釧路のちょっと奥、冬の阿寒摩周国立公園エリアを観光した話。

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青函連絡船「摩周丸」の名前の元にもなった北海道の湖「摩周湖」
近くにある屈斜路湖や美幌峠、硫黄山、川湯温泉と共に阿寒摩周国立公園に指定されています。

道東内陸側にある大きな湖。定番観光地でもありますが、この機会に冬の観光へと訪れました。

このページはこちらの記事の続きです。

晴れて良かった! 冬の北海道といえば、なんか雪が降ってるイメージばかりですが、 日高山脈の東側、いわゆる道東は太平洋側気候のため、人々のイメージほど雪は降らないし晴れる事も多い。 2020年の12月に中部に就航したLCC(格安航空会社)にて、冬の北海道観光へ向かいました。

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2021年1月10日()。おはようございます。
天気予報上での現在地の気温はマイナス16.6℃らしい。日中とは比べものにならないくらいクッソ寒そう

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寒いと分かっていながらも「どれだけ寒いんだろう」とワクワクでホテルを飛び出す観光客。
まだ日が昇る前なので、太陽光の温かさが無く静寂かつひんやり。無風なのもあり、何とか耐えられるレベル。

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気温は実測でマイナス14℃を記録しました。
登山用に買った防寒着類が役に立ってる。今日も一段と冷え込みそうだ。

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今日も道東太平洋側は晴れ。こんだけくっきりと天気に差が出るだなんて知らなかったなぁ。

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辺りに日が昇ると、釧路川には川霧が立ち上る。冷えますなー

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さて、今日の目的地は冒頭にも書いた阿寒摩周国立公園エリア。
でも時間の都合で阿寒湖には行かず、釧路湿原エリアを経由して摩周湖と屈斜路湖あたりをメインに観光します。

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まず釧路市街地から向かったのは、釧路湿原展望台。

釧路湿原ってクッソ広いから、具体的に何処をどのように見たら良いのか分からないんですよね。
とりあえず展望台って書いてある所を見とけば良いだろう感。割と適当な訪問でした。

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施設は有料で大人480円。まず博物館みたいなエリアで釧路湿原について学んで・・・

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屋上が展望台になっているようだ。

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うーーーーーんーーーーー?

なるほど、よく分からん!

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どうやら施設の展望台ではなく、散策路を通ってサテライト展望台とかに行った方が景色が良さそう。
しかし除雪されているとはいえ、雪の遊歩道を歩くのは大変そうだから、ここはパスして次へ向かう事に。

いやー、釧路湿原クッソデカいわー(適当な感想)

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そのまま道道53号線を北上して向かうのは、鶴居村の鶴見台。
その名のとおり、鶴(タンチョウ)が見られる観光スポットである。

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到着。道路脇の駐車場に車を置く。

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人がいっぱい居るし、たぶんここかな?
タンチョウ、見られるといいなー。

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いや、めっちゃ居るやんけ!!!

てっきり、「見られればラッキー」くらいの観光スポットかと思ってたんですが、
なんか普通に大量にタンチョウがそこに居て拍子抜け。給餌場となっており、このシーズンにはタンチョウが集まるそうだ。

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時折、飛来してくるタンチョウを狙ってカメラのシャッター音が響く。
皆さん、このクッソ寒いなかタンチョウの撮影とは大変だ・・・。

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道道53号線を北上して、また別の給餌場である「鶴居・伊藤 タンチョウ サンクチュアリ」へ。
ここは長年タ給餌活動を続けてきた故・伊藤良孝さん夫婦から受け継ぎ、日本野鳥の会が保護課都合をしている場所。

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「日本野鳥の会」って名前は聞いたことあるけど、その実態を見たのは初めてかも。
実在したんだ・・・、的な驚きの方が大きかった。

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こちらも鶴見台と同じように、タンチョウをカメラに収めようと望遠レンズがずらりと並ぶ。
こっちの方がタンチョウが近くに見えるためか、鶴見台より人が多い。

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うん、確かに近い。

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まぁさっき見たし、この辺りは適当なところで撤収。皆さま寒いなか大変だ・・・。

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更に北上して釧網線の摩周駅のある弟子屈町方面を目指す。

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こういう写真って映えるんだろうなー、って降りて写真撮ったけど
車が融雪剤とかでドロドロのデロデロでクッソ汚いから、フォトジェニックなんてものは無かった。

