うどん県へのお安いフェリーの旅。神戸三宮発うどん県行きジャンボフェリー乗船記
フェリーといえば、やっぱりこれ。カーペット敷きの客室ですよね!
本州から四国へ渡る交通手段は様々ありますが、個人的に好きなのはフェリーです。
過去に何度か本州と四国を結ぶフェリーに乗船した事がありますが「ジャンボフェリー」にはまだ乗船した事がありません。
神戸三宮から香川県の高松を結ぶこのフェリーですが、運賃はなんと1,800円という驚きの安さ!
他の交通機関に比べたら時間が掛かりますが、今回は時間に余裕があるので利用してみました。
そんな乗船レポート的なお話です。
2012年6月8日(金)。おはようございます。朝から三宮行きの高速バスに乗車中・・・
今回は神戸三宮から「うどん県」こと四国は香川県の高松へと渡るためのフェリーに乗船する予定です
乗船するフェリーは神戸港14:00発。急がない行程だったので、運賃の安い高速バスを選択しました。
しかし東名阪自動車道が集中工事のために大幅な遅延・・・
平日だし30分くらいの遅れるくらい大丈夫と見込んでいましたが、結果的に60分ほどの遅れになりました
集中工事の時は大幅に遅れる事を覚悟しておく必要がありそうですね
そんなこんなで三宮到着。三宮駅前の写真を撮影し損ねたので、三宮のセンター街の写真など
バス到着からフェリー出航まで時間に余裕があったので、センター街のお店をぷらっと見て時間を潰したり
そういえば到着したバスターミナルの近くでジャンボフェリーの回数券を購入
ジャンボフェリーは通常1,800円の運賃ですが、こちらの金券屋で1,475円でした。安っ!
さて、フェリーターミナルなのですが、当然「フェリー」なのですからそれは海に隣接する場所にありますよね
フェリーへと接続するバスが駅前から出ているのですが、有料(\200)だし歩いても20分くらいなので歩きました
見えてきましたジャンボフェリー。こんびら2という名前みたいです
フェリーがデカくて全景が見えませんが、まるでそこにある建物かと思うくらいでっかいフェリー!
旅客ターミナルには「うどん県」のポスターが貼ってありました
ここは高松へのフェリーターミナル。場所は離れていても、ここが高松への入口でもありますからね
旅客ターミナルからジャンボフェリー船内へと進みます
何だかキラキラと眩しい感じのする、こちらがエントランスです
エントランスは何だか豪華っぽくしてあるのは、どこのフェリーも共通なんでしょうか
階段を上がって一般旅客用の船室へ。このジャンボフェリーには船室の等級など無く、いわゆる「自由席」です
こちらはボックス席とクライニングする座席のある客室
個人的にフェリーと言ったらコレですね。カーペット敷きの客室
今日は平日だし昼行便だし、ひとりで広々と使えそうですね。
スロットなどのゲームコーナー。子供向けというよりは大人向け?
フェリーの後方にあるデッキ。今日はあいにくの雨模様で景色は楽しめなさそうなのが残念
デッキからフェリー後方を見てみると、甲板に並ぶコンテナが目立ちますね
ちなみに先頭寄りには客室からの窓はあるものの、デッキは無いみたいです。
先頭からの景色が見たかったのですが、そういう構造なら残念。
客室ではないフロア部分。ロビーみたいな雰囲気?
このジャンボフェリーですが、船内各所にコンセントが配置されていました
争奪戦をしなくとも数はいっぱいあるみたいなので、モバイル機器を持っている身としては助かりますね。
カーペット敷き船室の一部に自分の場所を確保。
窓から外を確認したら、いつの間にかジャンボフェリーは出航していました
深夜帯でかつ、混雑している時の案内でしょうか
限られたスペースを皆で有効に使うために、図のように並んで利用せよ、との事
あまり利用客が多いと窮屈そうですね・・・。
なんか流れ始めたぞ!
ジャンボフェリーのテーマソングのようで、船内放送の前にフルコーラスで流れました
一度聴いたら頭の中から離れない。すごい中毒性だ!
