三池炭鉱関連施設めぐり。三池炭鉱専用鉄道敷跡と宮原坑跡(福岡県大牟田市)

□この記事は『宮浦石炭記念公園(福岡県大牟田市)』の続きの記事です

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現在も保存されてる三池炭鉱の関連施設のうち、この宮原坑も主要な遺産のひとつ
かつては宮浦坑と三池炭鉱専用鉄道で繋がれており、その専用鉄道敷も広範囲にわたり遺構があります。

今回はその鉄道敷と宮原坑の紹介です。

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宮浦石炭記念公園から道沿いに南へ。県道3号線に出た所で足を止める
それっぽい幅の土地に、2本の線。まさしくこれは三池炭鉱専用鉄道敷だ!

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県道に案内も出ていました。

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県道から宮原坑へと続く三池炭鉱専用鉄道敷を見る
しかし線路は全て剥がされ、コンクリート製の枕木が多数残されているのみ。

うん・・・、なんだこの状態・・・?

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大牟田市による案内版が置かれていました。

この鉄道敷が宮原坑まで0.7km、その先の三池港まで5.5kmも続いているそうなので、かなりの規模である
しかしながら、今度は枕木どころか土地以外に何も残っていない状態なのが、ちょっと寂しい。

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かつて線路の上を通っていた道路。

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上から鉄道敷を見る。
道路へ転用するには良さそうな用地に見えますが、廃坑からずっとこれなら何か理由がありそうですね

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かつて踏切だった場所。ここでは線路が確認出来ますが、埋ってしまっています

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用水路を渡る部分

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大牟田市による案内版がここにもありました。今度は写真と説明付き

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しばらく自転車を進めると宮原坑跡が見えてきました。
ここは前回の宮浦石炭記念公園と異なり、見た目にも坑道跡である事が分かりやすい炭鉱遺構があります。

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宮原坑には駐車場が整備されているため、車で訪問した際に拠点に出来そうですね
その駐車場にもさっき鉄道敷にあったのと同じ形式の案内版が置いてありました。

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当時の配置図なんかもありました。専用鉄道の最盛期ですかね?

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現在残っているのは左手の宮原坑第二竪坑櫓と、その竪坑巻揚機室。
明治34(1901)年に完成したものだそうですが、竪坑はコンクリートで塞がれているそうです。

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あれー、入口にロープ張ってあるし!

そう、世間は正月だ!元日だ!こんな所が開いているワケがない。
どうも毎週日曜日に開放されており、その時ならあの第二竪坑櫓がもう少し近くで見られるみたい

まぁ、こればっかりは仕方が無い・・・。

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という訳で、敷地外から外観を見ただけとなってしまった宮原坑
「また来たい」という要素を残しておくのも、旅のポイントなのではないでしょうか・・・?

それよか、天候が怪しくなってきましたが大丈夫でしょうかね

万田坑の話題に続きます

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