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さて、次は摩周湖へと向かいましょう。

摩周湖は火山噴火による窪地に水が溜まって出来たカルデラ湖。
冬場でも展望台へとアクセスは出来るが、第一展望台しか空いていないので注意が必要。

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第一展望台のある摩周湖レストハウスに到着。

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レストハウスにあった摩周湖の模型。
外輪山もあり、その形状からいかにもカルデラ湖である事が分かりますね。

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レストハウスを抜けて、そこに見えた摩周湖。
いやー、実に良い天気だ。条件が悪いと霞んでいる事もあるらしい。

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展望台の方へと行ってみましょう。

店内の方は、こういうご時世のためか人の数がまばらでしたが
駐車場や展望台がしっかりと除雪して観光客を受け入れられる体制を取って頂いているのは本当に有り難い。

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展望台からの摩周湖。

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世界ではバイカル湖に続き2番目に透明度の高い湖であり、
よく晴れた日には深い青色の湖水が広がり、この青は「摩周ブルー」とも呼ばれている。

夏の摩周ブルーがどんなものか分かりませんが、少なくとも冬では最高の条件ではないでしょうか。

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続いて向かうのは屈斜路湖の先、美幌峠と呼ばれる場所。
美幌町やその先の網走へ向かうための峠ですが、そこから見る屈斜路湖が素晴らしいと友人に教えて貰った。

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美幌峠の道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」に到着。

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美幌峠の展望台から見た屈斜路湖。

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湖面の一部分が凍結しているのが見て分かる。寒いっすからねー

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上の方の展望台はあまり除雪がされておらず、観光客のラッセル後があるのみ。
折角だしあっちの方も見に行ってみるか。

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・・・あんま変わらなかった。

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「ぐるっとパノラマ美幌峠」という名前のとおり、ここは峠の展望台だから眺望は良い
屈斜路湖の反対側は美幌町や網走方面の景色が広がる。

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売店で名物らしい「揚げいも」をいただく。
北海道名産のじゃがいもを揚げたもの。シンプルだけども美味かった!

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さて、次に行きましょうかね。

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日が傾いてすっかり日陰になってしまいましたが、こちらは屈斜路湖の近くにある硫黄山です。

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駐車場から見えるのは、もくもくと立ち上る水蒸気の柱

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ラッセルした跡があるので近付いて見に行きましょう・・・!

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「シュー」という音と共に、ものすごい勢いで吹き出している水蒸気をこんな近くで見られるとは。
そして「硫黄山」という名前だけあって、もの凄く硫黄の匂いが広がる。

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というか、こんな近くで見ても大丈夫なんだろうか?
普通はこういうの危険だから立入禁止って事が普通でしょうけど、ここでは噴出口を間近で堪能出来る。

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コポコポと熱せられる温泉的なものも確認出来る。
これだけの自然現象ならば、ここの温泉はさぞかし素晴らしいものではないか??

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という事で硫黄山の近く、川湯温泉にある公衆浴場へやって来ました。

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入浴料金は250円。昭和レトロなこの入浴施設は、成分濃いめでゲロ熱源泉掛け流しのまさに「いかにも温泉」
浴槽は「熱め」と「普通」があるだけのシンプルなものですが、気さくな地元民のおっちゃんと話ながら楽しい入浴時間でした。

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温泉についてあんま詳しくはないのですが、泉質に色々書いてあって凄そう(適当な感想)

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さて、路面凍結が怖いので明るいうちに帰りますかねー。
まだ15時台で夏場ならまだまだこれからたっぷり活動するところですが、日照時間が短いのは厳しいね。

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夕焼けを見ながら釧路市街地へ・・・・。

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帰りに釧路の市街地にある「釧ちゃん食堂 釧路本店」へ寄り道。
ここで晩メシにしときましょう。

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海鮮系も気になったが、「時鮭のフライ定食」を注文。
税抜980円で結構ボリューミーでリーズナブルな晩メシでした。定食もいいね。

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無事にホテルの駐車場まで帰ってきました。
2日目も寒かったけど、天気も良くて「楽しかった」のひと言に尽きます。

明日は3日目。観光して千歳に帰りますよ。

□3日目の話題に続きます

氷結した十勝川の氷が太平洋に流れ出し、河口付近の海岸に打ち上げられて出来上がったのが「ジュエリーアイス」 フォトジェニックなスポットとして、北海道の新絶景と近年話題に上がっている豊頃町の観光地です。 例年見頃は1月中旬から2月下旬と言われていますが、自然現象なのでいつ見られるかは分かりません。
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