本州最南端へ行ってみよう!紀伊半島レンタカーでドライブツアー(その2:世界遺産「那智の滝」編)
□このレポートは『紀伊半島レンタカーでドライブツアー(その1:潮岬編)』の続きの記事です
紀伊半島ドライブツアーの2日目は世界遺産(の一部)である那智の滝へと足を運びます
この那智の滝、世界遺産だけではなく一段の滝としては落差日本一という代物
世界遺産でかつ日本一の滝だなんて言われたら、足を運ぶしかないじゃないですか!
紀伊半島のレンタカードライブツアー2日目。今日は那智の滝へと向かいます
2012年4月15日。宿泊している旅館での朝、おはようございます。
わざとカーテンを開けて寝ていたので、朝日が眩しくて目が覚める。そんなシチュエーションが好きです
温泉(大浴場)はまだ誰も居なかったので写真を・・・と思いきや、案の定レンズ曇るなど
朝にも温泉が堪能出来るって良いですね。寝汗を流していざ朝支度へ
そういえばホテルにこんな応募用紙がありました
勝浦温泉に泊まって抽選に当たると、生まぐろをプレゼント。しかも解体ショー付きなんてビッグな!
面白そうなので応募。当たるといいなぁ、家でまぐろ解体
宿を抜け出し、紀伊勝浦駅近くにある勝浦漁港のにぎわい市場へとやって来ました。
いわゆる「朝市」ってやつです
しかし朝市は午前8時から営業開始なので、まだ殆どの店は開店準備中でした・・・
にぎわい市場も目的のひとつなのですが、メインはこっちの勝浦漁港
観光向けにマグロの競りを見学出来るらしく、見たことない分野ですし気になったので早起きしてやって来たワケです
おおおーマグロが並んでる!
見学者用の2階のスペースから漁港の施設内を見下ろす
水揚げされたばかりだろう、ずらーっと並んだマグロ
この写真にうまく収まってませんが、左右にもマグロがずらーっと並んでいました
人と比べるとこんな感じ。まぐろでけぇ・・・
なかなか「競り」が始まらないので営業を始めたにぎわい市場で朝ご飯
注文したのはマグロ丼。酢飯にどかっと乗ったマグロがマジうめぇ!
「競り」はなかなか始まらず、また開始時刻の案内も無かったので一旦宿へ戻りチェックアウト手続き
午前9時くらいに再び勝浦漁港を訪れると、おっと始まっているじゃないですか
カットされたまぐろの尾の断面を見て、まぐろの状態を見極める仲買人
そしてプレートにチョークで何かを書いてます
そしてそれを提出・・・。
あれ?どうやら「競り」ではなく、入札方式みたいですね
入札者が決まると、マグロはすぐに発泡スチロールの容器に梱包され氷が投下
マグロは次々に運び出されて姿を消す。これから小売りや飲食店に運ばれる訳ですね
「競り」は見られなかったものの、まぐろの流通の一部が見られたのでたいへん満足でした。
勝浦漁港を離れ、次に向かうのは同じ那智勝浦市内にある「那智の滝」へと向かいます
この那智の滝は「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に指定されているエリアにある滝
もちろん、エリアに含まれるだけではなく、那智の滝も世界遺産の一部として指定されています
道路の案内にも世界遺産と書かれているし、それに落差日本一の滝と聞いちゃ行くしかないですね!
(※冒頭にも書きましたが一段の滝としては落差日本一)
那智の滝へ向かう道中の道路がひどく損傷しているのが目に入る。やけに傷んでるなぁ
一部がごらんのように道路脇が大きく削れているところも
「あっ!」とすぐに思い出しました。2011年の9月に台風12号の影響で発生した紀伊半島大水害です
この那智勝浦も大きな被害のあった場所で、半年経過した今でもこの状況というのが、被害の大きさを物語っています
那智の滝へと続く山道を登り、滝に近い場所に車を駐車。
この辺りは無料の駐車場が無いため、おみやげ屋などが営業している民間の駐車場を利用しました
(普通車500円前後)
駐車場から歩いて那智の滝(那智大滝)の入口へやってきました。
「パワースポット」と書いてある大壇幕が
パワースポットといえば、以前訪れた分杭峠を思い出し胡散臭さが際立つと思うのは私だけか・・・?
□その時のレポート:ゼロ磁場地帯のパワースポット「分杭峠」へパワーを求めて行ってみました
那智の滝は世界遺産やでー!
世界遺産で圏外なソフトバンクであった・・・。
林の間に整備された石段を下り、滝の方へと向かいます
そこに見えたのはでっかい滝。これが那智の滝だー!
すっごい!でっかい!
しかしこの那智大滝、滝へ近づこうと思ったら多くのロープが張り巡らされていました
「何だろう?」とのぞき込んだら、うわぁ崩落してるじゃん!
分かりづらかったので矢印を入れるとこんな感じに崩落していました
どうやらこれも紀伊半島大水害の影響のようです
滝壺側にも大量の岩や流木が溜まっており、撤去作業もまだ終わっていない模様・・・
滝をもっと近くで見られる場所があるようですが、そちらには参入料(200円)が必要との事。
折角だし入ってみましょう。なにやら「延命長寿の水」ってのをいただけるらしいし
延命長寿の水、素手でゴクゴクといただけるけどみっともないのでこの器で飲みましょう(持ち帰り可。100円)
これで長寿間違いなし・・・か?
緑色の"こけ"で覆われる石段を進む。いかにも熊野古道って感じで良いですね
滝まではもうちょっと!
那智の滝はでっかいぞー!
どうやら今日は水量がそんなに多くないらしく、水量が多いときはもっと迫力があるとか何とか
それでも下から見上げる那智の滝の迫力に圧巻です。
ちょっと引いて滝と人と比べるとこんな感じに
しかし周囲を見てみると先ほどと同様に水害の爪痕が・・・
滝の近くまで通ってきた道も、少し外れればご覧のように崩落していました
はやく元通りになり、この那智の滝がこれまで以上に賑わうといいですね
一通り日本一の滝を堪能したところで、那智の滝を後にします・・・
さてさて、この那智山の観光スポットは那智の滝だけではなく、山の上の方にも那智大社ってのがあるようです
こちらも那智の滝同様に世界遺産に含まれる部分。折角来たんだし足を運ぶしかないっしょ!
とは言ったものの、車は那智の滝の所に置いておいたのでながーい階段での移動
車を動かすとまた料金が・・・って判断でしたが、階段は階段でキツかった(運動不足です)
まだまだ登ります
ようやく鳥居に辿り着きました。あー疲れた(しつこいようですが運動不足です)
そして到着。こちらが世界遺産の一部として登録されている「那智大社」でございます
那智の滝同様に高い所にある神社ですけど、那智大社からの眺望はいまいち・・・
そして那智大社のすぐお隣には青岸渡寺があります
神社の隣に寺。何だろうこの立地条件・・・
でも青岸渡寺からはこんな姿の那智の滝が見えます
おぉ、こんなアングルから滝が見えるとは思わなかった。これは良い収穫だ
さっきとは別ルートにて駐車場へと戻ります
那智は「那智黒飴」が有名らしく、おみやげ屋では黒飴にちなんだ多くの商品が並んでいました
その中で気になった「黒飴ソフト」を注文。黒飴というか黒糖というか、確かに黒飴っぽい味のする珍しいソフトでした
さて、名古屋は遠いしぼちぼち帰るとしましょう。