坑)

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続いて第2斜坑巻揚機室も見学させていただけましたが・・・

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ご覧のように天井は崩落して危険な状態。

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こんな状態なので、入口付近のみ立入が許可されていました。

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黒板に書かれた日付も、閉山の平成9年前後となっている。時間が止まっていますね・・・

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こちらは繰込場。かつて炭鉱マンがこの繰込場に集まり、入坑前の点呼や安全確認を行った場所

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人車点検場に置かれたボロボロの人車

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巻揚室から伸びるワイヤーのガイドレール・・・などなど

特に建屋に至っては、ご覧のとおり今にも倒壊してしまいそうな保存状態である。
関連資産の世界遺産登録により注目されているが、保存には多額の費用が必要となるため
この施設も、いつまで今のように公開が出来るか分からないとガイドさんが語っていました。

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世界遺産には登録されていませんが、三川坑は産業遺産としてとても興味深い場所でした。
是非とも足を運んで、三井三池炭鉱の歴史と日本の近代化を支えた遺産に触れて貰いたいと思います。

万田坑ステーションの話題に続きます

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