トヨタ産業技術記念館、トランペット演奏のパートナーロボットのさよならコンサートへ行ってきました
トヨタ自動車のパートナーロボットをご存じでしょうか?
2005年に開催された「愛・地球博」こと愛知万博のトヨタグループ館にて、音楽ショーを行ったのが一番有名ですね
その時のパートナーロボットですが、万博閉幕後はトヨタ自動車関連の各施設にて演奏を行っており
トヨタテクノミュージアム「産業技術記念館」に居るロボットも、そのうちの一体だったのですが
老朽化に伴い、2012年6月10日の演奏をもって、引退する事となりました・・・。
最後の演奏は通常の演奏よりも長く、そしてセレモニーも行うとの事なので足を運んでみました。
はい、前置きが長くなりましたが名鉄名古屋本線の栄生駅へ
トヨタテクノミュージアム「産業技術記念館」は、ここ栄生駅の近くにあります。駅にも案内が出てます
ちょっと歩けば赤レンガが特徴の建物に到着します。
ここはかつて豊田紡績本社工場があった場所。トヨタグループの発祥の地とも言われているそうです
入口に今日のさよならコンサートの案内が出ていました
入館料は大人500円だったよなぁ・・・と財布を用意したら、なんと今日は入館無料でした
受付の方にパートナーロボットの演奏をどこでやるのか聞いて、そこへ移動する
うわぁ、なんかすごい人が集まってる!
パートナーロボットの人気なのか、この週末に行われるイベントの効果かは不明ですが
会場は大勢の人で埋め尽くされていました。
前の方の人が座ったので、なんとか姿が見えました
あれが今回引退するトヨタ・パートナーロボット。本物のトランペットを演奏するというのがこいつのウリ
時間になり司会進行役の方が現れ、さよならコンサートがスタート
このパートナーロボット「ハリー」が演奏出来る楽曲数は全部で14曲だそうです
楽曲はディズニーアニメなど子供向けの楽曲から、大人向けの楽曲など演奏出来るそうで
さよならコンサートの模様。ファミリー層が多かったです
何曲かハリーの演奏を行った所で、ここ産業技術記念館でハリーの担当をしていたスタッフが登場
いくつかのエピソード、そしてお別れに関してのコメントなどありました。
ホンダのASIMOに間違えられたことがあるなんて笑い話も
確かに自動車メーカーのロボットだと、あっちの方が有名ですもんね
続いてトロンボーン奏者の西山友望さん(左)と棚橋亮太朗さん(右)との共演
人間とロボットが共演を行うミニコンサート。これはかなり貴重ですね
そして最後の1曲はハリーひとりで演奏
これを終えると、ここでの演奏はもうおしまい。いよいよお別れの時間が近づいてきます
全8曲の演奏を終えて、先ほどのハリー担当のスタッフより花の贈呈がありました
さすがに受け取る事は出来ないので、首にかけて貰うだけですが。
そしてお客さんに向けて、最後に手を振るハリー。お疲れ様でした、ハリー!
拍手で見送られるなか、ハリーの展示スペースのシャッターが閉められる
退場する訳では無くシャッターを閉じてお別れとか、なんかシュールだ・・・
そんなこんなのさよならコンサートでした。
産業技術記念館の「ハリー」が引退し、残るパートナーロボットはトヨタ会館にある1体のみ
万博から7年が経過し仲間は引退する一方ですが、トヨタのロボット産業、今後何か明るい話題があると良いですね。
<関連リンク>
□トヨタテクノミュージアム 産業技術記念館公式WEBサイト