名古屋飛ばしで縁が無い。でもサンライズ瀬戸に乗りたかったので高松から乗車しました。
サンライズ瀬戸・出雲。瀬戸号は香川の高松を、出雲号は山陰の出雲と東京を結ぶ、唯一の定期夜行列車。
この列車、名古屋は通るのですが、通過時間とかの兼ね合いで停車せず通過してしまうのですよね。
なので名古屋圏内の人間はこの列車になかなか乗る機会が無いという。
まぁ、そんな列車なのですが四国へ行ったならば乗る機会、という事で乗車したお話です。
このページはこちらの記事の続きです。
2023年4月1日。栗林公園のライトアップを楽しんだ後に、高松駅へとやって来ました。
冒頭に書いてありますが、今日は高松に宿泊する訳でもなく、サンライズ瀬戸号に乗車して東京方面へ向かいます。
高松駅に表示される「東京」の文字。
新幹線を除いた長距離列車自体が珍しくなったため、この表示もいつまで続くか?
ネットメディア上では散々紹介され尽くしているであろう、サンライズ号。
なので今さら紹介なんて不要だと思いますので・・・。まぁ個人の乗車レポートという事で。
高速バスやLCCにビジネスホテルと、現代では上手く利用すれば列車なんかより安く移動する手段はある。
なのでサンライズ号自体は、移動手段というよりは乗車体験の方に比重が向いているのではないでしょうか?
東京発だとあっという間に完売するというシャワーカード。高松発の瀬戸号では、発車後でもしばらく販売していました。
岡山とかそこらへんで乗車する人の方が多いのかな?確かに高松発の時点では少なかった。
出たーwwサンライズでノビノビ座席に乗る奴wwーーーww
いや、サンライズ乗ろうと思ったタイミングでは寝台完売だったので。
ノビノビ座席しか取れなかった負け組です。はい。高くても人気だよね、サンライズ寝台。
で、ノビノビ座席というのはカーペット敷きの空間で雑魚寝する区画です。
これだと寝台料金不要なので、乗車券と特急料金(4,030円)だけで利用出来るので一定の需要があります。
個室ではないので隣のスペースは筒抜け。
でも顔の部分は隠れるのでそれほど気にはならないかも。
ノビノビ座席にはシーツと毛布みたいなのが備え付けられています。
カーペットの下に敷いて固さを和らげるもよし、掛け布団として使うもよし。
枕は無いので適当に荷物を枕代わりにしましょう。
ノビノビ座席にも通路側にコンセントが数ヶ所あります。車掌に訪ねると乗客が使っても良いとの事。
ここでカメラとかスマートフォンとか充電させてもらいます・・・。
今度は寝台乗りたいな・・・。今回は動くのが遅かったので仕方なし。
しかし名古屋民にとって、次の機会があるのかどうか・・・!?
てな訳で列車は出発。流れる景色を見ながら東京へ。
スペースに備え付けのコップでビールを飲もう。
通路側には簡易カーテンがあるので、通行人からの目はいちおう防げます。
広いとは言えないが、カプセルホテルみたいに寝るだけなら十分な空間かな・・・?
列車は瀬戸大橋へと向かい岡山へ。
瀬戸大橋から素晴らしい夜景が・・・見えるかと思ったけどそうでも無かった。(写真なし)
はい、岡山に到着。ここでサンライズ瀬戸号は少々停車。
鉄道マニアならずとも、サンライズ号を少しでも調べたら真っ先に出てくる情報。
この岡山駅で山陰からやって来たサンライズ出雲号と連結するため、その作業を見学出来ます。
連結作業もひとつのアトラクションのごとく、瀬戸号から降りてきた乗客が連結部分に集まる。
サンライズ出雲号がホームへやって来て通路部分を開ける。
んで連結完了。これより瀬戸・出雲と一体となって東京へ向かうこととなります。
連結作業が終わった途端に、蜘蛛の子を散らす勢いで列車へ戻る乗客に笑ってしまった。
岡山駅なんかで取り残されたら悲惨ですからね・・・。
さて、後は寝るだけなのですが、シャワーカードを購入したのでシャワーを利用しましょう。
シャワールームは共同利用で、特に時間が決まってないから空いている事を祈って自席を移動する事になります。
これも紹介するのは今さら感がありますが、限られた車内空間に用意されたシャワー室。
一人あたり5分間お湯が出るようになっています。
揺れる車内でシャワーを浴びるという、なんかよく分からない体験が出来ます。
体験的にはレアですけど、シャワーカードの購入とシャワー順番待ちを考えたら、乗車前に銭湯へ行くのがベストかも。
シャワー横にあったラウンジ。今日は特に利用している人の姿を見なかったです。
ここで騒がれるのも迷惑だし、平穏なのが良いですね。
まだ乗客が来ていない寝台個室はドアが空いているので、車内を移動する際に中がチラっと見えるんですよね。
なんか格差を感じるな・・・。くそ、次は寝台に乗ってやるんだから!
いくら今日は朝から動き回ったからといって、揺れる車内でそうスヤっと眠れる訳でもなく。
気付いたら大阪駅に到着していました。眠れないなー
寝台料金のいらないノビノビ座席。大阪からの短距離利用者の方が比重が高いのかな?
高松出発時には空席の目立っていた空間でしたが、大阪出発の頃には満席となりました。
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2023年4月2日(日)。おはようございます。
うっすら富士山の輪郭が見える。ここは富士駅のあたりかな・・・?
よく眠れたか?と言われると高速バスとかキャンプとかそういう時の感覚。
周囲がまだすやすや寝ているなか、荷物を片付けて下車する準備・・・。
てな訳でおはようございます。目的地に到着しました。
ダイレクト沼津イン!!
いや・・・、東京行っても結局は名古屋に戻らないといけないので。
だったら途中で降りた方がいいよね的な。名古屋民はつらいよ。
ありがとう、サンライズ。次こそは寝台(ry
しかしまぁ、始発とかそういう時間に沼津へ来てしまった。
3月末から始まったラブライブ!サンシャイン!!とのコラボ展示。
今なら人が居ないので写真撮り放題だぜ!
と、早朝の沼津でやる事もないので、徒歩圏内にある沼津の日枝神社へ。
ここも沼津の市街地では桜の名所とされる場所。地元では「山王さん」とも呼ばれている。
日の輝きは少ないが、早朝で人がいないなか桜を見て回れるのも、また贅沢だ。
昨日、今日と桜ばかり見ている気が。1年にたった短い数日の光景だし、しっかり見ておこうではないか。
そんな訳で、サンライズ瀬戸号に高松→沼津間で乗車した話題でした。
次こそは寝台。寝台こそ正義。なくなる前に乗りたいと思いました。