冬期閉鎖された信州とっておきの観光地、雪化粧の上高地へ行ってきました
□この記事は『最高の銀世界体験、北八ヶ岳でスノーハイクを楽しんだお話』の続きの記事です
夏場は多くの観光客で賑わう信州の観光地「上高地」
そんな上高地も冬期は道路が閉鎖され、観光客が立ち入らないオフシーズンとなります。
しかし冬場は完全立入禁止という訳では無く、閉鎖エリア手前から徒歩で入る事が出来ます
今回は雪化粧の上高地を歩いてきたお話です。
2016年1月17日(日)おはようございます。
当たり前ですが信州の朝は冷える。宿はそこそこ標高のあるの場所なのでより寒い!
ひゃー、車のガラスに氷の結晶が!
実際どんだけ冷えてるのか、温度計とか持ってこれば良かった
それでは、高速使って諏訪ICから松本ICを経由して上高地へと向かいましょう
今日もそこそこ天気が良さそうで良かった!
松本ICを抜けてからは国道158号線をひたすら西へ
途中で新島々駅に寄り道。
「渕東なぎさ」のボイスCDを買おうかと思ったらVol2は品切れだった。えみつん効果か・・・?
そんなこんなで、上高地よりちょっと手前の沢渡駐車場に車を止めます
オンシーズンはマイカーでいっぱいになる駐車場ですが、冬場は無料開放のうえ車も殆ど居ない
ここから上高地まではタクシーを使います。閉鎖されたゲートまで2,900円の定額料金
冬シーズンでも我々のようなトレッキング需要のため、休日はタクシーが少数待機しているそうですが
確実に利用したいなら電話を入れて予約すると良さそうです。
しばし走行してゲート前へとやってきました。
冬期、車でやってこられるのはここまで
荷物を降ろして、この先は徒歩での移動となります
目の前に立ちふさがるバリケードと「冬期封鎖中」の文字
バリケードの横に人が通れるすき間があるので、すっと中には入れます
通行止めではあって、立入禁止ではありません。
けど、この先は険しい場所なので装備品はしっかりと
上高地へと入口は2005年に開通した釜トンネル
通称「釜トン」とも呼ばれているらしい。え、ゆいトン?
この先、11%の上り勾配。しかも全長1,310メートル
トンネルと急坂を組み合わせたとは、恐ろしいトンネルだ!
冬期は時々工事等の作業用車両が通り抜けるものの、最小限の照明しかありません
ヘッドランプを装備して、いざ暗闇のトンネルへ!!
暗い急勾配のトンネルをただひたすら歩く。
トータル20分くらいこのトンネルを歩いてたんですが、絵的に地味なので省略。
釜トンを抜けました。そこは雪国、なんて事もなくトンネル出入口は路面が見える程度の積雪
さ、観光ポイントである大正池や河童橋はもっと先。
オンシーズンなら路線バスやタクシーでさっさと抜けるこの道路も、歩いてみると結構距離がある
脇にくっきり見えたのは焼岳(標高2,455m)の姿。百名山のひとつだし、いつか登りに行きたいな
封鎖された上高地ですが、除雪用の作業車ばぽつり。
トンネルからそんな雪道を歩くこと50分ほどで大正池のほとりへ・・・
唐突ですが、以前に夏の上高地を訪れた際の写真がありましたので貼っておきます。
上の写真とちょっと場所が異なりますが、あんな夏空だった大正池も、冬場はこんな感じに雰囲気が変わります
上高地の景色でよく使われるであろう岳沢。
冬の上高地はこんな感じに。
暖冬の影響か山もあまり白くない。「雪で閉ざされた」と言うにはちょっと物足りないかな?
とりあえず今回は登山ではなく、冬の上高地を歩くのが目的。
分かりやすい所で河童橋を目指して往復します。
再び夏の写真が現われますが、こちらは田代池。
今回の大正池はこちら。
そんな感じに途中で寄り道などをしつつ、雪上をひたすら歩く
通路になっている所は他のハイカーによって踏み固められているものの
基本的にデコボコしている雪上、思うように足運びが出来ないし結構大変!
大正池から雪上歩行すること1時間。河童橋に到着
ひゃー、疲れた・・・。
夏場は観光客でごった返す河童橋も、周囲にほぼ人がおらず
当たり前ですが商業施設は冬期休業中。
また夏の写真があったので貼っておきます。河童橋から見た岳沢方面
それが今回はこんな感じ。静まりかえっていますね
ここらでちょっと遅くなったけどお昼ご飯。
ストーブで加熱する系のご飯は最高じゃー!写真は分かりにくいけどローソンで売ってた冷凍もつ煮込み
こっちはキムチ鍋だったっけな。体が温まります!
ご飯が終わったら後半戦。再び釜トンネルへ戻って上高地を脱出します。
写真はバスターミナル周辺の商業施設の様子。
バスターミナルのあたり。誰も足を踏み入れていない雪上を走り抜けたい衝動に駆られましたが
生憎スノーシューを持ち合わせていなかったので断念。
そんでまぁ、帰りも歩いて・・・
そして歩いて・・・
ざっくり途中を省略しましたが、釜トンまで戻ってきました。後はこれを下るだけ
下りは精神的に楽ちんですね。足腰の負担はちょいありますが。
戻ってきましたー!
大正池でタクシー会社に連絡を入れてあったので、バリケード前で待っていてくれました。
今回は釜トンを除いて殆ど平坦な道でしたが、雪上歩行は結構疲れる
タクシーのなか温かいナリィ・・・。
沢渡駐車場まで戻ったあとは、車を回収して安房峠道路(安房トンネル)を通り岐阜県へと抜けます
トレッキングの後はやっぱり温泉だね!という訳で平湯温泉へと足を運ぶ
平湯民俗館に併設された露天風呂「平湯の湯」へ
無人で料金は寸志(300円程度と書いてある)を回収ボックスへ投入するスタイル
雪の温泉とか最高じゃー!と言いたい所ですが
無人のためか温度調整という概念がなく、脱衣所から
「寒い!」 → 「熱いっ!!」 → 「でも入らないと寒いっ!!!」 → 「こんなの熱くて入れるかい!!!!」
というやり取りを全裸で繰り返しました。たぶん45℃くらいあったと思う・・・
このまま温泉地で一泊したい雰囲気でしたが、あいにく翌日はお仕事なので帰路へ
そんな上高地と平湯の温泉のお話でした。
ちなみに、同行者(DAIさんを含む)は温泉たまご片手にビールを飲みおったので私が帰りの運転をしました。
<上高地の話題でした>