ムーンライトゆかりん

年末年始に小説「ともだち同盟」の探訪で関西本線「大河原駅」や山陽電鉄「滝の茶屋駅」
そして南海電鉄の「紀伊神谷駅」を訪れましたが、今回は前回行けなかった探訪の続きとなります。

今回は第一章 山陽電気鉄道「月見山駅」に登場する月見山駅と須磨周辺を探訪します
前回同様に小説を片手に登場人物らの足取りを追っていきたいと思います。

まずは第一章のタイトルにもなっている山陽電気鉄道の月見山駅に到着

ホームのすぐ隣に住宅が。どうやら月見山駅は住宅街に位置する駅のようで

月見山駅は須磨離宮公園と須磨海浜水族館の最寄り駅となるため、それにちなんだ案内がホームに見うけられます
ちなみに須磨海浜水族館は月見山駅の南側に位置しますが、JRの須磨海浜公園駅の方が水族館に近いです

駅は2面2線で改札口は上下線別々に用意されているも、
改札内外に踏切が設置されているので、どちらから構内入っても大丈夫な構造になってます

月見山駅(三宮方面)の駅舎外観。割とシンプルな構造

三宮方面の駅舎前から明石方面の駅舎を見た様子

駅前にはバス停もロータリーも広い道路もなく、改札を抜けたらもう狭い生活道路ばかり。という印象でした

とりあえず駅北側の住宅地を抜けて須磨離宮公園の入口近くへ移動

駅と須磨離宮公園との位置関係はこんな感じ

っと作中では登場しているので、弥刀はこの住宅地の何処かに住んでいるみたいですね。

弥刀の家に関しては「離宮公園のすぐ下」以外の記述が無いため、適当な場所と想定して住宅地を進みます

月見駅前に戻ってきました。手前に見えるのは豆腐屋さん

月見山駅の駅前には商店街・・・という表記は見当たりませんでしたが、それらしき商店が建ち並びます
この商店街を水族館方面に抜けます

商店街から水族館まではJRの線路を越えたりと少し距離が離れています
しかし自宅から徒歩15分くらいで水族館へ行ける弥刀の環境がやや羨ましい

水族館の近くには弥刀がチェックしていた「鳥光」がありました
昼食の時間帯をとっくに過ぎていたので、表に定食のメニューなんかは出ておらず焼鳥丼串焼セットは未確認・・・

須磨海浜水族館。今日は時間の都合で立ち寄れず

須磨海浜水族館の裏手は海岸になっており、そちらも作中に登場するので行ってみます

作中と同様に海開きには早すぎる時期だし天気も悪かったため海岸を歩く人は少なかったです

悪天候で写真が非常にアレですが、左手奥には淡路島が。右手には山が見えますね

天候が良ければ海岸からの景色はとても美しそうですが、何度も言うように悪天候ですorz
鉢伏山は須磨浦カーレーターがあったあの山ですね

海岸を西へずっと歩いていると、須磨海浜公園の隣駅にあたる「須磨」駅に到着します
駅の階段を下りたらすぐ砂浜なんだ。海水浴シーズンは混雑しそうな駅ですが、それほど人も居なく

「JRの須磨の横を通って」と作中にありますが、他にJR線を渡る道が見当たらなかったので
このコンコースを通って山陽電鉄の須磨へ行ったのではないかなと。

JRの須磨駅と山陽電鉄の須磨駅は少しだけ離れています

山陽電鉄の須磨駅は他の建物と同じように並んでおり、一見「ここに駅がある」とは思えない
駅前らしい雰囲気もロータリーも無い。駅舎だけがそこにある・・・という感じ

さすがに駅舎へ入るとそこには改札機があり、そこは「駅」なのです

千里が立ち止まったと思われる階段の手前。山陽須磨駅は上下線が別のホームになっています

今後の予定もあり、私は弥刀と同じ神戸方面のホームへと上がります

という訳で、「ともだち同盟」第一章に登場する一場面を実際に歩いて足取りを追ってみました
この場面では月見山から水族館を経由して山陽須磨駅へ行くところで終了となります。

天候が悪く海岸のからの景色が楽しめなかったのが悔やまれますが、今回も小説片手に楽しい舞台探訪でした。

<サイト内関連記事>
□小説「ともだち同盟」舞台探訪、プロローグ関西本線「大河原駅」
□小説「ともだち同盟」舞台探訪、第一章山陽電気鉄道「月見山駅」垂水駅近辺
□小説「ともだち同盟」舞台探訪、第二章山陽電気鉄道「滝の茶屋駅」
□小説「ともだち同盟」舞台探訪、第三章南海電気鉄道「紀伊神谷駅」

<関連リンク>
□ともだち同盟(Amazon)
□著者：森田季節さんのBlog「森田電鉄」