クソ急坂で有名な酷道308号暗峠を、シェアサイクル電動アシスト自転車で登ってやるよ!
この坂はあたまおかしい。
酷道マニア、バイク乗り、自転車乗りには有名であろう、大阪府東大阪市と奈良県生駒市を結ぶ国道の峠。
以前から行ってみたかったのですが、車で行くには面倒だしバイクも無いしと考えていたのですが、
大阪側の比較的峠に近い所からシェアサイクルが利用出来る事が分かったので、それで行ってみました。
進め一億ひのとりだ!!
デビュー当初は時間帯を狙わないと乗れない近鉄特急「ひのとり」ですが、
いつの間にか車両増備されて名阪の速達タイプ(毎時00分発)は全部ひのとりになりました。
直前の予約だったのでプレミアムシートは満席でしたが、レギュラーシートでも十分快適でっせこれ。
車内でひと眠りした所で鶴橋に到着。
こここら近鉄奈良線の電車に乗り換えます。シェアサイクルが利用出来るのは、普通のみ停車駅の河内花園駅前。
近鉄奈良線って初めて乗るな・・・なんて思いつつ、しばらくの乗車で河内花園駅へ。
駅前の商店街のパチンコ屋・・・ではなく、パチンコ屋の跡地が駐輪場かつシェアサイクル置き場になっているらしい。
パチンコの看板とかそのままやん。
バッテリーの残量と、比較的状態の良さそうな自転車をチョイスする必要があります。
この日は100%フル充電されていたのが1台しか無かったので、選択の余地なんて無かった。
ソフトバンクのハローサイクリング、アプリ上ではバッテリー残量満タン表記になっているのに、
いざ実車を確認すると、残量60%の自転車とか普通にあるので控えめに言ってクソ。
河内花園駅のシェアサイクルに十分な残量の自転車が無かったら、その近くのステーションへ探しに行くのもアリ。
それでは道の先に見える生駒山地にある暗峠へ向かうぞー!!
途中を省略して、生駒山地の麓あたりへやって来ました。
国道からはズレてますが、交通量のこと考えて生活道路の方を走る。
近鉄電車の踏切を渡る。
暗峠は近鉄額田駅から徒歩で峠越え出来なくもないので、その場合はこの駅を使う事になるかと。
国道308号、暗峠の案内が見えてきました。
そんなこんなで、暗峠へと続く国道308号に合流。
峠道というか、ここはまだ駅も近いので住宅街って感じですが、一応は国道指定されている道路です。
入口の時点で既にこの斜度。
道路はアスファルトではなく、殆どの区間でこの滑り止め加工のされたコンクリで出来てました。
まぁ、こんな道路でも電チャリなら余裕やろー!
ゼイゼイ・・・。電チャリでもクソキツいやんけ!!
そう、いくら電動アシストしてくれるとはいえ、その性能は普通の生活道路を走るためのもの。
こんな急坂を連続して登るようには出来ていないので、普通にキツいのである!!
ハイキングコースだからなのか、トレッキングスタイルの人が大半を占め
時々ごく少数の体力自慢のサイクリストが走り抜け
そして割と多いのが二輪車。ツーリング目的なのもあれば、地元の生活利用者も居るっぽい。
国道308号は峠越えの難所ですが、ここ以外に生駒山を抜けようとすると、近くは自動車専用道しか無いですからね。
時折坂がゆるい所で休憩しつつ、暗峠を目指して進むぞー!
(※坂がゆるい所じゃないと、止まってから再始動が出来ない)
はぁはぁ・・・・。きっつ!
ここでも十分に坂道がエグいのですが・・・・。
この先のヘアピンカーブが、暗峠で一番有名な急坂のカーブポイント。
だいたい観光目的で来てる人は、ここで停まって記念撮影とかしてます。
自動車でもアウトコースを使えば問題無く進める感じ。
うーん、自転車で来る場所じゃないね!!
でもまぁ、さっきの急カーブが最後の急坂区間なので、後は電動アシストで楽々スイスイ進むことが出来ます。
ゴールの暗峠はもうすぐだ!
峠付近だけまた急に住宅が増えてきたり。こんな所に住んでいるのかな?生活が大変そうだ。
はい、そんな訳で暗峠(県境)に到着。
奈良県生駒市の標識が置いてありますね。あそこが生駒山地の稜線かつ県境みたいです。
バッテリー残量は100%で借りて暗峠で50%。何とか足りたね。
いわゆる「面白県境」のひとつとなりますが、特に県境でラインが引いてあるわけでもなく。
道路標識もそれぞれの方向を向いているので、「県境です!」みたいな写真が撮れないのが残念。
まぁ、ここは普通に生活道路だし観光地化すると往来の邪魔ですもんね。
女子旅なのか、女性3人組のレンタカーが暗峠に突入してきて驚いた。
最近の女子旅は酷道ラリーが流行ってるのか?と思ったけど、たぶんカーナビに騙されて迷いこんだんであろう。
奈良県側から見た暗峠。向こうは大阪の街だ。
観光客を相手にしているのか、峠の茶屋が営業してました。
茶屋の隣、県境ラインに沿って別の道が延びていたので、そっち行ってみます。
大阪府の公園があるらしいので、そこでお昼ご飯にする事に。
途中まではチャリで行けたのですが、途中から乗り入れ禁止なのでチャリはここまで。
大阪府民の森からは、大阪の街並みが一望出来る!
のですが、この日は霞んでいたので眺望はイマイチ・・・。
でもまぁ、何となく分かりますね。あべのハルカスがあったり、大阪市中心地のビル街があったり。
コンビニで買ったサンドウィッチで休憩。景色が良ければメシも美味い。
程よく休憩した所で、そろそろ帰りましょうか。
帰りは下り坂なので、上りほど大変じゃないっしょ。余裕余裕!
キィィィィィィ(鳴り響くブレーキ音)
ああああああああーーーーー!ブレーキ効かない!!止らない!!!
アブねぇ・・・死ぬかと思った。何とか下まで降りてきた。
ブレーキシューから焦げ臭さがする・・・。
シェアサイクルを借りるときは、ブレーキなどの整備状況も見ておかないとな。
そのまま生駒へ抜けたい所でしたが、シェアサイクルを同じ事業者へ返却しないといけない関係で再び花園へ。
自転車で暗峠、面白かったけど次はエンジンが付いた乗り物で来ないとダメっすね・・・。
そんな感じで、電チャリ暗峠チャレンジでした。
最後までバッテリーは持ったし、出来なくはないけどオススメはしない!