糸魚川には何がある?途中下車して糸魚川を少し見て回った話。
糸魚川駅にはキハ52形気動車があります。
また、駅近くには「フォッサマグナミュージアム」など糸魚川ならではの博物館がアリ。
引き続き18きっぷの旅です。
限らせた時間ではありますが糸魚川駅周辺の観光スポットなどを散策してみた話です。
このページはこちらの記事の続きです。
という訳で糸魚川駅の新幹線側、アルプス口となります。
真新しい新幹線の駅舎の前に保存されているのは、かつて糸魚川駅にあったレンガ車庫。
北陸新幹線の工事に伴い解体されましたが、新幹線開業とともに復原されました。
なお、裏側を見るとこんな感じで補強されまくりである。
・・・正面だけだったのね。
で、駅舎にある展示を色々と見たいところですが、まず最初の目的地は「フォッサマグナミュージアム」です。
コミュニティバス「いくマイカー」美山公園・博物館線が1日8本、博物館まで往復運行してるので駅前から乗ります。
ちなみに運賃は一律で100円。本数は少ないけど有り難い。
10分ほどで到着。坂の上のほうにあるので、徒歩で向かうには辛いかも。
「フォッサマグナミュージアム」は糸魚川の名産品である「ヒスイ」と
糸魚川静岡構造線および日本を代表する地溝帯「フォッサマグナ」に関する博物館である。
その地を知るには、やはり博物館へ行くのがシンプルですね。
ヒスイ。長い歴史があるように思いきや、そこに大きな空白期間があり近代では昭和初期からしか触れられてなかったのか。
知らなかった・・・。
糸魚川といえばフォッサマグナ。その範囲はとてつもなく広大だ。
あとは鉱石なんかが展示されていたり。
閉館時間とバスの都合で滞在50分程度と忙しない観覧であったが、満足度の高い内容であった。
なかなか地質に関する展示なんて見る機会あまりありませんからね。
再び糸魚川駅まで戻ってきました。
冒頭でも軽く触れましたが、糸魚川駅舎内施設「糸魚川ジオステーション ジオパル」にて、
キハ52形気動車の展示がなされています。
もちろん、車内も公開されており立ち入る事が出来ます。
かつて大糸線で活躍した車両。引退して比較的日が浅いので、現役時代に乗車した事ある人も多いでしょう。
ボックスシートの車両はまだまだありますが、こんな雰囲気なのは減りましたね。
キハ52形の隣にジオパルの入口。なんか入口からして鉄分豊富である・・。
JR西日本時代の糸魚川駅名標だ。
これ個人所有のものが寄贈されたみたいですが、三セク移管の際に個人に売却されたん・・・?
ジオパル内部、結構広めの空間に鉄道コンテンツがずらり。
まずは基本のNゲージが走っていたり。
お子様向けにはプラレールも。
糸魚川および北陸本線や大糸線ゆかりの鉄道グッズが並んでいたり。
ここに何で名鉄・・・?
休憩スペースと思わしき場所にJR時代の券売機が。
これ普通にまだ使えそうなのに、ここに置いておいたら勿体なくない?
・・・っと、そんな感じのジオパル鉄道コンテンツでした。
南北自由通路を通って、今度は北側(日本海口)の方を見に行きましょう。
あまり事前に何か調べてた訳でもないので、とりあえず駅すぐ近くの展望台へ行きました。
新幹線駅と日本海がこれほど近い駅なんて、糸魚川が唯一ではなかろうか?
残念ながら今日は天気が悪い。青空なんてなかった!!
天気が良ければ能登半島や佐渡島が見えるらしいですが、そんなものは無かった!
駅へ戻る途中に、真新しい商業施設を見かけたので入って見る。
「糸魚川市駅北広場キターレ」という施設。ここは2016年12月に発生した糸魚川市駅北大火に関する施設でした。
施設の一部では大火の記録展示などがなされており、また地下には巨大な防火水槽を備えている。
大火の様子が夕方のニュースで生中継された事もあり、記憶に残っている人も多いであろう。
火の不始末と、この土地特有の気候条件が重なり、とてつもない大火事になってしまいました。
幸いにも死者は出なかった大火ですが、その被害規模は大きい。改めて火の恐ろしさを認識しました。
写真は火災に遭った街頭。そのほか様々な展示がありました。
駅の方に戻ろうかと街を歩いていたら、ここにもまる焦げになった案内柱が・・・。
ここらへんで適当に何か食べて帰ろうと、糸魚川の名物を調べたら「糸魚川ブラック焼きそば」というのを見かけた。
いわゆる「B級グルメ」というやつか。取り扱ってる中華料理屋があったので寄り道。
店内にも案内がありました。日本海の真イカを使ったイカスミ焼きそば、のようだ。
出てきたのがこちら。確かに黒い。
玉子焼きをペラっとめくると、中からイカの身が登場!
要するにイカ墨焼きそばである。 焼きそばなのに黒い。
そんな常識を覆すようで視覚を混乱させるシーフード焼きそばでした。うまい!!
糸魚川駅の日本海口に帰ってきました。
10年以上前に一度訪れた事があるはずなのですが、当時がどんな雰囲気なのかすっかり覚えていない。
旅に出たらなんとでも無い駅前の写真でも撮っておかないとですね。
さて、糸魚川の観光はここらで終了。宿泊地となる上越妙高駅へ向かいます。
上越妙高へ行くのに、えちごトキめき鉄道に乗っても良いのですが、差額と手間を考えたら新幹線の方が便利だったので。
あと、愛知県民としては北陸新幹線なんて滅多に乗らないから、この機会にまた乗りたかったのだ。
北陸新幹線、ここまではJR西日本カラーの駅名標だぞ。
はくたか号東京行きの自由駅に乗ります。
新幹線開業によって失われたものも多いかもしれませんが、
ここから乗換なしで、しかも従来より早く東京ほか各都市まで行けるようになったのは凄く便利ではなかろうか。
こういうご時世なので、とってもガラガラな自由席。1車両に数名しか乗ってませんでした・・・。
アイオーデータ社の広告が載ってるあたり、北陸を感じますね。
東海道新幹線とはまた異なる座席や雰囲気の車内。こっちはこっちで良いね。
1駅なので、トンネルを貫きあっという間に到着する上越妙高駅。
つつがなく到着。
北陸新幹線はここが境界駅ですが、上越妙高からJR東日本の駅名標になりますね。
駅前のホテルにチェックインしてNHKニュースを見る。世間の状況はあまり芳しくない。
感染拡大を阻止するか、経済を回すか、非常に難しい所ではある。
そんなこんなで糸魚川界隈の話でした。
写真は駅前の宿から見た上越妙高駅。新幹線が通過するとその音が客室まで響くのが面白い。
明日は上越妙高駅周辺を観光します。