これは神社か竜宮城か?新幹線開業準備中の武雄温泉へ足を運びました。
2022年度開業予定の九州新幹線(西九州ルート)の乗換駅となる武雄温泉駅。
その駅名のとおり佐賀県の有名温泉地であり、新幹線が開業に向けて一気に知名度が上がるのではないでしょうか。
佐世保からの帰り道、佐世保線の途中駅という事もあり寄り道がてら温泉に立ち寄りました。
このページはこちらの記事の続きです。
2020年3月22日(日)おはようございます。
この日は宇久島へ行くか佐賀観光をするか悩んだのですが、天候の関係で佐賀観光にする事にしました。
そうと決まれば早朝から佐賀へ向けて移動しましょう。
佐世保から乗車するのは「特急みどり」
てっきりハイパーサルーンの783系が来るとばかり思ってたけど、787系もみどり運用するんですね。
4,5,6,7号車が自由席という事は・・・?元ビッフェ車両の4号車に乗るしかないね!
鉄道ファンには割と有名ですが、この4号車は荷物棚が無い為か座席が広く設定されているんですよね。
同じ自由席料金なら広い方がいいよね。という事でやっぱりここに乗りたいところ。
佐世保線は比較的のんびり走行する印象。出発も早かったのでうつらうつらしながら乗車・・・。
車内放送で武雄温泉駅に到着する旨の案内があった頃には、九州新幹線の路盤が長崎方面から合流してくる。
開業まであと2年ありますが、姿形はしっかり見える程度には進んでいるみたいですね。
駅舎も絶賛建設中の模様。
という訳で佐世保から約40分で武雄温泉に到着。
背後に隠されているのが、九州新幹線と佐世保線(在来線)を対面乗換をする為のホーム。
新幹線が開業した際には、この駅から新幹線に乗り換えて長崎を目指す事になる予定、楽しみですね。
在来線の方は駅の規模として小さいのか、自動改札機は無く小さな有人改札口があるのみ。
駅舎外観。在来線側は新幹線が開業してもあまり変わらなさそう?
温泉街までは少し離れているので、駅から歩きます。
武雄温泉の代表的な建築物といえば、これ。
神社?竜宮城?いえ、これは温泉施設の入口に立つ朱塗りの楼門なのです。
この楼門および後で紹介する建物は、東京駅を設計した「辰野金吾」の設計で、大正4年(1915年)完成。
東京駅をはじめ洋風建築で有名な辰野金吾氏が和風建築に携わったという点で、珍しい物件となっている。
そんな歴史的建造物には入浴施設が現存しています。
レトロな雰囲気の「元湯」、昭和な雰囲気の「蓬莱湯」、あと割と新しい「鷺乃湯」というのがあるらしい。
入口にわざわざ温度表示があるくらい、この武雄温泉は熱い温泉をアピールしているようだ。
入浴したのはレトロな元湯。写真撮影NGなので看板の写真を載せておきます。
泉質は単純温泉だが、レトロ感溢れる浴室と、ほんのりヌルッとするゲロアツな温泉はまさにいかにも温泉!
温泉施設の施設内に保存されているのは、「武雄温泉新館」という施設。見学無料。
かつてこの施設も温泉として営業していたそうだ。
モダンなデザインな室内。大正時代の大衆浴場だったそうです。
当時の備品が展示されていたり・・・。
浴室が残されていたり。現代と比べて浴槽は結構深い?
2階も公開されていたので、階段を上がってみる
2階は休憩室か何かだったのかな?いい雰囲気の和風建築ですね。
中央の窓から見た楼門。
「武雄温泉って駅名なんだから温泉街があるらしい」という認識しか無かったのですが、こんな貴重なものだったとは。
午前中から温泉に入って、文化財を見たりとこういう観光も良いっすね。
3月下旬。まだまだ肌寒いですが佐賀も桜が開花していました。
という感じで武雄温泉でした。新幹線開業でもっと賑わう事になるのかな?
武雄温泉から駅へ戻りつつ、工事中の新幹線の様子を見る。
左が在来線の高架橋、右が新幹線の高架橋。足回りはそれなりに出来てますね。
絶賛工事中を示す工事看板。
新しい武雄温泉の顔となる新幹線側の駅舎はホームと共に工事中。
工事の柵の上から覗き込んだ感じ、この辺りはまだまだ初期段階みたい。
さて、ここから次は佐賀駅へと向かいます。
「特急みどり」に乗るつもりでしたが、14分前に出発する普通列車が佐賀まで先行するみたいなので、それに乗車。
久しぶりの817系電車。
水戸岡イズムを感じるぜ!!
九州新幹線開業に合わせて行われている、佐世保線高速化事業の複線工事を見つつ佐賀駅へ向かいます。
佐賀でちらっと観光してから、名古屋へと帰る予定です。
<次回に続きます>