小説「ともだち同盟」舞台探訪、第二章山陽電気鉄道「滝の茶屋駅」
前回の大河原駅探訪に引き続き、夕暮れ前にやってきたのは山陽電鉄の滝の茶屋駅
こちらも同様に、小説「ともだち同盟」の第一章で登場し第二章のタイトルにもなっている駅
時間の都合から第一章の山陽電鉄「月見山駅」か、第二章の同駅かどちらを訪問するのか悩みましたが
滝の茶屋駅の方が詳細に書かれているのと、私が小説を読んで「是非、行ってみたい」と思ったから
それでは、また作中の文章を一部引用しながら探訪を進めましょう
滝の茶屋駅へ訪問する為に、阪神梅田駅から山陽電鉄へ直通するその名も「直通特急」姫路行きに乗ります
普段は直通特急の停車しない滝の茶屋駅ですが、
姫路方面は夕方のみ停車。梅田方面は朝のみ停車という形態で運行されています。これも作中で触れられる部分
この時の舞台は阪神梅田駅ではありませんだ、車両形式が出てきたので参考程度に紹介
直通特急が山陽5000系という車両で車内は写真のとおりクロスシート。隣のホームに居たオレンジ色のが阪神8000系
弥刀が車両形式で呼ぶとは。これも千里の影響なのでしょうか?
という訳で、直通特急で滝の茶屋駅に到着しました
作中では「狭っ苦しい駅」と表現されていたので、実際どんな駅かなと想像を膨らませていましたが。なるほど
ホームの向こう側に見えるのは海。安全柵で仕切られているだけで確かに壁はありません。
海側(姫路方面)のホームの端へ行ってみると「駅がへばりついている」という状況が確認出来ます
柵の向こう側の崖の下にはJRが走ってます。ちょっと危なっかしいぞ?
駅名標
ホーム先端から駅舎の方を見る
明石海峡大橋はすぐそこ。ホームからその姿を確認出来ます
特急が停車する時間帯でないので、滝の茶屋駅を通過する阪神梅田行きの列車を見送る
梅田方面の時刻表を見ると、確かに朝だけ特急が停車します
それ以降は各駅停車が毎時4本停車するだけの滝の茶屋駅。ちょっと特殊ですね
海側のホームの先の方は下に空間があります
そんな滝の茶屋駅ですが、訪問時(2010年12月)の時点ではバリアフリー化工事中
エレベーターでも設置するのでしょうか。狭っ苦しい駅が工事でより狭っ苦しく
「ボロい駅でしょう。生まれたときから変わっていません」
確かにその駅は外見だけ見るとみすぼらしい。
外見だけ見るとみすぼらしい滝の茶屋駅はバリアフリー化工事のために幕で覆われていました
残念ながらその外観を確認する事が出来ず・・・
駅の隣には作中とおり本屋と思わしき建物が。
「書店」の二文字は確認出来ませんでしたが、Booksの文字が消されているのは確認出来ました
駅のすぐ正面に中華料理屋を確認。喫茶店はその右隣の建物でしょうか?シャッターが降りていて確認できず
ホームは道路より低い位置にあるのですが、改札が高い位置にあるので作中どおり階段を上がらないとダメです
この階段に対してもバリアフリー化としてエレベーターを設置するのでしょうか・・・?
作中にもありますが、実際の商店街はこのアーチの先にあります
アーチを抜け商店街を進むとスーパー(トーホーストア滝の茶屋店)とパン屋がありました
訪問したのは土曜日の夕方で、この2店舗以外に開いている店はいくつかあり、また人通りも多かったです
ともだち同盟に登場する滝の茶屋駅近辺の模様は以上となります。
付箋紙を貼り付けたハードカバーの小説を片手に、作中に出てくる場所を駅から探す。
アニメと違って、詳細に書かれているし探すのも比較的容易でした。やはり楽しいものですね
□一緒に連れ回された方→たつゆきさん
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