昭和を感じる木造校舎。サカイ引越センターのCMロケも行われた旧木沢小学校へ
□この記事は『満点の星空を楽しめるハイランドしらびそに宿泊しました』の続きの記事です
南信濃村木沢に存在した小学校が平成11年に廃校となりました
その小さな木造校舎は取り壊されることなく、平成15年に「木沢活性化プロジェクト」として第二の人生を迎えました
プロジェクトにより校舎は保存され、また一般への開放も行われて多くの観光客が足を運ぶようになりました。
そんな旧木沢小学校。2011年に「サカイ引越センター」のCMロケも行われた場所という事もあり
下栗の里、そしてハイランドしらびそ宿泊とセットで足を運んでみました。
しらびそ高原を下り、国道152号線を南へと進みます
下栗の里、しらびそ高原以外の観光スポットが無いか探したところ、目に留まったのが「旧木沢小学校」でした
位置関係的には下栗の里より南ですが、それほど離れていないので立ち寄るにはちょうど良いです。
道路沿いに小さいながらも案内版が出ており、国道152号線から脇道に入ったところに小学校はあり。
木造で古そうな校舎。これで間違いなさそうですね。運動場の隅に車を停車して行ってみましょう
下駄箱のある入口から校舎へ。基本的に自由見学らしく、案内の人とかは見当たらず
冒頭にも書きましたが、こちらが「サカイ引っ越しセンター」のCM撮影に使われた教室
黒板も机も椅子も、撮影が行われた状態のまま保存されているみたいです。
並んだ机と使い古されたランドセル。ランドセルは寄贈されたのかな?
ロケの模様が写真で展示されていました
見学は無料ですが、支援金という形式で資金を集めているみたいです
木造校舎の自由見学となると、貴重な体験だし。私も僅かながら支援金を出させていただきました。
DVDに焼いたCMが無料配布されてました
ちなみにCMは公式サイト上でも視聴出来るみたいです
<関連リンク>
□サカイ引越センターCM紹介 2011年「感動がエンジン篇」
ふらりと入ってみましたこちらの部屋。雰囲気からして職員室のようですね
机にはそれぞれ使っていた先生方の写真、または猫など代理の写真が並んでいました
廃校したとは思えないほど室内に物品が揃っているのが驚き。まるで時が止まったようだ・・・
職員室の隣の、応接室なのか保健室なのか校長室なのかよく分からない部屋
校舎もそれほど大きくないので、たぶん全部兼用・・・なのかな?
「校長先生のマント」という説明付きで壁に展示されてたマント。校長先生がマント?
こちらは図書館。
やけに蔵書が多かったり新しかったりするのは、廃校後に多くの本が寄贈されたためらしい
蔵書は子供向けの本もありましたが、小学校の図書館には似合わない「大人向けの本」が結構目立つ。
色々な本が並ぶなか、ひととおり本棚を見ていたら・・・
何やら濃ゆい本があったり・・・
でんきの科学館「スーパーおうむ君」だー!
いや、これ図書館に置くような本じゃないでしょ!解説書って書いてあるし!
内容を見てみたら「でんきの科学館」の案内図だったり
これどちらかというと内部資料なのでは・・・・?
※スーパーおうむ君:名古屋市中区伏見にある中部電力「でんきの科学館」のキャラクター
図書館を後にして次の部屋へ
校舎とは少し離れた場所にあった広い部屋。楽器も多く残されているこちらは音楽室ですね
校舎の2階へと移動。こちらは引っ越しCMより多く机とイスが並んだ教室
小学生向けの小さなイス。改めて座ってみると小さいなぁ・・・
何でこんな所に反原発的なものが。
こちらの教室は何やら展示がされてますね
「詩(ことば)あそび」 なんて書いてありますね。どれどれ・・・
・・・・これはポエムか何かでしょうかね?
こちらの教室は森林鉄道の資料館となっていました
様々な物品の保存、それに解説資料。写真のパネル展示など見どころはたっぷり
森林鉄道、昭和43年にその役目を終えて廃線となりました。
昔からあったものが無くなってしまう。この小学校も同じく、時代の流れというのが寂しいものですね。
そんなこんなで旧木沢小学校でした。
昭和を感じる木造校舎、それに収蔵の展示物やら物品の数々。
時間が止まった小学校で、あっという間に時間が過ぎました・・・。
<関連リンク>
□遠山郷観光案内 – 旧木沢小学校
□旧木沢小学校 なつかしい木造校舎資料館 | 信州遠山郷
<次回に続きます>
□県境越えての綱引き大会。「峠の国盗り綱引き合戦」の兵越峠を越えて海へ