秋の九州、ぶらり半周ひとり旅。その5:知覧特攻平和会館と夜のカゴシマシティビュー編
□このレポートは『その4:指宿砂むし温泉とJR最南端の西大山駅編』の続きです。
観光列車に指宿の砂むし温泉。それにJR最南端の西大山駅を詰め込んだ九州滞在2日目
それでも折角の九州旅行。時間の許す限り予定を詰め込みました!
まぁ、フタを開ければ移動ばかりに時間を取られているような気がしますが・・・
それも仕方がないっちゃ仕方がありません。それでは鹿児島編の続きをどうぞ
西大山駅から指宿駅へ戻って、駅前のバス停と睨めっこ
ここへ来るために使った「指宿レール&バスきっぷ」は片道をバスルートで移動しなければなりません
同額で往復JR利用ってのもありますが、バスルートを選択したのはもちろんバスでしか行けない場所に寄りたいから
事前に調べていたとおりの時間通りやってきた、喜入経由知覧行きの鹿児島交通バスに乗ります
目的地はこのバスの終点である知覧。今回の鹿児島訪問で、指宿に次いで行っておきたかったスポットです。
路線バスなので、ちょっと移動に時間が掛かりますが・・・。他に交通機関が無いので仕方がありませんね
その肝心なバスも、運行本数が少なくスケジュール調整が大変でした。
最初は海岸沿いの国道を走ってたのですが、いつの間にか山の合間を抜けるような道を走る
知覧の位置を確認すると、指宿から鹿児島中央へ帰る道とは大きく西へ離れているのが理由か
路線バスに約1時間揺られて目的地に到着
「指宿レール&バスきっぷ」で乗れるバスは、知覧の一部エリアで途中下車ができます
さすがに路線バスの座席で1時間は辛かった[;´Д`]
そんなこんなで辿り着いた先はここ。知覧でピンと来た方も多いかと思います
知覧特攻平和会館。ここが行っておきたかった場所
太平洋戦争末期、日本軍が行った特別攻撃。それが特攻
生還する事の無いこの作戦に、多くの隊員がここ知覧の基地から出撃しました。
知覧特攻平和会館は、かつて知覧基地だった場所に建てられた資料館であり
旧陸軍の特攻隊員の遺品など、数多くの資料が保管されているそうです。
入館料は大人500円、開館時間は17時まで。16時に到着したので閉館まで1時間しかありません
ここは長めに時間を予定したかったのですが、予定をひとつ多く詰め込んじゃいましたね。失敗
館内は撮影禁止のため写真はありませんが、とても1時間では満足に見られない程の資料数。
作戦の前夜に書かれたとされる、特攻隊員の数多くの遺書が印象的でした・・・
屋外にあったのは「三角兵舎」なる建物。特攻隊員はここで作戦の日まで寝泊まりしていたそうだ
ちなみに、これは資料を元に作られたレプリカ。資料館の閉館後だったので、中には入れませんでした
わずか1時間の滞在でしたが、貴重な資料を見ることが出来ました
短いながらも、スケジュールに入れておいて良かったな。と思いました
さて、鹿児島中央まで帰るにも再び鹿児島交通のバスに乗ります
指宿からは1時間でしたが、鹿児島中央までは約1時間20分の路線バス旅である
時刻は19時ちょっと過ぎ。鹿児島市内の渋滞にハマり10分くらい遅延しての到着
うお・・・尻が痛い。足が痛い。
鹿児島中央駅に到着したところで、お腹も空いたことだし夕飯にしましょう
鹿児島といえば黒豚が有名ですね。駅近で黒豚のとんかつを提供している「薩摩黒豚亭」へ足を運びました
黒豚ロース定食。みそ汁が赤だしじゃない!
(名古屋じゃないんだから当たり前です)
あまり上手く写真に収められませんでしたが、黒豚のとんかつは美味かったです。
余裕ぶっこいで大きめの頼んじゃったけど、もう一段階小さくても良かったかな?
満腹になった所で宿泊するホテルへ・・・戻る前に、再びバスターミナルへと向かいます
今日の最後の予定がまだ残っています。それは「カゴシマシティビュー夜景コース」なるもの
発車時間となる20時前のバスターミナルには、同じくバスを待つ人がちらほら
普通の鹿児島市営バスとは異なるデザイン、観光専用のバスが到着
これに乗って、向かうは城山から見えるこの街の夜景なのです!
日が沈む前にしか楽しめない事も在れば、日が沈んでから楽しめる事だってあります
夜景専用のバスが観光用に用意されているなら、それを利用するしかないじゃない
シティビューは1乗車180円。夜景コースは12月以外だと1日2便のみ(19:00発、20:00発)
夜景を見るための城山バス停に15分停車するので、その時間内か1便で行って2便で帰ってくるかになります。
歩いて帰るにはちょっと遠い距離だし、今回乗車したのは2便なので城山では15分滞在を予定
ちなみに、シティビュー夜景コース専用のフリー乗車券が300円で車内販売されるため往復でも300円で済みます
バスには運転手のほか、観光案内のために女性乗務員が乗り込むので
鹿児島中央駅前のバスターミナルから天文館や港を経由しながら、観光者向けのガイド放送をしてくれます。
バスが一直線に夜景スポットの城山へ向かわなかったのは、途中の観光ガイドをするためだったのか
町の各所にある偉人の像など、走りながら色々見られるのは面白いですね
鹿児島の町を30分弱走って城山バス停に到着
バスはこの停留所で15分停車するので、同じバスへと戻ってくる事になります。
すっかり暗くなった城山公園。
売店も当然ながら閉まっているこんな時間に、僅かな光を頼りに展望台へ向かう
時間はあまり無いので、乗務員を先頭にバスの乗客が急ぎ足でぞろぞろと展望台へと向かう
しばらくして視界が開けた場所へと到着。ここが展望台か
展望台からは鹿児島市内の夜景を一望・・・なのですが、
町の夜景を楽しむには、ちょっと「高さ」が足りなかったような気がします。
でもバスで往復300円だし、函館のそれには敵いませんが美しい鹿児島の夜景でした。
ちょっと視点を変えると、海の向こうに月明かりでぼんやりと見える物体
そう、桜島ですね。城山は夜景よりは桜島を見る方がメジャーかもしれません。
晴れた日の日中なんか凄い綺麗に桜島が一望出来るのですが・・・
今日の日中は曇り空だったし、翌日は朝早くに鹿児島を出発してしまう。
鹿児島へ来ているのに、桜島が見られないってのがちょっと残念ですね。桜島見たかった!
あ、CBCの深夜番組「ノブナガ」のロケ企画「日本お土産駅伝」で入江が投稿した短歌ポストではないか
(分かりにくいローカルネタ)
「ではここで一句」と行きたいトコロですがそう簡単に思い浮かぶ訳でも無く。
もうこんんな時間・・・。そろそろバスへと戻りましょうか
グッバイ城山。いつかまた、桜島を見に来るよ!
同じくカゴシマシティビューに乗って鹿児島中央駅へと帰ります。お疲れ様でした
そして鹿児島中央駅に到着。色々と予定を詰め込んだ九州滞在2日目「鹿児島観光」もこれで終了
翌日は朝早く出発するので、ちゃっちゃと駅前のホテルに帰って寝るとしましょう。