岡本太郎氏制作の日本モンキーパーク「若い太陽の塔」が修復完了。公開日に様子を見に行ってきた
岡本太郎氏といえば、かの有名な日本の芸術家。
大阪万博のシンボルでもある「太陽の塔」を制作した人物である事はご存じですよね?
大阪万博の1年前に、実はここ日本モンキーパーク(当時は日本ラインパーク)に同氏の作品が誕生しました
その名も「若い太陽の塔」。その表情は大阪万博の「太陽の塔」とそっくりで「試作品」とされています
しかし、誕生から数十年が経過したため老朽化のため2003年に公開終了。エリアの立入が禁止されましたが
岡本太郎氏の生誕100年目を記念し、寄付金により若い太陽の塔を修復。8年ぶりの再公開となりました
そんな若い太陽の塔。一般公開日に合わせてモンキーパークへと足を運びました
という訳で、やって来ました愛知県犬山市。日本モンキーパークです
私も子供の頃に何度か訪れたことのある場所。変わらないアトラクションなんかもあって、なんだか懐かしいです
「若い太陽の塔」は遊園地近くの丘の上にあるコレです
ここに塔がある事は知っていましたが、まさかこれが岡本太郎氏のものだとは全く知りませんでした・・・
修復後の一般公開は2011年10月1日の正午より
時間近くに太陽の塔のふもとへ向かうと、もう既に公開が始まっているとスタッフの案内
午前中に関係者のみで行われた行事が予定より早く終わったのかな?
あー、ここにあったケーブルカーが無くなってる!
確か100円で乗れたケーブルカー。路盤は残ってますが設備の跡形もありません・・・
若い太陽の塔までの道のり。軽くハイキング気分な坂道がちょっと辛い(運動不足)
状態から察するに、この道も若い太陽の塔の修復に合わせて整備したみたいですね。
通路上には修復時の様子がパネル展示されていました
数分の坂道を上がり、さっき遠くから見えていた「若い太陽の塔」が目の前に
これが今回修復された「若い太陽の塔」
確かにココにこんな感じの塔がありましたね・・・。それが今は修復されて塗装もしっかり。
そしてこの顔である
ひろびろとした丘の上に "若い太陽"が生れる
日に日に新しく生まれ変る われわれの生命の象徴(シンボル)
金色に輝く顔はおおらかに
バイタリティを放射する 赤 青 緑の粧いは
濃い青春の彩りである
岡本太郎
というテーマだそうです。なるほど(分かってない)
参考までに、手元にあった大阪万博の太陽の塔を置いておきますね。
そんな大阪万博の前年に作られた若い太陽の塔。
修復前と同じく、高台の展望台として機能するみたいです
下から見上げてこの顔である
螺旋階段を登って展望台へ
そこからは絶景・・・とまではいきませんが。濃尾平野を一望できる展望台になっています
名古屋駅周辺のビル群も肉眼で確認出来ます
残念ながら木曽川方面は手前の山が視界を遮ってしまってます。残念
展望台から見上げた若い太陽
そしてこの顔(以下省略
今日から展示開始というスタッフの呼び声と事前の告知もあってか
若い太陽の塔へと足を運ぶ人がぞろぞろと。結構注目されてたんですね
これだけ綺麗に修復されれば、日本モンキーパークのシンボルタワーとしてしばらくは機能しそうですね
このまま数年で忘れ去られるような事が無いように願いたいですが・・・
塔を離れて下へ降りてみると、少しばかりの展示が行われていました
修復前の若い太陽の塔と、当時の新聞記事の切り抜きみたいです
修復前の若い太陽の塔がこちら。これは・・・確かに老朽化で危なっかしい塔だ
そんなこんなで、岡本太郎氏制作の「若い太陽の塔」でした
老朽化といえば、モンキーパークの各所でもそれを感じられましたが
モンキーパークも若い太陽の塔も、今日みたいな賑やかさが続くと良いですね