本州最東端ってどんなトコ?岩手県宮古市の魹ヶ埼(とどがさき)制覇へ
はい、本サイトで時々出てくる東西南北シリーズです。
既に日本の東西南北(条件付き)と、本土東西南北は制覇した私でございますが、
となると「次は本州最東端か?」という事で、東北を訪れたついでに本州最東端の魹ヶ埼へ行ってきました。
2023年6月17日(土)。おはようございます。
ANAのセールと週末の休みを利用して、中部国際空港から仙台空港を訪れました。
仙台空港では手配したレンタカーに乗って北へ。
初日は三陸沿いの震災遺構を訪れながら北上する。
多くの人の命や財産を奪った未曾有の大震災について、なかなかサイト上で表現や紹介をするのが難しいですが、
震災から12年が過ぎてインフラも強化され、また多くの震災遺構が残されているので是非とも足を運んでほしいです。
翌2023年6月18日(日)。おはようございます。
宿泊していた宮古市のビジネスホテルで朝食を食べた後にすぐ出発する。
本州最東端というのは、岩手県宮古市にある重茂半島の更に先端。
三陸といえばリアス海岸で有名ですが、その地形も関係して道中の道路はそこそこ狭くて起伏が激しい。
最東端へ向かうためには、まず「姉吉キャンプ場」という案内を目指します。
はい、キャンプ場の先の漁港のちょっと手前に到着しました。
東西南北シリーズは自動車でそのまま乗り付ける場所も結構ありますが、
ここ本州最東端の魹ヶ埼は、駐車場から遊歩道を1時間歩かなければならないという、ちょっとアクセスが悪い場所である。
「みちのく潮風トレイル」として整備されているだけマシですね。ここから歩きましょう
スタートしてすぐの場所にあった小さなメッセージボード。
よく見ると東日本大震災での津波浸水地点の文字が。
当時ニュースで大きく報じられたため、ご存じの方も多いと思いますが
東日本大震災での津波は、三陸地方のリアス海岸の地形効果でとてつもない高さに化けて陸地を襲いました。
28メートルという高さは現地から見ると相当な高さである。どれだけ大きい津波だったのかを実感します。
さて、駐車場を出発すると結構な高低差を一気に上がるためバテ気味になるのですが、
高低差がひどいのは最初だけで、後はゆるやかなトレッキングコースをひたすら進む感じです。
時折聞こえる波の音を聞きながら歩くこと約1時間・・・。
あ、「本州最東端の碑」の案内が見えました。
おー、急に開けた岩場に出たぞ。
あ、あそこになんか書いてある。
「本州最東端の碑」
たかが1時間のトレッキングでしたが、苦労の先の達成感は高い。
あそこに見えるのが魹ヶ埼灯台ですね。本州最東端の灯台って事になります。
灯台の内部にこそ入れませんが、その敷地内は開放されており整備された広場がある。
海上保安庁による灯台の説明とその位置関係はここ。
この灯台は北海道と本州を結ぶ船舶の目印となり、重要な役割を担っています。
灯台は平成8年に無人化されているため、基本的に常駐する人は居なくなった。
けれども灯台の隣には、立派な携帯電話の電波塔が建っていました。
ここを訪れる観光客向け、というよりは海上で利用する目的で立っているのでしょうか?
展望所兼、休憩所のような建物からは太平洋を一望出来る。
誰かが設置した「フェリーさんふらわあ」の写真と、通過予定時刻が書いてあった。
そっか、ここから見えるのか。
岩手県の東の先、更に1時間徒歩で移動するなどアクセス難度はそこそこ高い
そんな僻地なのが理由かは分かりませんが、コミュニケーションノートがありました。
中身はバイクでツーリングとか日本一周とか様々なコメントがあるなか・・・
あれ、鞠莉ちゃんやんけ。
何処にでも、居ると思え、ラブライバー!
さっきの「本州最東端の碑」がある岩場が見えました。
あ、あの岩場あんな危なっかしい場所にあったのか・・・。全然見えなかったぞ。
軽い運動がてら本州最東端の達成。天気も良くて良い気分でした。
今回は最東端が主目的ではない旅行でしたが、行程に組み込めて満足です。
復路も同じようにトレッキングコースを1時間歩いて・・・。
帰る頃には駐車場と思わしきスペースに車が数台。
我々が朝一番に来て誰も居なくて不安でしたが、行きにくいとはいえぼちぼち訪問者が居る場所なんですね。
駐車場まで戻ってきてお疲れさまでした。
そんな本州最東端、車が必須移動手段となりますが、訪れてみてはいかがでしょうか?