オリンピックのあのステージへ。長野オリンピックの競技場「白馬ジャンプ競技場」へ行ってきた
□このレポートは『長野灯明まつりの善光寺ライトアップを見に行きました』の翌日の記事です
長野といえば、冬期オリンピックが1998年に長野県で開催された事は当然ご存じの事でしょう。
県内各所ではオリンピック競技場が建設され、また長野新幹線を始めとする交通機関の整備が行われました
スキー場で有名な白馬村にある、この「白馬ジャンプ競技場」もオリンピック用に建設された施設のひとつ
この競技場は今でもジャンプ競技に使われており、年間を通して大会の無い日は一般に公開をしています
昔テレビで見たオリンピックの競技場。日本人選手が金メダルを獲得したあの競技場
そんな競技場を見てみたく、今回の長野旅行の行程に組み込んでみました。・・・と長い前置きでレポートです
2012年02月12日(日)。おはようございます
今日が名古屋に帰る日あので、滞在先のホテルから荷物をまとめて出発です。今の気温はマイナス1℃
長野駅から白馬駅までは、鉄道路線だと松本まで行って大糸線に乗換え・・・、になってしまうので今回はバス路線で
駅西口にあったアルピコ交通の窓口で白馬方面のバス乗車券を購入。そしてバスの発着する駅東口へ
こちらが白馬まで直行するアルピコ交通の特急バス。
運転士にお金を支払えば良いので窓口でチケットを購入する必要も無かったりしますが
バス車内はモケットの「くたびれ感」を除けば普通ですね
長野駅で多くの乗客(主にスキー客)を乗せて、バスは白馬を目指して出発します
長野から白馬までは、オリンピック開催に合わせて大きく改良された道路をひた走ります
整備の効果で白馬までの所用時間は約1時間。「オリンピック道路」とも呼ばれているそうです
道路の一部は「白馬長野有料道路」なる有料道路扱いとなっていました
地図で見る限り道路は短いので、このトンネルの通行料って感じですね。
ウトウトしながらバスに揺られること約1時間。
白馬のスキー場の玄関口ともなる「白馬八方」のバスターミナルへと到着しました
白馬ジャンプ競技場へはバスターミナルから徒歩10分
iPhoneで地図を確認しながらたどり着いた先は・・・ゲレンデじゃないか!
雪で完全に埋っているようだが、このゲレンデの一部が公道らしい。ちっとも区別が付かん
スキー場でスキーウェアじゃない格好だと目立つんだよなぁ・・・
ゲレンデを通り抜けジャンプ競技場へ続く一本道を進む
こう見えても除雪が行われている歩道をざくざくと雪を踏みながら歩きます
おーっと、見えてきました。これが今回のお目当てである白馬ジャンプ競技場だ
でも、ジャンプ競技場へすぐには行かずに、すぐ近くの「オリンピック記念館」へと足を運びます
こちらは白馬村の観光局(写真左)とオリンピック記念館(写真右)となります。
長野オリンピックに関するアイテムを展示する資料館って所ですね。ちなみに有料なので入館料を支払いましょう
オリンピック記念館と白馬ジャンプ競技場のリフト券(見学料みたいなもの)のセットで500円を支払います
さすがにポスターがボロボロや・・・
で、まずはジャンプ競技場ではなく、オリンピック記念館へ。
なんか見たことあるようなウェアが展示されてる!
ジャンプ競技で日本選手団が着用していたのと同じやつか
長野オリンピックで使われたメダルも展示されてました
厳重な防犯設備も無かったので、これはレプリカかな・・・?
懐かしい、スノーレッツだ!
大会役員用のユニフォームなんてあったんですね。
こちらは公式スポンサーによる関連商品など
オリンピックのチケット
その他色々な資料やアイテムが展示されていたオリンピック記念館。
自分はニュース番組でオリンピックの様子を見ていただけですが、当時の世間の盛り上がりを思い出せました
さて、気持ちを高めたところで、いよいよジャンプ競技場へ
どデカいジャンプ競技場、いったいどこから入るんだ?と思いきや
こんな所に入場ゲートがありました
ゲートを抜けると、ノーマルヒルとラージヒルに挟まれたスペースに抜けてきます
ここにリフトがあったのかー。
先ほどのオリンピック記念館とセットで購入したリフト券を渡してリフトに乗ります
ぐんぐん競技場の斜面を進むリフト。見学出来る場所までリフトで行くとは思わなかった
中央のタワー(スタートタワー)が見えてきました
上部に見えるロゴはオリンピックの五輪。ここがかつてオリンピックの施設だった事を象徴してますね
リフトを降りたらスタートタワー内へ
タワー内には特に何も無く、質素というか何というか。そこからエレベーターでジャンプ台のスタート地点へ向かいます
スタートタワーは4階建ての高さ59.1m(公式サイトより)
ラージヒルこと、大きい方のジャンプ台は4階から外に出て、柵で囲まれた通路を進みます
今日は練習の無い日なので、選手用のジャンプスタート地点は閉鎖中
どのみちスタート地点は一般客は入れない場所なので、更に階段を上がって見学者用の場所に向かいます
階段を上がったその先は・・・
すっごい高いよ!
白馬の雪景色が一望出来る。ジャンプ台の見学だけではなく、展望台として十分に楽しめるじゃないか
白馬八方のバスターミナルやスキー客向けのホテルが密集する地帯
建物があんなに小さく見えるぞー!
っと、これだけ高いジャンプ台ですが、左を向くとすぐにスキーのゲレンデが
ジャンプ台はかなり高い場所に作られていますが、スキー場はそれ以上に高い場所にあるんですね。
選手のスタート地点は雪に埋もれてしまっていますが、あの鉄柵がある辺りです
高さ約140メートルの地点からジャンプする選手。ビルで例えると35階の高さに相当するとか・・・凄いですね
スタートタワーにはこのジャンプ競技場での日本選手団の写真が多数展示されていました
特に男子ラージヒル団体での金メダル決定の瞬間は、大きく報道されましたね。
ちなみに、こちらはノーマルヒル。ラージヒルと高さが違うだけで構造的には大体同じ
ラージヒルを先に見てしまったので、迫力としてはラージヒルより劣ってしまいますがこちらもすっごい高いよ!
ノーマルヒルからスタートタワーを見るとこんな感じ
さてさて、帰りに乗る列車の時間もあるので、名残惜しいけどジャンプ競技場を後にしましょう
45,000人収容可能な観客席はリフトの途中で見ることができます
オリンピックの時には、ここが人で埋め尽くされていたんですね
でっかいスコアボード。これもオリンピックの時に使われたものかな?
リフトを降りて正面からジャンプ競技場を眺める。改めておっきいぞー!
さっきまで居たラージヒルのスタート地点。望遠してみるとこんな感じ
さて、再びこの雪道を歩いて白馬駅方面を目指しましょう
路線バスの本数が少なくて時間が合わず、駅まで歩くしかないんです・・・
ここは車で来るべき場所だったのかな。雪道はデコボコしてて歩くのが疲れます
そんなこんなで白馬ジャンプ競技場でした。
少し遠い場所ですが、スケジュールに組み込んで見に行った甲斐はあったなぁと思います。
夏場でもこのジャンプ競技場は見学者用に開放しているので
また違った景色が楽しめるだろうから、機会があれば足を運びたいですね。
<関連リンク>
□八方尾根観光協会:白馬ジャンプ競技場