ヤマノススメ探訪、中央アルプス木曽駒ヶ岳でテント泊をしてきました(その1)
信州とっておきの観光地。中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイで行ける千畳敷カールと木曽駒ヶ岳
アニメ第2期の放送も始まった、登山を題材にした漫画「ヤマノススメ」
その単行本5-6巻に登場する木曽駒ヶ岳(標高:2,956m)へと、舞台探訪を兼ねてテント泊をしてきました。
行くぜ恵那山トンネル!
・・・と、中央道を通る記事は毎回同じ書き出しなのが当サイト。実にワンパターンである
木曽駒ヶ岳へのアクセスで使う駒ヶ岳ロープウェイは、中央道の駒ヶ根ICが最寄り。名古屋からも比較的近いです
高速道路を降りたらロープウェイ利用者向けの駐車場へ
夏の観光シーズンでかつ週末であったため、午前8時台なのに臨時駐車場へと誘導されました。
ロープウェイ乗り場まではマイカー規制が行われているため、駐車場から路線バスによるアクセス
バスも含めたロープウェイ運賃は大人往復3,900円と、ちょっとお高め
側面の行き先案内には「女体入口」の文字
「ヤマノススメ」に登場する主人公らは、埼玉県の飯能市に住んでいる設定なので
新宿から駒ヶ根インターまで高速バス、女体入口(駒ヶ根インターのすぐ近く)からこの路線バスに乗ったのだろうか?
(作中ではアクセス方法に関して特に触れられていない)
バスで山道をうねうね移動して、駒ヶ根ロープウェイの「しらび平」駅へ
この時点で既に標高は1,662メートルあるという。うねうね移動で結構稼ぎましたね
ここからロープウェイを使い、一気に標高2,612mの千畳敷駅へと向かうのですが
駒ヶ岳ロープウェイは中型のゴンドラが2機交互に往復するタイプのため、輸送力はあまり大きくない。
秋の紅葉のシーズンは恐ろしいほど混雑するとか何とか・・・。季節モノの観光地を甘く見てはいけない
ゴンドラへの乗車タイミングが悪く、中央付近に押し込まれ窓からの眺望は楽しめず。ぐぬぬ・・・
7分半で一気に標高2,612mの千畳敷駅に到着!
ロープウェイで行ける場所(駅)としては、日本最高所となります。
作中の背景として登場したロープウェイ改札口
気圧も地上とは異なるため、有名なお菓子のパッケージもこんなにパンパンに!
ロープウェイ駅を抜けると、そこに広がるのは信州とっておきの観光地。千畳敷カールだ!
南アルプス側も良い景色・・・なんだけど雲行きが怪しいぞ。
観光客向けの散策路を歩くと、千畳敷カールを正面から見ることが出来る
千畳敷カールを紹介する写真でよく使われるアングルですね。
ちなみに「カール」とは、2万年前氷河期の氷で削り取られた地形だそうです。へぇ
その地形をよーく見てみると、そこには登山道があったりする。
あんなに高い所まで行くのか・・・。登り始める前からぐったり気分だわ
雲の合間から見える夏空と標高3,000メートル近い山々。美しいなぁ
それじゃー登山道を登り始めましょうかね。
「山の天気はなんとやら」と、晴れたり曇ったり嫌な感じ
あんなに高い所にあるように見えましたが、登り始めると意外とあっという間に感じる
それもそのはず、ロープウェイ駅(2,612m)から乗越浄土(2,870m)までの標高差は大したこと無かったりする
1時間も掛からず千畳敷カールを登り終えると、そこに広がるのが乗越浄土。
山小屋があったり、縦走ルートの分岐があったり、とりあえず広い場所。ここで休憩する登山客は多数
木曽駒ヶ岳の山頂は、ここから北に見えている中岳(2,925m)の更に向こう側
そして南側にそびえ立つのが宝剣岳(2,931m)
「ヤマノススメ」作中では、木曽駒ヶ岳へ向かう前に、この宝剣岳へと登っています
なのでもちろん、それに習って宝剣岳へと登りますよ
急斜面を両手両足を使って這い上がるような岩場が続く
作中でも触れていますが、これが結構結構スリリング!
スリリングといえば、頂上手前にあるこの鎖場。作中で"あおい"が躊躇していた所ですね
足元はこんな感じで、落ちたら確実に死ぬ系。玉ヒュンとはまさにこの事である
鎖場で写真を撮る余裕もなく、でも何とか宝剣岳の山頂へ。いい景色やで
本当の山頂(?)はこの岩のてっぺん。
写真のように這い上がろうとする人も居ましたが、よう真似出来ませんわ
宝剣岳の山頂付近から見えるのは、どこまでも続く山々の稜線
この景色、こりゃ縦走する人の気持ちが分かるかも。
さっきの鎖場、登りより下りの方が怖かったり。同じルートでも距離感が掴みづらい・・・
とりあえず無事に宝剣岳へ登頂して乗越浄土まで戻ってきました 。
この先はあの山の向こうのテント場まで行ってテントを張るのですが、続きは次回。