ヤマノススメ探訪、中央アルプス木曽駒ヶ岳でテント泊をしてきました(その2)
□この記事は『中央アルプス木曽駒ヶ岳でテント泊をしてきました(その1)』の続きの記事です
引き続きヤマノススメ探訪による中央アルプス木曽駒ヶ岳のお話。
前回、宝剣岳を登り終えたところで続いては中央アルプス最高峰の木曽駒ヶ岳・・・の前にテントの設営などなど。
曇ってきたけど、夕陽に星空などは果たして見えるのでしょうか?
宝剣岳の後は標高2,925メートルの中岳に登ります。テント場も木曽駒ヶ岳もこの先
登山道も比較的ゆるやかなので、さっきの宝剣岳と比べたら精神的にも体力的にも楽。
中岳の山頂から山小屋とテント場を見渡せる。奥にあるのが木曽駒ヶ岳です(標高2,956m)
木曽駒ヶ岳へ行く前に、まずはテント場でテントの設営。
設営も無料という訳ではなく、管理している山小屋に利用料金を支払います
ちなみに、料金はひとり900円。隣接のトイレと水道の利用料を含んでいるのでそう高くはない
そこそこ広いテント場も、テントが張れそうな場所は限られている
「ヤマノススメ」の作中でも紹介された、風よけの石が詰んであり地面が平坦な「一等地」みたいな所は
お昼の12時過ぎの時点で既に埋っていました。テント場には早く来い、という事ですね。
一等地みたいな所はもう空いてないけども、そこそこ良さそうな場所を見つけて準備
グランドシートを置いて、大体の位置を決める
折り曲げて持ち運んだフレームをまっすぐ伸ばして・・・
テント本体のフレームスリーブに「ぶすっ」と通します
フレームを曲げてフレーム受けに通せば、見たことのあるテントの形になりました。
テント本体の上に、雨風を避けるためのフライシートを上被せます
本来はペグ(金具)を使ってテントを地面に固定するんですが、石の多い地盤でペグが打ち込めなかったので岩で固定
出来上がりました。本日のお宿でございます。
ちなみに、ヤマノススメのアニメ公式サイトからもリンクされてるアライテントでござい。
中から見ると、思いのほか広く感じるのが不思議。
実際にはここへ荷物とシュラフ(寝袋)も放り込むので、もっと散らかった状態になります。
テント設営も終わったのでお昼ごはん。ガスでお湯を沸かしてドライ食品にお湯を注ぐ
災害用長期保存食としてパッケージされてますが、登山の食事にも使える。お湯を入れてふっくら仕上がるよ
テント設営して昼飯食ったら、山頂へ行く気力が無くなってしまった。何という堕落
携帯の電波も届かないし、持ってきたヤマノススメでも読むかー
(ドコモはかろうじて届く)
途中で雨が降り出したのでテント内に入ってゴロゴロしたり。
このまま降り続くのか心配でしたが、割と短時間で上がったので良かった
ちょっと早いけど日が沈んでしまう前に晩飯や!
昼のインスタント食品とは違って、コンロで焼くはんぺん。これが美味い
そして厚切りの焼豚をジューっと
そしてソーセージも焼く。
荷物が増えちゃいますが、こんな食事も楽しいですよね。
だって景色以外は食事くらいしか娯楽が無いもので・・・
晩飯も食べたし、日が暮れる前にちょっと散歩。
山頂アタック(とは言っても20分くらいで行ける)は明日として、どっかで夕陽が見えないかな?
ん、あの雲の向こう側に見える山は?
あれは木曽駒ヶ岳からほど近い御嶽山(標高3,067m)じゃないですか。
そっか、お互い高い山から、こんなにはっきり見えるんだ・・・。
そして御嶽山の影へと沈む夕陽。
雲が多く殆ど夕陽は楽しめなかったけど、その代わり雲海に浮かぶ御嶽山が見られたので良しとしましょう。
そしてテント場は夜を迎える・・・。
こんな曇り空じゃ星空も見れなさそうだし、明日も早いからさっさと寝よう。
標高3,000メートル近い場所。酸素も薄けりゃ不慣れなテントに寝袋
全然寝付けず、ふとテントから出てみりゃ満点の星空。
あれだけ曇ってたけど、運良く星空が見られた。山の楽しみをひとつ味わえて満足な夜でした。