かつて日本最大の産銀量を誇った銀山。島根県の世界遺産「石見銀山」へ行ってきました。

□この記事は『パワースポットで話題の出雲大社へ行ってきた話』の続きの記事です

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戦国時代後期から江戸時代前期にかけて最盛期を向かえた日本最大の銀山。

当時、日本銀は世界の産銀量の3/1を占め、その殆どは石見銀山で産出されたと伝えられています。
そんな石見銀山は2007年に世界遺産へ登録。その効果で有名になった銀山跡へ足を運びました

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7月の連休2日目。おはようございます

予定を詰め込んだため朝6時に宿を出発するという結構ハードなスケジュール
そのため、朝飯は時間優先のためポプラで適当に済ませるという結果に。ポプラの弁当は斬新でした

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早朝ドライブ気分で山道を右へ左へ。案内看板は多いので迷うことはなく

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午前8時。石見銀山世界遺産センターに到着。
世界遺産エリアには駐車場が無いため、少し離れたここに駐車して路線バス移動

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さすがに朝早く来たので駐車場はガラガラだぜ!

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世界遺産センター(駐車場)から始発のバスに乗り込む。
地方だってのにハイブリッド車が来て驚いた 。さすが世界遺産である。

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バス車内で自動放送の観光案内を聞きつつ、石見銀山のエリアへとやってきました。

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銀山という事なので、もっと昭和の炭坑みたいなのをイメージしてましたが
世界遺産とはいえ普通の住宅地みたいな所も多いんだなぁと。

それもそのはず、冒頭に書きましたが石見銀山の最盛期は戦国時代から江戸時代
普通に現代の町並みがあってもおかしくは無いですね。

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観光ポイントである坑道「龍源寺間歩」は石見銀山エリアの隅にあり

アクセスするにはバス停から40分歩くか、レンタサイクルを使うかの2択。
レンタサイクルは9時から営業開始のため、結果遊歩道を歩くことに。ちょい不便ね・・・

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龍源寺間歩へ向かう途中にも「清水谷製錬所跡」という銀山の遺構があり。
こちらは江戸時代ではなく明治時代に入ってから作られた施設の跡地があるらしいのだが

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オウ、草木が生い茂って何も見えないデース!

製錬所の石垣が残っているのですが、時期が悪かったのかいまいちよく分からない状態に
これでいいのか世界遺産?

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なお、清水谷製錬所跡は明治時代に操業を開始したそうですが
わずか1年半で操業を停止したというオチが説明板の文末に書かれていました。

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下から見上げると草でさーっぱりな製錬所跡ですが、有り難い事に一部立入OKという事
坂を上がれば、製錬所跡の石垣を近くで見る事ができます。

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ふーむ。何だか軍事的な遺構に見えなくもないぞ。

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清水谷製錬所跡の先には、付随する「選鉱場跡」という遺構があるという事なので歩く
しかし、これが結構な獣道なので、正直夏場は行かない方がいいかもしんないです(汗だくてきな意味で)

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10分ちょい歩き続けてようやく選鉱場跡っぽい石垣が見えてきたぞ

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で、こちらが選鉱場跡だという。うーん、よく分からん!

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元々は大きな施設でシュートにより高台の下へ鉱石を落とし
その先はトロッコにより先ほどの清水谷製錬所へと鉱石を運んでいたという。

残っている石垣と案内版の写真を見比べると、何となく分かる感じ

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気を取り直して選鉱場跡、製錬所跡を離脱して当初の「龍源寺間歩」を目指す

この石見銀山では江戸時代から多くの間歩(坑道)が掘られており
観光エリア内には、龍源寺間歩以外にもそこらに穴が空いてるのが分かる

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なかには水が湧き出している間歩もあったり。

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当たり前ですが、ボコボコ空いた穴には全て鉄柵がされています。
そして石見地区の間歩の数は500以上だという。最盛期の繁栄っぷりが垣間見えますね。

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で、到着したのが観光客向けに開放している大規模間歩の「龍源寺間歩」
ちなみに料金は大人410円。有料でございます。

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間歩の入口に立つだけでヒューっと冷気が吹き出す。
涼しい!めっちゃ涼しい!と盛り上がる。ここまで歩いて暑かったもんでね

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中はひんやり、天然の冷蔵庫や!むしろ汗冷えで風邪ひきそう

中腰になりようやく通れるくらいの低い天井
イメージ的には鍾乳洞などの洞窟なのですが、違うのはこれは全て人力で掘られた洞窟という点

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メインの通路の他にも、左右に分岐する小さい穴ぼこがいくつも。
あんな小さな穴、当時大した道具も技術もない時代にどうやって掘ったんだろう?

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穴ぼこをいくつも横目に見ながらメインの道を進むだけで龍源寺間歩は終了する
単なる洞窟を思えば大した事ないですが、これが作られた時期を考えると凄いものです。

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龍源寺間歩を抜けた先に民間の売店があったのですが・・・
(龍源寺間歩は一方通行なので入口と出口が異なる)

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ここは島根県です!

鷹の爪団的な自虐ネタなんでしょうかね?

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景観に関する規制のためか、カモフラージュされている自動販売機

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古い町並みも世界遺産の登録対象となっているため、町並みの保存が行われていました

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製錬所に間歩に、石見銀山の遺構をいくつか見て回りました
他にも色々と見どころはあるようですが、暑くて歩き疲れたのでバスにて駐車場まで撤収。

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駐車場に到着した時はまだ始まってなかった世界遺産センターを見学して行きましょう

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ここはいわゆる資料館。石見銀山に関するイロハが展示されています。
行く前、または行った後に訪れると石見銀山の事がよく分かります

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清水谷製錬所跡、手入れされてるとこんなに綺麗。
殆どベツモノじゃないですか・・・。ちょっと残念。

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石見銀山にちなんでセンター内に転じされていた30kgの銀塊

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金や白銀と比べられると価値的に見劣りしますが、訪問時の価値で231万円あるという。
持ち上げると当然ですが重たい。これが231万円の重みか・・・。

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先ほど見学した龍源寺間歩の坑道全体像が立体模型になって展示されていました。
現在一般に公開されているのは光っている一部のみ。その地下には数倍もの坑道が続く・・・

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そんなこんなで世界遺産「石見銀山」でした。
地理的な都合でなかなか足を運べない場所でしたが、この機会に行けて良かったです

間歩や製錬所跡だけ見ると「これの何処が世界遺産なんだ?」と思ってしまいがちなので
ちゃんと予習してから足を運ばないと勿体ないですね。そういう意味で世界遺産センターは有用でした

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広島へ向かう途中に立ち寄ったスーパーでも「吉田くん」のポスターが
「レジ袋不要」の案内にも起用されるとは、スーパー大使さすがやで

広島での話題に続きます

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