□関連リンク:二人を結ぶジャンボフェリー (YouTube)
どれ、船内放送で案内もあったし、売店の様子でも見に行きましょうか 売店ではお菓子や四国と関西のお土産品。雑誌や軽食などを取り扱っているようです
あれ、初音ミクのせんべいが売ってるし。こんな所で見るとは
瀬戸内海のフェリーの楽しみといえばこれ。本州四国連絡橋ですね
ジャンボフェリーで下を抜けられるのは、(今のところ)世界最長の吊り橋である「明石海峡大橋」
鉄路なら三宮から明石まであっという間ですが、フェリーでは出航後約1時間。実にゆっくりペース
あいにくの空模様ですが、折角のイベントだし、小雨のなかデッキへと出てローアングルからの橋を堪能する
そして橋の下を抜けるジャンボフェリー
大型の船舶が往来する航路のため、海面から橋まではかなり高い位置にあります(航路高:海面上約65m)
いつ見てもでっかいなぁ、明石海峡大橋
今度は天気の良い日にこの下を通り抜けたいですね。
そろそろ売店でうどんでも食べましょうか。うどんはおやつ!
きつねうどんを注文。窓から海を見ながらのうどんは最高ですね!
(今日は天気悪いですが・・・)
自販機が家具状態・・・。揺れますもんね
<しばらく船室でゴロゴロ過ごす>
フェリーは香川県の小豆島に寄港すると船内放送があったので、デッキへと出てみました
写真では分かりづらいですが、この時には凄まじい雨が降ってました・・・。
ぴったりと接岸するために真横へとずりずり移動するジャンボフェリー。そのジャンボな船体に似合わず器用である
地上ではフェリーを陸へ固定するために、大雨のなかずぶ濡れで働く作業員のかた
これだけ大きなフェリー。運航するのに大勢の人が携わっているのが垣間見えますね
小豆島で下船する人たちがちらほら。
ここに住んでいるのか、はたまた観光目的なのか。小豆島か・・・私も一度行ってみたいですね
小豆島組が下船したところで更に空間の出来た客室
小豆島を出港したら、もう四国は近い!
いや、小豆島も香川県だから四国というツッコミは無しで。
進行方向左手に見えるのは、観光地でもある屋島。
過去に訪れた事のある場所ですが、こうやってフェリーの船上から見るとまた違った感じですね
□過去記事リンク:鉄人、絶景。うどん!と秘境?の四国ドライブツアー(その2:高松編)
三宮からおよそ4時間半という長い運行時間で、ようやく高松港へと到着しました!
「♪風か恋を運ぶー」と、テーマソングをフルコーラスで聴いた後に下船へ
グッバイ、ジャンボフェリー。また乗りに来るよ!
やって来たようどん県!
高松港から市街地へはちょっと離れているため、送迎バスに乗車
こちらは三宮とは違って無料で運行されているみたいです。
そしてJR高松駅前に到着しました。
この時点で時刻は19時を過ぎており、今日は名古屋から移動だけで日が暮れてしまった・・・。
いや、高速バスものんびりジャンボフェリーも「非日常」で、とても楽しかったです。
駅から宿泊するホテルへ送迎してもらう。チェックインして部屋に荷物を置いておこう
うどん県へ来たのなら、うどんを食べるしかないじゃない!
しかし、観光ガイド誌に登場する香川のうどん屋というのは郊外エリアが多く
高松駅エリアのうどん屋は比較的少ないのです。そんななか、21時まで営業している「うどん棒」というお店へ
注文したのは「たこ天うどん」
冷たいうどんを揚げたてのたこ天を一緒にいただく。うどん県のうどんは美味い!
うどんを食べた後は、運動がてら商店街をぶらり。
かつてアイマスが設置されていた「アミパラライオン店」の跡地へと訪れてみましたが、空き物件のままでした
以前訪れた事のある「思い出の地」を巡ったところで、商店街も殆どが閉まってしまったのでホテルへと戻りましょう
明日は愛媛県の新居浜へと向かいますよ
<次回に続きます>
□にいはまに羊蹄丸がやってきた!青函連絡船「羊蹄丸」の最後の姿を訪ねて愛媛県新居浜市へ